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月別アーカイブ  [ 2017年10月 ] 

わカいちカら

足腰・目・喉・傷の治りに肌・耳・毛根、年とともにいろんなものが衰えてきた。
もちろん脳も例外ではなく、我ながらボケてきたような気がしている。
『ボケ』という言葉を使っちゃいけない、それを言うなら認知症。
などと言われるかもしれないが、さすがに認知症という年ではないから『ボケ』を使う。
認知症には『若年性』ってのもあるらしいが、若年というほど若くはない。
どっちやねん。

朝出勤してタイムカードを打ったら、まずぞうりを靴に履き替える。
機械のモーターを回してラジオ体操をし、機械のテーブル面を拭く。
コーヒー用のお湯を沸かし、スマホを確認し、伝票を見る。
シャッターを開けて、コーヒーを淹れ、時間が来たらワゴンやノボリを出す。
そこまでやって仕事を始めるのだが、気が付いたらまたラジオ体操を始めていた。

月木か月金か火金か火土の間隔で腕立て伏せをしている。
いつも仕事が片付いた夕方だ。
いきなり始めると体に悪いので準備体操をする。
腰回し、横曲げを各100回ずつと腕肩伸ばしだ。
なのに気が付いたらラジオ体操を始めていた。

そんなにラジオ体操が身についているのかというとそうでもない。
頭の中であの音楽を口ずさみながらやっているのだが、
店長の奥さんにちょっと話しかけられたらもうアウトだ。
どこまでやったかわからなくなり、音楽と体操が食い違う。
どうかすると新体操をしていたりする。
新体操ってリボンや輪っかを使った競技の事じゃなく、新しいオリジナル体操のことだ。

人との会話どころではなく、ほんのちょっとした衝撃でリズムを見失う。
「ハイ」と返事をするだけでも、ラインの入った音にスマホを振り向くだけでも、
くしゃみをするだけでも、何もしなくても。
蚊を叩いただけでも、ラジオ体操の流れはどこかに飛んでいく。


蚊と言えば、蚊が叩けなくなってきた。
これも衰えの影響だろう。
叩こうと思っても目が、特に遠近感が追い付かずに見失う。
ロックオンしても、叩くのに腕が動くまでに時間がかかる。
下手をするとバックスイングをどこかにぶつける。

どうして蚊ごときにかなわないのだろう。
それは蚊が若いからだ。
蚊というのはそんなに長生きしない。
ついこの間までボウフラだったようなやつらなのだ。

しかも血を吸うのはメスだけなのだそうだ。
それを栄養にして卵を生もうというのだから、繁殖期真っ盛りの若者だ。
放っておけばお腹がパンパンに膨らむまで血を吸う。
私の脂っこい血をあんなに吸うなんて、カルビだけで焼き肉食い放題を終えるようなものだ。
若くなければそんなことはできない。

そうか、蚊は若い女子だったのだ。
なるほど私に叩けるわけがない。
MえやAりを見てみたらわかる。
あんなにつかみどころがなく、いつも翻弄されているではないか。





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かゆくなるのは一方だけ
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[ 2017/10/07 06:54 ] ワシのこと | TB(0) | CM(3)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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