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月別アーカイブ  [ 2018年07月 ] 

あなたのキムチがよくわかる

スキンヘッド1号は確かにこう言った。

「気持ちいいから帰ろー」

早番のAりは10時半。
遅番のMえは0時半までの担当だ。
この10時半というのが一つのきっかけになる。
つまり、その時間をを過ぎると「Aりが帰ったら帰るのか」とMえが怒るのだ。
下手をすれば最終まで付き合わされる。

1号はそれがわかっているので8時ぐらいから帰るオーラを発し始める。
それは誰にも認められず、グラスが空くたびに誰かがそれをカウンターに上げ、
誰かが新しい水割りを作ってしまう。
それを阻止するため、1号は大きな声で帰る意思を発表するのだ。

なのにMえがこれを聞き間違えた。

「え? キムチが欲しいの?」

周りがこれにノる。

「キムチがいいんやて」

「キムチ出したってー」

それが女将さんに届く。

「え? 1号さん、キムチ注文するの?」

ちなみにメニューにキムチは無い。
出すなら豚キムチ用のキムチだろう。
さらにここでMえが思いつく。

「そうや、キムチチャーハン食べよ!」

彼女らには食事時間があり、勝手に好きな物を食べる。
Aりはごはんとトマトと揚げタコとひじきを食べていた。
とはいえ毎日この店のメニューでは飽きてくるだろう。
メニューにないキムチチャーハンを思いついたMえだが自分では作らない。
女将さんが作ってくれるのだ。

「具はなんにする?」

肉を食べられないMえはたまごとネギとキムチだけと決めた。
女将さんが腕を振るい、Mえは完成したキムチチャーハンを持って私の隣に座る。
厨房は暑いので、カウンターに出て来て食事するのだ。


と、ここまで放置され続けた1号。
キムチチャーハンを味見して、
「こんなのうまくなーい」
と叫んで、逃げるように帰って行った。






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暑い日の寝不足は辛い
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[ 2018/07/18 06:50 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(3)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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