私はガッチガチの正統派右利きだ。
左手では将棋も指せない。
右手なら仕事をしながらラインを見ながらつまみ食いをすることもできるのに、
左手ができることといったら、左の鼻の穴をほじくることぐらいだ。
今もキーボードの打ち間違いをするのは左手ばかりのような気がする。
このような左右の“利き”があるのは手だけの話ではない。
足にも右利き左利きがあるという。
目を閉じてまっすぐ歩いてみると必ずどちらかに曲がってしまうらしい。
これが左に曲がれば足は右利き、右に曲がっていったら左利きだ。
利き足の方が蹴りが強いので曲がるのだそうだ。
頭のつむじにも右巻き左巻きがある。
しかしこれはあまり“利き”には関係なさそうだ。
右巻きと言ってもそれは他人が見た時の事。
自分から見たら、つまり脳、つまり体の内側から見たら左巻きなのだ。
これは左右というより、思考の仕方が『内利き・外利き』なのかもしれない。
不思議なのは血管だ。
私は献血の時、左手で試し取りをして、右手で本抜きをする。
『試し取り』『本抜き』という用語が正しいかどうかは不明だがわかってもらえるだろう。
この血管が、私から見てどちらも腕の右側にある。
つまり腕を並べてみると、血管の位置が対称ではなく相似形なのだ。
人体は左右対称ではないという証拠ではないか。
これは右利き左利きに関係あるのか。
大いにある。
この左右の血管、位置だけでなく角度も左右同じようになっている。
これは採血する人が右利きの場合、どちらも針を刺しやすい向きなのだ。
さて、この利き○○、我が身の一部でありながら左右どちら利きかわからない所がある。
いっぱいあるのだが、さしあたり知りたいのが膀胱だ。
私の膀胱は右利きなのだろうか、左利きなのだろうか。
なにしろ最近、朝が冷える。
目覚ましのアラームが鳴る前に、膀胱の危険信号で目覚めてしまう。
この時間が微妙だ。
もう少し我慢したら、アラームをセットした時間になる。
一旦トイレに行ったら、わざわざ寝床に戻ってくるのが面倒なぐらいの間だ。
そこで私の膀胱よ。
おまえは右利きか、それとも左利きなのか?
つまり、右向きで寝た方が我慢できるのか、左向きの方が耐えやすいのか。
それがとても知りたいのだ。
しかし寝相と言えば左右だけではなく、あおむけ、うつ伏せもある。
『上利き・下利き』ということも考えられるのだ。
いや、これは私が寝ている状態だから上下と思ってしまっている。
自分の主観なら『前利き・後ろ利き』ではないのか。
ただ、前利きだったとして、うつぶせ寝では下腹部を圧迫してしまう。
両手を腰骨の辺りに当てて空間を作らなければならない。
あるいは足を少し曲げて圧迫しないように支えにするか。
そのときは右足左足どちらを曲げればいいのか。
あああ、答えはいずこ。
切羽詰っています。

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