コカブの畝を耕してチンゲンサイと辛みダイコンの種を蒔きビニールのトンネルを掛け、
ダイコンやミズナが植わっていたところを天地返ししたい。
だから午前中実家で親父に「昼から畑か」と訊かれた時に「そうだ」と答えた。
親父は私によくそう訊く。
たいていそういう時は「大きな風呂に行きたい」「メガネを作りに行きたい」
「ケータイを買い換えたい」「太鼓見に行きたい」などと言い出すのだ。
そんなことをしていたら私の一日が終わってしまう。
しかも、自分でタクシーで行けるくせにそう言うのだ。
もし、これを聞いてそこへ連れていったら、私は家来のようにこき使われる。
医者にも「できることはなるべく自分でするように」と言われているし、
どんなところでも平日の昼間に行った方が空いているに決まっている。
母にもそう言われるのだが、絶対に自分では動こうとしないのだ。
この日は母を買い物に連れて行ったあと、スーパーのお寿司をお昼に食べた。
食後、私は少しホットカーペットのある部屋で休憩をする。
転がってテレビを観たり、ツイッターを読んだり、
帰りに車で歌うために、スマホの曲順を変えたりしている。
ここで気をつけなくてはならないのが、帰る時間だ。
1時になるとNHKのドラマが始まるので、それまでに帰らないと待たされる。
ほんの一瞬、「うとっ」としてしまった。
いかんいかん15分前だ、帰る用意をしなくては。
で、食卓の方へ戻ったら、ドラマのオープニング曲が流れていた。
どうやら私はまちがっていたらしく、ドラマは1時に終わるようだ。
そのまま帰って来てもよさそうなものだが、実はそうはいかない。
栃木の親せきから送られてきたラッキョとイチゴ、
それに母と分ける予定のサンマの干物とアゲをもらわなくてはならない。
ということは、実家を出たのが1時過ぎ。
家に着いて30分の落語を聴いたのだから2時頃だったのだろうか。
目が覚めたら5時だった。
人の睡眠のサイクルは90分だというから2サイクル寝てしまったようだ。
私の一日が終わってしまった。
いや、まだ何かできることがあるはずだ。
そうだ、某氏にもらった筋トレの道具を組み立てよう。
できた。
使ってみようかと思ったが、起き抜けに筋トレなんかして体を痛めてはいけない。
それにもう日が暮れかけている。
とりあえず、説明DVDを見よう。
そうしていたらちづるが帰ってきた。
なんとつまらない一日だったのか。
今日が日曜でよかった。
今日は、コカブの畝を耕してチンゲンサイと辛みダイコンの種を蒔きビニールのトンネルを掛け、
ダイコンやミズナが植わっていたところを天地返ししたい。
と思っている。

↑説明DVDがまた眠くてクリックしてね。
スポンサーサイト