『ハズキルーペ』のCMが、スゴイというかクドイというかいろんな意味で目立っている。
舘ひろし、松岡修造、小泉孝太郎、武井咲など超大物がずらりと登場。
おしりでメガネを踏んで「キャッ」とかいう妙なシリーズものだ。
今は小泉孝太郎がディレクター役でショーのリハーサル編という感じのが流れている。
この中に私は些細なミスを発見した。
冒頭からステージで松岡修造が熱く何かを語る。
それに合わせてずらりと並んだ十人の女性がポーズをとる。
二度目に女性が全員うつるとき、左右5人ずつ並んだ女性のうち、
右側の列の奥から二人目の人が、ちょっとポーズを間違える。
あるタイミングで、全員がステージ中央に向かってそちら側の手を高く上げ、
反対側の手を腰に当てる。
そのとき一人だけ、腰に手を当てるのを忘れて、あとからそっと合わせるのだ。
別に後ろの女性たちにそんなに注目していたわけではない。
私は以前、印刷物の検品をしたことがある。
お札の検品でも同じだが、パラパラと高速でめくっていくと、
おかしなところがあった時、残像で発見できる。
つまり、同じものばかり見ていると、ささやかな違いがあっても違和感を感じるのだ。
おそらくこの効果で発見できたのだろう。
さっそくこれをちづるに報告した。
が、なかなかその瞬間を捉えることができない。
というのも、わが家は録画したものを観ることが多いのでCMは飛ばしてしまうのだ。
リアルタイムで観ているときも、CMタイムは気が抜けている。
あっ、と思い出した時はもう遅いのだ。
「このCMで、こっち側の二番目の人が……そら今だ!」
「わからんかった」
「なんでやー、中心から手前に広がっているウチの奥から2番目やぞ」
「えー、右から2番目とちがうの?」
こういうことを繰り返し、二日ほど前にやっとわかってもらえた。
で、反応は、
「ホントや」
だけだ。
まあそうだろう。
ついでだけど、あの『アレクサ』の宣伝。
男が母親の肉じゃがの味が出なくて困っていると、テレビ電話の母が「じゃあ」と指図をする。
「母さん、これって……」
「そう、カレー」
って、カレールゥを用意させた段階でわかるやろ!
カレー以外の何になるというのだ!
と、毎回ちづるに文句を言っている。

↑手を上げている人の揚げ足取りだけどクリックしてね。
スポンサーサイト