今の職場に引っ越して丸4年が経った。
つまり我が社の店舗は4周年を迎えたということだ。
それを記念に店長が夕食会を企画してくれた。
場所は、私の苦手なオシャレなバイキングだ。
私はおっさんなので『バイキング』と言ったが、
最近ではそういうタイプのお店を『ビュッフェ』というらしい。
そう聞いて思い出すのは、新幹線ひかり号の食堂車がそんな名前だったことだ。
もちろんひかり号の方にも行った事はない。
Mえにそのことを教えたら「うらやましいー」と言われた。
なかなか評判の良いお店で、予約が取れないこともあるらしい。
このお店がウチの店のお得意様であるから予約できたのかもしれない。
あとで自慢してやろう。
集合時間が7時だったので、私は一旦帰宅して仮眠を摂った。
おそらく慣れてない環境に置かれて神経をすり減らすことだろう。
しかし緊張して穏やかに眠ることができない。
結局セットしたタイマーより早く起きあがり、着換えて出発時間を待った。
店に着くと、店長の奥さんとSちゃんとお肌ツル子ちゃんが立ち話をしていた。
駐車スペースが見つからずにちょっと遅れた口数多子を待っているらしい。
よかった。
自分一人でこのドアを開けなければならなかったらどうしようかと思っていたのだ。
店長はもう中にいると言うので私たちも店内に入った。
とりあえず飲み物だけ取ってきて乾杯。
私だけビールを頼んでもらった。
いよいよ料理コーナーに乗り込んで狩りの始まりだ。
いろいろ日替わりのイベントもあるらしく、
この日は、タワーから流れるドロドロのチーズを付けて野菜などを食う、をやっていた。
9分割された四角いお皿に好きな料理をとっていく。
最初はお腹が減っているので、肉や揚げ物につい手が出てしまう。
パスタやオムライスも美味しそうだが、ごはんモノはあとにしよう。
何か新しい料理が提供されたのでさっそくそれを取ったらホルモン焼きだった。
9つの枠を無視して、その上にドッサリ野菜を乗せる。
席について食べ始める。
「それなに~?」「そんなのどこにあったのー?」と女子はにぎやかだ。
どこのどんなお店がおいしかった、なんて話で盛り上がっている。
私だけ別料金のビールをガバガバ飲むわけにはいかないのでウーロン茶を持ってきた。
女子は早々に第二弾を取りに行く。
私はホルモンを一生懸命噛む。
Sちゃんはもうスイーツを別皿に盛っている。
もうデザート?と思ったら、無くなる前にキープしているのだそうだ。
9つのくぼみは小さいのだが、けっこうお腹はいっぱいになる。
若いころのことを考えたら、こんなにも食べられなくなったのかと寂しくなる。
私が払うわけではないのだが、これで元が取れているのだろうか。
皆がコーヒーを持ってき始めたので、私も謎のマシンでカフェオレを淹れた。
終わりなのかと思いきや、女子はそこから甘いもののスタートだったようだ。
いくつもの謎の小鉢は各種のプリンだ。
Sちゃんなどは食べている途中なのに何か追加されてないか偵察に行っている。
あれがこういう場での正式なマナーなのか。
元を取るとはそういうことなのか。

↑100円割引券もらったけどクリックしてね。
スポンサーサイト