2017年09月

ここでは、2017年09月 に関する情報を紹介しています。
いつも「忙しい忙しい」と言っているのは段取りの悪い人で。
「ヒマだヒマだ」と言い続けているのはやる気のない人だ。
私は普段なかなか忙しいのだが、仕事中は結構ヒマだ。
段取りが悪くてやる気がないのだから、本当に予定の多い時は整頓しないと失敗する。
だから私は書き上げる。

火曜はいつもの居酒屋に行った。
水曜はAりの誕生日のプレゼントを買いに行った。
木曜は居酒屋で作戦実行。
金曜はAりの誕生日のプレゼントを届けに行った。

ほぼ居酒屋の話ではないか。
それより、過去の予定を書き上げてどうする。
大事なのはこれから先の予定だ。

今日は午前中は実家に買い物の運転手をしに行く。
午後は先週肥料をやった畑を混ぜに行く。
夜はみそか寄席だ。

そして明日はドブ掃除。
しかもちづるが会社関係の用事でお出かけなので、
ドブ掃除が終わったら自分で玄関のカギを開けて家に入らなければならない。
心身ともにクタクタになった私を出迎えたり、ねぎらったりしてくれる人はいない。

週が明けて月曜からは店が大売り出しだ。
朝からノボリをバーゲン用に付け替えなければならないし、
百円ワゴンの商品を山積みにするのも私の役目だ。
ああ、なんと憂鬱な週末だろう。


さて、これ以外に、日時の決まっていない予定もある。
つまり、何人かで「行こう!」となったが具体的に決まっていない計画だ。

まず、Qちゃんと坊主頭Fでカラオケに行くことになっている。
普段は歌と言えばカラオケボックスなのだが、Fが面白いスナックを見つけたのだ。
得点をつけるカラオケの機械はよくあるが、点が低いと強制終了されるらしい。

Mえが受けていた何かの講習を修了したらしい。
そのお祝いをしようという話をうっかり出してしまった。
以前から言っていた『サトイモの揚げ出し』がある居酒屋が有力候補なのだが、
その店の定休日とMえのバイトの休みの関係でなかなか予定が立たないのだ。

いつもの居酒屋メンバーで何度か行ったお隣の市の鶏料理店にAりが行きたいという。
鶏肉が嫌いなMえは一度連れてってもらったらしいのだが、
生肉、内臓系が大好きなAりがまだなのはどういうことか。
で、私とスキンヘッド1号に白羽の矢が立った。

さらに、Aりはその鶏肉屋を調べていて別の店を発見したらしい。
そこがいつもの居酒屋に雰囲気が似ているのだそうだ。
Aりからのお誘いを断るはずがない。
こっそり予定を立てなければ。

そう、これらの予定は全て内緒だ。
以前はやたら大勢で行動していたが、みんなこじんまりしたくなってきたらしい。
だからコソコソと少人数でお出かけするのだ。

となると、私が内緒にされている飲み会もあるのかもしれない。
それはなんだか寂しい。
だからホントは「忙しい」といいたいのだが「ヒマだヒマだ」と言っているのだ。





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相手しても損
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今週は金曜日にいつもの居酒屋に行かなくてはならない。
Aりの誕生日なのだ。
ということは、二日連続飲みに行かないの法則で、木曜は帰宅する日だ。
しかし、Mえがどうしても木曜に来いという。

「作戦を実行しなくては」

ここのところモテモテで彼氏ができそうなMえ。
特に有力候補の彼氏になりそうな男、通称『イケメン』からはかなりのプッシュがある。
そういうことをいつもなら相談していたスキンヘッド2号が、
「Mえ好きー!」と言っちゃってからよそよそしいのだ。
あけっぴろげなMえはみんなにその話をするのだが2号は会話に入ってこない。

ちなみに2号はMえと親子でもおかしくない年齢だ。
何を今ごろ青春感じているのだ。
Mえはこの気を使うような状況がイヤでしょうがないらしい。
そこで、2号を無理やりこの会話に混ぜてしまおうという作戦を立てた。

計画は雑だ。
カウンターで私の近くに2号が座ったら、
「ところで、あの彼氏の話はどうなった?」と私が話題を振り、
Mえが話し出したら女将さんが後押しをする。
それだけだ。


私はちづるにこの作戦を説明した。
だから、木曜金曜と続けて居酒屋に行かなくてはならないのだと。
で、許可をもらったわけではないが、なし崩し的にコソコソと店に行った。

私が仕事を終えて速攻で行くと、一番乗りをすることができる。
だからなるべく早く行って、Mえと女将さんの三人で打ち合わせをすることになった。
店に着いたらすでにカウンターに三人もいる。
そのうちにぞろぞろとお客が来て、店は満員状態だ。

できれば7時頃に帰りたかった私だが、2号が来たのが7時だった。
カウンターがいっぱいだったので2号は座敷に相席で座った。
8時を過ぎると安定してくる。
早い時間帯の人は帰り、カウンターに常連が集まる。
チャンス到来、2号は私の隣に座った。

何で肝心のその時に、Mえはごはん休憩なのだ。
2号は私とは反対隣の常連と仕事がらみの話を始めてしまった。
Mえがカウンターを出て、私の横に来た。

「なあこみ、ちょっと聞いて」

お昼過ぎに『イケメン』からLINEが来たのだが、
その内容がテンションの下がるようなものだったらしい。
Mえはじらすつもりではないが、予定が多いのでなかなか会えず、
イケメンに諦めムードが漂ってきたようだ。

そのMえの相談にあーだこーだと意見を言っていると、
いつの間にか女将さんもカウンターの中で聞いていた。
「ちょっと待て」と私は話を止めた。

「作戦も何もあったもんやないな」

私が帰ったのは10時だった。





↑その後MえラブのⅩ氏が来たので何も言えなくなったのよクリックしてね。






いたずらだ
先日、過去記事を調べていて驚いた。
去年の同じころ、私はアヒルの人形にたわむれていた。
そう、いつもの居酒屋のバイト、Aりの誕生日なのだ。
どうして十月だと思っていたのだろう。
いや、ひと月間違えていたことよりも、このタイミングで過去記事を見た私はえらい。

Aりには去年も一昨年も、そして今年のホワイトデーにもアヒル関連の物を選んだ。
一昨年はバケツ一杯のアヒル。
去年はクッションと見せかけて、中のスポンジの代わりに百匹のアヒル。
ホワイトデーにはアヒル柄のバケツ。
しかしもうアヒルネタがない。

北京ダックにしようとネットで調べてみた。
見栄えのいいのは値段が張るし、ちょうどいい値段のはスーパーのハムみたいだ。
しかも届くのがいつかも、賞味期限もわからない。
やはり食べ物はやめておいた方が良さそうだ。

Aりは今、パンに凝っている。
よし、パンの保存ケースにお気に入りパンを一杯入れてプレゼントしよう。
確かショッピングセンターAにそのようなものが豊富に置いてあったはずだ。

※ここからは空いている方の手のひらを開いて見ながらお読みください。


仕事が終わったら、会社(人差し指)から、
ショッピングセンターA(親指)に行ってプレゼントを買おう、と考えていた。
が、ふと気が付くとAりからLINEが入っている。
「仕事終わったら電話ちょうだい」
定時にはなってないが、仕事は終えていたのですぐ電話した。

「ケーキ焼いたの。あげるからいつもの居酒屋(小指)に取りに来て」

行くに決まっている。
まさかAりのプレゼントを買いに行くのをAりにじゃまされようとは。
しかしこれでとても予定が狂ってしまったぞ。
ショッピングセンターA(親指)に行ったら、まずATMでお金をおろすつもりだった。
6時を過ぎたら108円かかるから、いつもの居酒屋(小指)の前に銀行に行かねば。

最も都合のいいATMはどこだろう。
コンビニは寄りにくい位置だし、ショッピングセンターB(中指)は混雑する。
あの銀行(薬指)が一番空いているし、裏道からいつもの居酒屋(小指)に行きやすい。
よし、そうしよう。

※みなさんが見ている手の薬指を少し曲げてください。
 他の施設はほぼ国道沿いなのですが、銀行だけちょっと町中に入るのです。

定時になったのでタイムカードを打った。
会社(人差し指)を出て銀行(曲げた薬指)に寄りいつもの居酒屋(小指)に向かう。
ケーキをもらってショッピングセンターA(親指)に行く。
なんということだ、狙っていたファンシーショップが百均になっているではないか。
これはいかん、ショッピングセンターB(中指)に行かねば。

幸い、そこでちょうどいいものを見つけて買うことができた。
パンの形をしたスマホスタンドとレタス育成キットだ。
ホッとして、自宅に……
あっ、指が足りない。





↑ショッピングセンターB(中指)のパスタやさんも無くなってたけどクリックしてね。






ハシゴ?
歩くのにはいい気候だ。
とはいえ、家から会社まで30分弱歩くと結構な汗をかく。
体を拭いて着替え、ずっしりと湿ったTシャツは洗濯して干しておく。
次に歩いて汗をかいた時にはこのTシャツに着替えるのだ。

当然、帰りでも汗をかく。
夕方、会社を出る前に腕立て伏せをしたからなおさらだ。
辺りが薄暗くなったころ家に着くと、歩く濡れ雑巾みたいになっている。
シャワーを浴びようかと思ったが、めんどくさかったのでタオルで体を拭いた。
全部着替えて、扇風機をつけて仮眠する。

いつもの居酒屋に行く日なのだ。
Mえが「聞いてほしいことがある」と言っていたから、遅くなるかもしれない。
酔っ払いすぎないように、また寝不足にならないように少しでも寝ておきたい。
タイマーをセットして7時前まで寝た。

家を出た時、まだ少し体が火照っているような感じだった。
だから、外の空気が涼しく思える。
居酒屋につくころにはまた体が温まっていた。

店に入るとカウンターはほぼ満席。
座敷には団体さんが来るようだ。
何とか隙間に座れたので、落ち着いてビールを注文する。
運動後のビールはうまい。


すると突然、Mえが「あーっ!」と叫んで私を指差した。
わざわざ奥に女将さんを呼びに行き、今度は二人で「あーっ!」っと私を指差す。

「いったいなんやねん!」

Mえが店を出て行き、自分の車からなにやら書類を持って戻ってきた。
彼女が今受けている講習の資料らしい。
「ここを読んで」と見せられたのは『物忘れと認知症の違い』というページだ。
その最後の項目に注目させられた。

『時間や曜日がわからなくなるのは物忘れ。
 月や季節がわからなくなるのは認知症』

それがどうした。

「袖!」

そう言われてみれば、ノースリーブは店で私だけだ。
でも、私が家を出るときはまだ暑かったのだ。
しかも店までの道程もある。
薄着になるのは当然ではないか。

確かに、深夜1時に帰るときは寒かったけれども。





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眠いとしか言いようがない
チョイと朝晩涼しくなってきたので、徒歩通勤を再開することにした。
なにしろ真夏は暑すぎて、会社に着いた段階で汗みどろ塩まみれ。
これでは働く気になれんということで、自粛していたのだ。

さて、あまりに久しぶり過ぎてどうしたらいいのか忘れたぞ。
とりあえず、必要なものは持たなくてはならない。
まず、お昼ごはんの魚肉ソーセージと大豆サラダ。
そしてインスタントコーヒー。
会社の常備コーヒーがなくなったのだ。

なんだかちょうど同じタイミングで会社に置いてあるものがなくなっている。
着替えのTシャツも靴下も先日使い切ってしまった。
今朝の出勤だけで着替えが必要になる可能性もある。
Tシャツを二枚、靴下は4足持った。

ここにいつものポーチだ。
スマホ・老眼鏡・目薬・リップクリーム・絆創膏が入っている。
さて、これらを全部カバンに入れなければならない。
どんなカバンを使っていたっけ?


そうだ、以前はリュックサックだった。
でも、背中が汗だくになってしまうので、違うものを考えたのだ。
だいたい着替えも食料も帰りは持たない。
いつものポーチだけでいいのだ。
だったら折りたためるカバンがいい。

思い出した。
そう思ってペラッペラのショルダーバッグを買ったのだ。
エコバッグみたいなので、裏返してコソコソっとすると手のひらに納まるやつだ。
これで帰りはラクラクだ。


家を出るときになってまだ何か足りない気がして、当たりを見回した。
あった。
そうそう、徒歩通勤の時はこの三点グッズを持っていたのだった。
サングラス・ウォークマン・握力鍛え玉。
これで目を守り、音楽を聴き、握力を鍛えながら歩いたのだった。

もう麦わら帽みたいなものでは恥ずかしいので、布製の物をかぶった。
タオルはカバンの中だ。
買い置きのトマトジュースがあったのでそれもカバンに入れた。
だいたい会社に着くと何か飲みたくなる。
水分の補給は大切だ。


よし、これで完璧。
徒歩通勤の復活だ。

それにしても私はえらい。
よくぞ最後にトマトジュースを手に取ったものだ。
いつも缶コーヒーを買う自動販売機の前まで来て気が付いたのだ。
サイフを忘れてきたことに。






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あとで泣くがいい
午後の予定はほぼ野菜関係。
まずは畑に行って、肥料をやって耕した畝にコカブ・ミズナ・ホウレンソウの種を蒔く。
収穫の終わったナスとオクラを処分し、肥料をやっておく。
家に帰って、苗床にタケノコハクサイ・レタスの種をポットに蒔く。

実はもう一つ予定している野菜関係の仕事があった。
それは冷蔵庫に溜まっているナスの処分だ。
大量のナスを一気にどうにかするにはナスカレーしかない。
今夜はナスカレーを作るのだ。


とりあえずお昼の時間。
さてどこで食事をするかという話になった。
ここのところ、あまりにも中華ばかりが続いている。

「じゃあ、久しぶりのチャンピオンカレーはどう?」

「夕食カレーを作るんじゃないのか」

「そうやった」

だったら定食屋に行くか、ラーメンにするか、なかなか決まらない。
ちょっと離れているが、うどんはどうかという話になった。
実はウチは夫婦そろってうどん好きだ。
でも近くのうどん屋さんが次々と店をたたんでしまったので近場にない。

話が出てしまったらもう気持ちはうどんだ。
店まで車を走らせている間も何を食べるか考えている。
ミニ丼のセットにするか、鍋焼き系にするか、うどん+いなり寿司にするか。

「あの店はカレーうどんもうまいよなー」

「夕食カレーを作るんじゃなかったのか」

「そうやった」

山かけ丼とうどんのセットを食べ、帰宅してちょっと仮眠。
その後畑に行った。
オクラとナスは処分できたし、種蒔きもした。
でも家に帰ってから種を蒔く時間はない。
なので、タケノコハクサイとミズナは少し畑に直播きもしてきた。


夜、冷蔵庫にいくつか入っているナスのレジ袋を一つ出す。
傷部分の皮をむき三つか四つに切って水にさらす。
ひと箱のカレールゥに必要な量の水を鍋に入れ、火にかける。
ミンチ肉とタマネギを炒め、沸いたお湯に投入する。
そこにひたすらナスを放り込んでいく。

大小合わせて十数個。
ナスから水分が出たのか、ちょっと粘りの少ないカレーができた。
今日から数日、これを食べ続ける。
で、これが無くなったら次のナスカレーを作るのだ。





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食品だと思えない
土曜はいつも通り私もちづるも実家に行き買い物のお付き合い。
午後は畑に行って、オクラの片づけと種蒔き。
日曜は朝から墓参りに行って、帰りに温泉に寄る。
夕方は苗作りのための種蒔きをする。
と思っていた。

「違う違う」とちづる。
日曜の朝から公園の草取りに行かなくてはならないので、土曜が墓参りだと言う。
とすると私の実家行きは日曜だ。
畑の段取りも変わってくる。

この予定変更はありがたいかもしれない。
金曜に雨が降ったから畑の土が触りにくい。
土曜に家でレタス・ミズナ・タケノコハクサイの種をポットに蒔けば、
一日畑の土を乾かすことができる。
土を軽くしてオクラを引っこ抜き、肥料を混ぜておけばいい。


もう一つ土曜に予定があるのだった。
ずっと前、いつもの居酒屋で「23日の土曜には来てな」と言われた。
Mえの妹の彼氏が友達の誕生会をするのだそうだ。
もちろん私はその人に会った事はない。
Mえの妹の彼氏の友達……赤の他人ではないか。

土曜日は墓参りだからいけないかもしれない、とMえに言ったら、
「夜やん」
と却下された。
行かなければならないのだろうか。


それは置いといて、ともかく土曜の予定は決定だ。
ちづるのお母さんを迎えに行って墓参りをして、
温泉に入って食事をして、買い物をして帰ってくる。
段取りよく予定は進み、3時ごろに帰ってくることができた。
アイスクリームを食べて仮眠をして、目が覚めたら種を蒔こう。

が、爆睡してしまった。
久しぶりに長く運転をしたし、サウナなんぞに入ってしまったからクタクタになったのだ。
目が覚めたらもう5時過ぎ、当たりは薄暗い。
ええい、種蒔きは延期だ。
そして夜の予定は……知らないふりをしておこう。


そして今朝。
公園の草取りが8時からなので、普段通りに起きなくてはいけない。
LINEに悪口が入っていたが、それは無視しよう。
午前中に実家に行き、今日はお昼を食べないで帰って来る。

昼食を食べたらすぐに畑行きだ。
いや、食べてすぐ力仕事をしては消化に悪い。
ちょっとは休憩をしなければ。
今日の午後は昼寝をしてから畑に行こう!





↑Mえの妹の彼氏が「大きいケーキを買ってきたのに」って怒ってたらしいけどクリックしてね。






昼寝はアラームセットしない
夕方時間が空いた、というか作った。
筋トレをする日なのだ。
いつも、胸筋と広背筋を鍛える運動をするのだが、腕立て伏せばかりだと飽きる。
そうだ、今日の広背筋を鍛える運動はフォークリフトを使って懸垂にしよう。
久しぶりだから何回できるか楽しみだ。

などとずいぶん自由時間の多い仕事場に勤めているが、
世の中では人出が不足しているらしく、やたら募集広告が出ている。
私の通勤路でも、たくさんあるチェーン店がバイト募集のポスターを貼っている。

某牛丼屋さんには、制服を着た四人のスタッフが、
『私たちと一緒に働きませんか』とこちらに微笑んでいる写真が出ていた。
かわいくてさわやかでかっこよくてピチピチしていてシアワセそうだ。
なんて居心地のよさそうな職場だろう。
ああ、自分もこんなスタッフたちの仲間になって働けたら……

だが、長く世間の泥の中を這い回ってきた私は知っている。
彼らの仕事は牛丼屋での調理や接客ではない。
そのステキな笑顔とスタイルで、人に憧れられるような状況を演出し、
若者を誘惑するような写真を作るために撮影されるのが仕事なのだ。
そう、モデルだ。

本当の牛丼店のアルバイトはあんなにさわやかではない。
たいてい疲れていて、将来の不安と不特定多数との接触でストレスがたまり、
眉間に深いしわを寄せてうつろな目をしている。
以前どこかの居酒屋チェーンで注文をしたとき、
「はぁ。よろこんで」とため息混じりに喜ばれたことがある。

「いや違います。彼らは本当にウチの牛丼店に勤めている若者なのです。
 チェーン全体から選りすぐりのスタッフを集めたのです」

そう反論する企業もあるかもしれない。
だとしたら、彼ら彼女たちに言いたい。
全国数万人いるスタッフの中から選抜される容姿を持っているのなら、
さわやかに撮影される方の仕事に付くことができるぞ、と。
ひょっとしたら、モデルを目指して勉強中で、そのためにバイトをしているのかもしれない。


そんな事を考えながら進んでいくと、某お手軽大衆的イタリア料理チェーン……
ええいめんどくさい、某サイゼリヤがあった。
この窓にもバイト募集のお知らせが貼ってある。
ただしこちらはイラストだ。

もはや、ストーリーの主人公となってしまった眉目秀麗の男女。
目的は牛丼店と同じ、ステキな職場感だろう。
ただし、こちらはそもそもそんなスタッフは存在しないことがわかっている。
牛丼店と比べて憧れ度はかなり低いが、それ以上に予算を低く抑えていることだろう。
ひょっとしたら、全国に数万人いるスタッフの中で絵心のある者が描いたのかもしれない。

ただ、どうせ誰もこのポスターのキャラクターに注目したりはしないだろう。
興味があるのは時給の数字だけだ。
だって全国チェーン店なのだ。
店の雰囲気も仕事内容もたいていの人が知っているのだから。





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時給はないしょ
車を点検出したから 今日の自転車折りたたみ
カゴがないから荷物は小さく ショルダーバッグにまとめましょ
スマホ 目薬 リップクリーム タオル メモ帳 老眼鏡
最後にソーセージをいれて それじゃ元気にいってきまーす


しまったあぁぁー!
リズミカルに出勤したもんだから、サラダ大豆を持つのを忘れてたー!
コーンフレークは先週食べ終わってしまったのだ。
とすると今日のお昼は、魚肉ソーセージだけ。
飢えるー!

そう言えば、出勤途中でちょっとコンビニに寄りたいような気がしていた。
だけど財布に小銭は88円だけ。
お札をくずすのはいやだし、エディカードを使ったのでは88円が減らない。
そんな妙な理由でコンビニに寄らなかったのだ。

とりあえず、会社にある食料を考えてみよう。
出だしの4行のリズムを壊したくなかったので書かなかったが、
カバンに入れていったトマトジュースは、会社に着いてすぐ飲んでしまった。
さっき書かなくて、もう飲んでしまっているなら書かなければいいではないか。

まず、腕立て伏せのあとに飲む紙パックの豆乳。
二日酔い予防のためのオリーブオイル。
マイ非常用避難袋に入れてあるワカメスープ。
飴。
ああ、避難袋に入れてあったカロリーバーは賞味期限が切れていたので食べてしまった。


思い切ってこれだけで過ごしてみようか。
なんだかんだで私もまだダイエット中の身。
魚肉ソーセージとワカメスープと豆乳だなんて、正統派ダイエット食ではないか。
今日の空腹をクリアしたら、ダイエットがワンランクアップできるかもしれない。

ああだけど、それではあまりに寂しいお昼。
せめて何かあと一品あったなら。
それでなんとかガマンができるのだけどなあ。


久しぶりに元上司Tがやってきた。
彼は定年を過ぎて嘱託で半日しか仕事をしない。
ウチの近くのパチンコ屋に来たついでに寄ってくれたのだそうだ。

手土産に持ってきてくれたのが、伊勢の名物『へんば餅』
表面に焼き目の付いた、あんこの入ったつるりとした餅だ。
興味のある人は検索してね。

これが一人に二個ずつ配られた。
空腹時でも、甘いものは別腹だ。
すぐに二個をつるりと食べた。
さて、考えなければならないことを考えよう。

ああ、せめて何かあと一品あったなら。
それでなんとかガマンができるのだけどなあ。





↑お昼にコンビニでお弁当買って、魚肉ソーセージも食べたのでクリックしてね。






人語を解する者は食えん
またもや車の点検の時期が来た。
以前は休日に車を預け、買い物なんかしてから取りにいっていた。
ところが最近は車ブームらしく、休日の予約がなかなか取れない。
そこで平日に持って行くことにした。
今日預けて明日取りに行くシステムだ。

ただし、預けてしまうと車が無くなる。
通勤は徒歩でも自転車でもいいが、車屋さんから帰ってくるのが大変なのだ。
歩くには距離があり過ぎるし、ちづるに迎えに来てもらうには待たなくてはならない。
そんなわけで、折りたたみ自転車を積んでいく。

当日の朝、ちょっと早めに用意をして畑道具を降ろした。
荷室が空いたら自転車を積む。
そのまま出勤して、会社帰りに車屋さんに行く。
自転車で帰ってくる。
しばらくしたらちづるも帰ってきた。


さてちづるさん、問題です。
わが家と車屋さんの間には大きな川が流れていて、4本の橋があります。
私はどの橋を渡ってきたでしょう。

1、車屋さんから一番近い度会橋。
  ここは車道が4車線で、片側にだけ歩道がある。
  ただし、家に帰るにはちょっと遠回りだ。

2、一番低い宮川橋。
  そして最も古いので、コンクリート製で欄干も低い。
  しかも、狭い割によく車が通る。

3、帰りに畑をちょっと見ることができる豊浜大橋。
  宮川橋よりは新しいが歩道はなく、自転車がいるとたまに渋滞が起きる。
  水面までも高くてとても怖い。

4、国道の宮川大橋。
  広い歩道があるので橋の下が見えず、怖くない。
  その代り、高いところを通っているので、ずいぶん上がらなくてはならない。

さあ、どれ?

「んーと、2番!」

「ぶぶー」

「じゃあ、1番?」

「ぶぶー」

「4番か?」

「ぶぶぶー、答えは3番でしたー」

「答えが当たり前なクイズを出すな!」

そう、これが最も当たり前のコースだったのだ。





↑で、今日は仕事終わってから1を通って車屋さん行きだけどクリックしてね。






人の心はわからない
台風後に畑に行ったら、ナスの木がすっかり倒れていた。
たくさん生っていた実はどれも傷だらけで、採ったけどおすそ分けには使えない。
うまくやれば復活するかもしれないが、次の野菜に切り替えた方が良さそうだ。
季節の変わり目がやってきたのだ。

暑さ寒さも彼岸までとは、昔の人はうまいこと言ったものだ。
パンツとランニングで寝ていると朝方には寒いような気温になってきた。
どうやら第一衣替えのタイミングがやってきたようだ。
今までノースリーブで出勤していたが、昨日から半袖のTシャツにした。

会社でもエアコンをつけないことにした。
そのおかげで、ジャマな大カーテンを閉めないで済む。
これを閉めてあると、冷房以外にも人に見られにくいというメリットがあるが、
いちいち出入りに開け閉めしなくてもいいということの方がありがたい。
商品も出しに行きやすいし、何より解放感がある。


しかし、時間が経つにつれなんとなく暑いような気がしてきた。
天気がいいので気温が上がってきたようだ。
もちろん仕事もして体を動かしているからなおさらだ。
エアコンの送風をつけた。

飲み物はお茶だ。
ペットボトルの水をひと箱会社に置いてあるので、それで水出しの緑茶を作っている。
この緑茶が昨日で最後だった。
さて、次を買うべきか、それともインスタントのコーヒーを淹れるべきか。

お昼ごはんは、家にあったパンを持ってきた。
ちづるが買ってきたチーズのパンだ。
サラダ大豆も用意していたが、真空パックの方が日持ちがするのでパンを食べた。
もちろん、+魚肉ソーセージだ。
コーンフレークは洗い物が出るのでもうやめた。


夕方になって手が空いてきた。
腰回し肩回しなどの準備運動をして、腕立て伏せを始めた。
手の幅を広くして広背筋を鍛えるのと、バーを使って胸筋を鍛えるパターンを、
それぞれ20回×6セットだ。
もちろん仕事中だから、メモ作りをしながらだ。

カーテンがないから事務所の子たちが来るとバレてしまう。
機械の裏でこっそりやっていたら、どんどん暑くなってきた。
そうか、今まで冷房の下でやっていたのだ。
グレーのTシャツだったので汗がよくわかる。

最後には汗だくになっていた。
これは着替えなくてはいけない。
水で濡らしたタオルで体を拭き、カラダスッキリシートでもう一度拭き、
置いてあったTシャツを着た。

考えてみたら、この置きTシャツはずいぶん昔に持ってきたものだ。
その間、着替えることがなかったのは冷房のおかげだったのだ。
濡れタオルと汗かきTシャツと靴下をレジ袋に入れてカバンに放り込む。
ずっしり重い。
なんか懐かしい感じがする。

あれ?
涼しくなってきたって話を書き始めたのに、なんか暑苦しいエンディングになっているぞ。





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それの正式名称を知らない
いよいよ焼き鳥当日だ。
いつもの居酒屋でスキンヘッド1号と私が新しくできた焼き鳥屋に行く話をしていると、
バイトのAりとMえが参加してきた。
これは他の常連からしたら抜け駆け行為。
「こそこそしやがって」と怒られるパターンだ。

だからと言ってこんな楽しい集まりを、取りやめたり人を増やしたりはしない。
ウキウキする敬老の日、夕方畑から帰って仮眠をとった。
気力も体力も十分だ。
約束の七時が近くなってきたので家を出た。

私が一番乗りだったがすぐに1号が来た。
MえとAりも間もなく着くと言うので先に入っていることにした。
店内は新しくてきれいで、座敷が三つにカウンターという居心地のいい造りだ。
が。

カウンターの一番手前に座っている夫婦は、
旦那がいつもの居酒屋で女将さんに怒られてすねている、あの夫婦ではないか。
次いつやってくるかという賭けまでしたが、こんなところに来ていたのか。
とりあえず、状況をLINEでAりに報告した。

なんと私たちの座敷は一番手前、つまり夫婦の背中がお隣だ。
知らんふりもできないのでちょっと挨拶。
やってきたAりとMえも「あら~偶然」と愛想をする。
その後ご夫婦はすぐに帰って行った。


これはいかん。
あのご夫婦はおしゃべりだ。
間違いなく、いつもの居酒屋で我々のことをしゃべるだろう。
となると、2号が文句を言い、3号がすね、Kちゃんが切ながる。

待てよ。
ご夫婦の旦那はいつもの居酒屋にまだ来ていない。
このまま来なければ、この飲み会もバレないのではないか。
いや、逆にこれをきっかけに来始める可能性もある。
ううむ、悩ましい。


Aりのケータイが鳴った。
いつもの居酒屋のオーナーからだ。

「焼き鳥屋にあのご夫婦がおったやろ~」

なんとオーナー&女将さん一家がお食事をするのに、
「そうだ、あいつらがおるから」と、この焼き鳥屋に来てみたらしい。
で、入口にあのご夫婦が居たので止めたのだそうだ。
さすが田舎の世間は狭い。

料理はとてもよかったし話も弾んだ。
Mえが9時からのドラマが観たいというからお開きになった。
こういう終わり方はとても健康的だ。
そしてこの一週間がとても楽しみになった。






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コワゴワ食べないと
日曜日は台風がひどいと聞いていたので、
土曜の会社帰りに買い物をして、実家に届けてきた。
どうせ雨なら母は「出掛けたくないから買ってきて」と言うし、
土曜に済ませておけば日曜にのんびりしていられる。

なのに穏やかなサンデーモーニング。
雨が降った跡はあるけど、涼しくて過ごしやすい薄曇りだ。
遊園地とは言わないけれど、水族館ぐらいならお出かけしてもいいぐらいだ。
もちろん実家ぐらいならラクラク行けた。
でもまあ、のんびりできるからいいか。

朝はいつもの日曜どおりの情報番組なんかを見て過ごす。
10時ごろ、ちづるがお母さんと買い物をしに出かけて行った。
パソコンなんかをいじっていてお昼。
ちづるが帰ってきてそうめんを食べて、
昼番組を観ながらウトウトしていたら電話がかかってきた。

ちづるが夕方に予約を取っていた美容院が、
キャンセル出たから早くおいでと言ってくれたのだ。
台風はこちらに向かってくるのだから、用事は早く済んだ方がいい。
その間、落語なんぞを見て過ごした。

ちづるが帰って来てから録画してある番組を観始めた。
土砂降りの中、ひたすらハードディスクを空けるというのが本来の予定だ。
夕方、ちょっと風が出てきたので植木鉢なんかを片づけた。
途中で『笑点』とゴーヤ刻みをはさみ、夜もテレビを観続ける。


と、10時。
突然私のパソコン以外の明かりが全て同時に消えた。
停電だ。
これはいかん、停電には嫌な思い出がある。

私の家は電線で言うとかなり地域の末端にある。
あちこちで断線が起きると修理の優先順位では最後になる。
以前停電した時は、翌日の夜ショッピングセンターから自分の地域だけ暗い夜景を見た。
またそんなことになったら、大量に冷凍したゴーヤはどうなってしまうのだ。

しばらくラジオを聴きながら復旧を待っていたが何の変化もない。

仕方ないのであきらめて寝床に入った。
すぐにLINEが入った。
台風好きのMえだ。

「え~、停電? うらやましい~。でもドラマ最終回だから困る」

QちゃんからもLINEが来た。

「Kちゃんといつもの居酒屋におるからおいで」

この二人も台風好きなのだ。
居酒屋では電気はついているらしい。

この二組が交互にLINEを送ってくる。
おそらく奴らもヒマなのだ。
だがわかってもらいたい。
こちらは停電、スマホの充電もできないのだぞ。





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久しぶりのスミベタ背景
こみ「新しい焼き鳥屋ができたらしいよ」

1号「じゃあ、行ってみよか」

Aり「えー、焼き鳥? Aりも行くー!」

Mえ「Mえも!」

居酒屋のカウンターでこそっと発した一言から、話はトントン拍子に進んだ。
進みはしたが、同時に『ないしょ』という暗黙の了解もできた。
これが人に知れると、私も僕もと人が増え、いつの間にか宴会になってしまう。
小さい焼き鳥屋に行くのにそんな大勢はふさわしくない。
4人というのはグループが一つになれて一番話もしやすいのだ。

次にこのメンバーが顔を合わせた時、いつにするかという相談になった。
なにしろAりとMえが同時に行けるのは、この居酒屋が定休の月曜か、
どちらもバイトが休みの水曜、日曜に限られる。
だが、焼き鳥屋の休日が月曜だとわかった。
さてどうしましょ。

ネットでこの焼き鳥屋の情報を探っていたら、
『月曜が祭日の場合は翌火曜が休み』となっているではないか。
なんと次の月曜は敬老の日だ。
さっそくこの日に予約を取った。


女将さん「えっ、2号は誘ってないの?」

Kちゃん「切ない……」

2号と言えば「Mえ大好き」と告白しちゃって以来、おかしな空気になっている。
Mえも一緒に居て気まずいし、知ってる者は気を使う。
Mえに彼氏ができそうなのも2号には内緒にしているが、
2号はMえに「彼氏ができるとええのにな」などと言っている。
その流れを見て、Kちゃんはやたら切ながるのだ。

もう一つややこしいことがある。
1号は、2号の「Mえ大好き事件」を知らない。
だから焼き鳥屋でも2号の話はご法度だ。
ともかく1号はなんでも正直に、聞いていなくてもしゃべってしまう人なのだ。

ということは、こっそり四人で焼き鳥に行ったことはしゃべってしまうだろう。
これはあとの三人の共通した意見だ。
となるとあとの事態は簡単に予想できる。

2号が「なんで誘ってくれなかった」と文句を言い、
3号が「みんなで行ったらええやんか」とすね、
Kちゃんが「切ない」と陰で涙を流し、
Mえ大好きのⅩ氏に恨まれる。

なんだか内緒ごとだらけなのに秘密のないめんどくさい集団だ。






↑なんだかんだで私はウキウキなんだけどクリックしてね。





少しとは一本の事
台風が、カクッと曲がってやってくる。
それもかなり強いやつらしい。
これは迎え撃つ準備をしておかなくては。

雨戸を閉める。
植木鉢を片づける。
干してある種とニンニクをしまう。
ナスを収穫する。

そう、ナスを収穫しなければならない。
前回の収穫から二日経っているし、土日が雨ならさらに二日過ぎる。
ちょうどいい実は育ち過ぎてしまうし、重くなったら枝の負担が大きい。
台風の雨風で折れてしまうかもしれない。
いろんな理由で収穫は必須なのだ。


だが困った、失敗した。
自転車で出勤したのに、収穫バサミをかごに入れておくのを忘れていた。
トマトなら手でもげる、キュウリやゴーヤならナイフでいい。
でも、軸が太くて硬いナスの収穫にはハサミがいる。
会社にハサミはないかいな。

もちろんいくつかハサミはある。
しかし、野菜の収穫に使うと、水分や“アク”が付いて悪くなってしまう。
大事のハサミは使えない。

まず、私のメインハサミは大事だ。
少しカーブが付いていて、先端まできれいに切れるようにできている。
段ボールでも軽い力で切れるのでとても重宝しているのだ。
しかも私が自腹で買った。
これはアウトだ。

もう一つ、家から持って行ったハサミがある。
だがこれはハサミと言えるのだろうか。
ハサミ機能もあるにはあるが、他にメジャー、ホッチキス、ドライバー、
レンズ、レーザーポインタ、方位磁石、レターオープナーとしても使えるものだ。

多機能ハサミ

こんなものでナスの収穫ができるか。

そう言えば、玄関の鍵に着けている小さなアウトドアナイフ、
これにも小さいハサミが収納されていたはずだ。
以前は魚肉ソーセージのベルマークを切るのに使っていた。
しかし出してみてこれはダメだとすぐわかった。
あまりに小さすぎるし、指を入れる輪っかもないのだ。
さて、どうしたものか。


収穫したナスをいつもの居酒屋に持って行った。
ちょっと小さい目のも採ったのでかなりの量があり、女将さんにも喜んでもらえた。

「だが女将さん、実はこのナスには一つだけ難点がある」

「ええっ、いったい何?」

「実はコレ、私が愛用していた鼻毛切りバサミで収穫したのだよ」

「おえー」





↑裏では『鼻毛ナス』と呼ばれているけどクリックしてね。






誰かのパパか
8月24日『おからの炊き方と業の煮やし方』というネタで、
私とAりが仲良くお話しようとしているところに割り込んでくるおっさんのことを書いた。
ご想像通り、このおっさんは嫌われ者だ。
人の話を自分の話にし、他人の事はけなし、最後には自慢話になっている。
このおっさんがついに、温和なおかみさんを怒らせた。

女将さんが刺身を切っているときに、カウンターの上から覗いていたらしい。
この店のカウンターはかなり高く、調理の手元を見るなら身を乗り出さなければならない。
最初気付かなかった女将さんが、ニヤニヤのぞき込んでいた顔にビックリして、
「覗かないでください」と言ったのに止めず、
最後には女将さんには珍しいきつい口調になっていたそうだ。

このおっさん、いつも夫婦で来店しているのだが、
気にいらないことがあるとプイと店を出て行き、奥さんが清算して後を追う。
この日も怒られて気にいらなかったのか、気が付くと奥さんしか居なかったそうだ。


さて、この夫婦、厄介なことに火木金土は必ず来る。
毎回電話予約してきていたので、電話に出るのがめんどくさくなった女将さんが、
「電話してこなくても席を取っておきます」と言った。
だから常にカウンターの同じ場所に箸をセットしていた。

しかし、この偏屈オヤジはこれからも来るだろうか。
この事件が火曜日で、私は次の木曜には復帰すると読んだ。
Aりは今週中、Mえは来週初め、スキンヘッド1号は1週間後、
女将さんはもう永久に来ないと期待を込めて推測した。
私と1号は生ビールを一杯賭けた。


そして問題の木曜日。
店に行くとカウンターのいつもの場所に箸が置いてある。
奥さんから予約電話があったそうだ。
やった、私の勝ちだ。
もう焼酎を飲み始めていたので、1号には次回ビールをおごるように言っておいた。

が、その後もなかなか夫婦はやってこない。
お客さんが増えてくるのに場所をとられているのは迷惑だ。
Mえが箸を片づけてから電話があった。
仕事の都合で行けなくなったというキャンセルだ。

となると私の負けだ。
持ち上げておいて落とすとは、やっぱりこいつ、いやなやつだ。

するとまた電話が来た。
「やっぱり今から行く」という。
ええい、めんどくさい。
来てほしくはないんだけど、早く来い。

来た!
が、奥さんだけだ。
なんか手土産を持って来て、ちょっとの間だけ居てすぐ帰ってしまった。
これはいったいどういうことになるのだ。
来たと言えば来たのだが、来てないと言えば来ていない。

女将さんの判断は?

「アウト!」

だから嫌いなのだ。






↑今日は来るんじゃないかと思われているけどクリックしてね。





野球ではないと思う
火曜日は早く店に来いと言われていたので自転車で居酒屋に行った。
帰りはMえに送ってもらい、公民館でしゃべって深夜になった。
ということは居酒屋に自転車が置きっぱなしだ。
どこかのタイミングで取りに行かなくてはならない。

一番早いのは翌朝だ。
居酒屋まで歩いて行って、そこから自転車で出勤するのだ。
しかし、この日は車で出勤した。
火曜が雨で畑に行けなかったから、ナスを収穫しに行かなくてはならない。
決して二日酔いだからじゃない。
二日酔いだからじゃないよ。

となると、水曜の退社後に車で畑に行ってナスを収穫し、
いったん帰宅してから徒歩で自転車を取りに行くことになる。
めんどくさいが仕方あるまい。

さて、夕方が近づいてきた。
最近は日の暮れも早くなってきている。
ああ行きたくない。
何もせず、まっすぐ家に帰ってゴロゴロしたい。
だって二日酔いだったもん。


えらいことを忘れていた。
火曜に飲みに行ったとき帽子を店に忘れたので取りに行かなければならないのだ。
公民館にいるときオーナーから電話がかかってきて、
自転車のかごに入れてもらうように言ったのだ。
どうして店で預かってもらわなかったのだろう。

ということは、やはり居酒屋に行く必要がある。
ところが、わが家には二日連続で飲みに行かないルールがある。
居酒屋には行くが、中に入らず飲みもしないなんて拷問があるだろうか。
しかし、あれはちづるにもらった帽子だから失くすわけにはいかない。
よし、ナスをあきらめて、直帰して自転車を取りに行こう。

いかん!
帰りに畑に寄ると思って、古くなったゴーヤや野菜ゴミを車に積んでいるのだった。
畑の穴にこれらを捨ててこないと、車の中で腐敗する。
となると畑には行かなければならないのか。
いったいいくつ「○○しなければならない」があるのだ。

決めた。
会社帰り、車で居酒屋に行き帽子だけとってくる。
そのまま畑に行き、ゴミを捨てナスを収穫する。
自転車は木曜の朝、出勤前に取りに行く。
決めたんだからそうするのだ。

ややこしくなるので帽子だけ取って店にも顔は出さなかった。
畑に行くとナスが20ほども収穫できた。
まだ日曜に収穫したナスが家に10ほどあるはずだ。
LINEでもらってくれそうな人たちに連絡した。
が、誰からも返事がない。

ナスはまた週末にも収穫できるだろう。
古くなったナスは人にあげることはできない。
ということは、この30のナスはウチで食べなければならないのか。





↑徒歩出勤だと仮眠が短くなるのでクリックしてね。






ナスの精か
急にMえにモテ期が来た。

第一候補は、店に来たお客さん。
「彼氏いるの?」と声をかけられLINEを交換。
通称『イケメン』

第二候補は、Aりのお友達。
店に来て働いていたMえに一目惚れ。
通称『小心者』

第三候補は、若者同士のバーベキューで知り合った人。
通称はまだない。

このような人々が突然まとまってMえに告白した。
となると落ち着いていられないであろうと予測されるのが、
MえにLINEで「大好きー」とやっちまった常連スキンヘッド2号だ。
これを伝えたものかどうか、店の女子で相談していたらしい。

とはいえ、今までなら当然相談していた相手である2号。
黙っていたらおかしい、ということになった。

で、昨日。
小心者が仲間と店に来ることになった。
定休日後の火曜は、常連たちも集まる。
そこで作戦が練られた。

普通にみんなで飲んでいるとき、私が、
「そう言えば、Mえの彼氏の話はどうなった?」
と持ち出し、当たり前のように話し始めるという事になったらしい。
なので私は早く店に来るよう言われた。


そして当日、昨日、火曜日。
あわてて店に行くと作戦の変更を伝えられた。
『イケメン』が来る可能性があるので、この話題を黙殺するというのだ。
イケメンと小心者はお互いのことを知らない。
2人がいてもしそのような話題になりそうになったら、
先日の「コミ、静かにしろ!」という新聞を出して話題を変えるように言われた。

幸い天気が良くなかったので、やってきたのは小心者グループだけ。
やつは仲間にそそのかされてMえとアドレス交換をしたらしい。
しかしそんなウジウジしたタイプはMえは好かないのだ。
まず一人片付いたと言ってもいいだろう。


みんな帰って行った閉店時間。
当たり前のように「じゃあ公民館ね」と言われた。
相談内容は主に2号の行動に対することだった。
なにやらあれ以来、怪しげなラインが毎日のように来るらしい。

そんな事より、早く来いと言われて行き、閉店まで居させられた私。
当然のように今日は二日酔いだ。
かわいそうな私。

ちなみに、Mえラブを公言しているⅩ氏には、全く何も伝えられていない。





↑「彼氏ができたらカラオケやジムや飲みにも行けないなあ」と寂しそうに言ったら、
  「それを禁止するような人とは付き合わない」と言われてほのぼのしていますがクリックしてね。






深夜は体がもたない
最近二日酔いになることが少ない。
最後の本格的ダウン絵を描いたのが7月11日だからちょうど二か月経っている。
理由は簡単、居酒屋で日本酒を飲むのをやめて、焼酎にしたからだ。
日本酒は残りやすいということもあるが、
帰る段になって「もう一杯やれ」などと酔っ払いに言われるからいけない。

その点、焼酎はボトルキープなので余計に飲まされる心配がない。
水で割っているから体にも優しい。
しかも、ジャマなボトルや氷は席に並べられず、
MえやAりやKちゃんがいちいち作ってくれるのだ。

家では、缶ビールを1本か2本。
その後焼酎を3~4杯。
洋風なおつまみが手に入った時はワインを飲んだりすることもある。
白でも赤でも構わない。
寝付けないとき用に、ウィスキーも買い置きがある。

つまり私はなんでも飲むのだ。
やめたようなことを書いてしまったが、機会があれば日本酒も飲む。
ただし、すぐ酔っ払うしすぐ二日酔いになるので量は飲まない。
なにしろ世界で一番酒に弱いと言われている三重県人なのだ。
ドーンとまとめては飲めないから、いろいろ細かく飲んでいるのだ。


そんな私だが、一つ飲まない酒がある。
世間では最高の美酒と褒めたたえられているが、私は手を出さない。
それは『風呂上がりのビール』というやつだ。
うまいビールの代名詞になっているようだが、どうもタイミングがつかめない。

夏は汗をかくので家に帰ったらまずシャワーをしていた。
でも、その後すぐにビールは飲まない。
夕食まで我慢する。

畑作業をして帰ってくると、やはりまずシャワーをする。
帰ってきたのが夕方ならビールを飲むことがある。
でもこれは、シャワー後のビールではなく、畑作業後のビールだ。
むしろ、あまりに汗を書いたあとだから、甘いものを飲んだりしている。

冬はとっぷりと湯船に浸かる。
どちらかというと熱い湯が好きで、中で歌など歌っているから長湯になる。
それでも湯上りにビールを飲んだりしない。
冬は夕食後だいぶたってから風呂に入っているのだった。

サウナに行ったときは出た後に飲む。
しかしこれも風呂上がりのビールと言えるのだろうか。
私の分類では、これは『お出かけビール』だ。
風呂の後、というより、飲む前に風呂に入ったということだ。

じゃあ私は風呂上がりに何をしているのだろう。
そうそう、冷房が寝室にしかないのですぐに寝床に行ってしまうのだ。
というか、寝る直前に風呂に入るのだ。
寝る前にカロリーを摂ってはいけない。
それに、夜中にトイレに起きるのはいやなのだ。





↑バスローブさえあったらクリックしてね。






体は細くならないのに
土曜日に草刈りをしておいてよかった。
車は停めやすいし見晴らしは良いし、なにより時間がたくさんある。
この日の予定は盛りだくさんなのだ。

まずはゴーヤのお片付け。
おそらくまだしばらくは収穫できるだろうが、早じまいをすることにした。
なにしろ冷蔵庫の冷凍室は刻んだゴーヤの小袋でいっぱいだ。
たぶん、来年の春まであるだろう。
もらってくれる人も少ないし、野菜室にもたくさんある。

ネットから大きく垂れ下がったゴーヤのツルを鎌で切っていく。
向こう側が見えるぐらいにツルが減ったら、はさみで切りながら丁寧にツルを取る。
根っこを抜いて細かい破片を取り除き、ネットを外して支柱を抜く。
敷いてあったワラと雑草を片づけたら、ほうらきれいな更地だ。

続いてシシトウに取り掛かる。
畝の両端で大木になっているシソの根元にクワを打ち込んで引っこ抜く。
若い枝ははさみで切って水に差しておく。
こうすると十日ぐらいは大葉として利用できるのだ。

シシトウを丸ごと抜き、はさみで一個ずつ収穫する。
残った木はなるべく小さく切って野菜くずや雑草を埋める穴に入れる。
センチュウ除けに植えたマリーゴールドは花盛りなので処分するのがもったいない。
サトイモとオクラの畝にスペースがあったのでそちらに引っ越した。

ここでタイムアップ、お昼になった。
ゴーヤを片づけるのに手間取ったので遅くなってしまった。
本当はオクラも片づけたかったのだが、まだ収穫できそうなので来週でいいや。
ああ、働いた働いた。


しかし、これでは物足りない。
考えれば考えるほど、もうちょっと作業したい。
というのも、空いた畝に肥料と石灰を入れて混ぜておけば2週後には種蒔きができる。
それが来週になれば一週遅れ、収穫はもっと遅れてくる。
もしかしたら次の休みには、雨が降るかもしれない。

ちづるにも午後の予定はないらしい。
だったら、と思い立ち、食事と仮眠の後ホームセンターに行って肥料を買った。
とりあえずザッと撒いて耕しておこう。
こいつは体力勝負、何も考えなくてよい。

およそ一時間後、広めの二畝を作ることができた。
二週間後にはダイコンやジャガイモを植えることができる。
体はクタクタだが、安心感で気持ちが楽になった。

おそらくちづるも同じ気持ちだろう。
なにしろ二日間の洗濯量が尋常ではない。
実家に行ったときの服、その午後草刈りをしたときの服、その後の自宅での服、
午前中の畑作業服、食事に行ったときの服、午後の畑の服、帰宅後の服。

これが草まみれ、土まみれ、汗まみれなのだ。
『収穫』だと思ってくれるだろうか。





↑最後に収穫したナスを誰かにもらってもらおうとしたのに誰にも連絡着かなかったのでクリックしてね。






やさしささ
ちづるが出勤の土曜日。
一日の予定を考える。

ナスを収穫して、実家に行き、母を買い物に連れていく。
午後は先日修理した草刈機で、畑周りの草を刈る。
できたら庭の草も取る。
ハードディスクの空きを増やすため、録画してある落語を観る。
夕方、ちづると落ち合い飲みに行く。

なんと面白みのない一日だろう。
畑も落語も趣味だし、飲みに行くのは大好きだけど、
なにかブログネタになるようなゆかいな出来事はないかいな。
そう思いながら新聞を読んでいた。


ふと目に留まったのが、第一面の本日の記事一覧。
別刷りの土曜版のこの記事はなんだ?
さっそくそのページを開いてみる。
ははん、こいつは使えるぞ。

さっそくその見出しを写真に撮った。
Mえ、Kちゃん、QちゃんとやっているグループLINEに朝の挨拶を書き込む。

「おはよー
 おはよー
 おはよー
 おはよー」

そしてその後に写真を貼りつける。

なにをした


実家で昼食を食べたあと、ラインを確認する。
あ、ウケとるウケとる。
Qちゃん「国家がこみをうるさいと認めたのか!」
Mえ  「この新聞、店に持ってきて」

家に帰ってから草刈りに行く。
戻ってシャワーを浴びて落語を観る。
ちづるとの待ち合わせまで仮眠。
店に向かう途中、Kちゃんからも反応。
その流れを店でちづるにも見せてやった。

なんというささやかな楽しみか。
でも、これだけのことで普段と変わりない土曜が楽しくなった。
ありがとう、田中小実昌さん。






↑怒られるのには慣れてるからクリックしてね。





なにをやった
いつも野菜をくれるから、
という理由でいつもの居酒屋の女将さんが焼酎のボトルをサービスしてくれた。
それではあまりに申し訳ないと思い、ケーキを持って行った。
そのケーキをAりがすごく気にいったというので、店を教えてあげた。

美食家のAりはさっそく行ってみたらしい。
そのお店、実は半分はパン屋さんだ。
Aりはパンが大好きだ。
三食パンでも構わないと言っていた。
その日はケーキのつもりで店に行ったので、パンは買わなかったが気になっているようだ。

「あ~ん、こみ、パン買ってきて」

『あ~ん』を付けられては買ってこないわけにはいかない。
いや、私もあの店のパンはとても興味があるのだ。
ケーキを買って梱包を待っている間見ていたパンの棚。
特にあの『ゴルゴンクリームチーズの食パン』だ。
よし、パンを買いに行ってみよう。


『ゴルゴンクリームチーズの食パン』は一斤の半分で、切り口から中身が見えている。
ものすごく大きな空洞ができているのは、チーズの重みで沈んでいるようだ。
それだけでは寂しいので、4個入りの全粒粉のパンというのを買った。
それを持って飲みに行くので、ちづるのご機嫌取りに甘いのを一つ買った。
コレを家に置いておけば少々遅くなってもいいだろう。

Aりは筋金入りのパン好きらしい。
好きなパンは、何も入っていないなるべく固いパンだ。
とはいえチーズも好きなので、これはとても喜んでもらえた。
私も分け前をもらい、持ち帰りで吟味の上、後日論評を交わすこととなった。


まずはお楽しみゴルゴンなんとか。
とてもおいしいのだが、食べているうちにチーズが邪魔になってきた。
Aりに感化されたのか、パン自体を味わいたい気持ちが芽生えている。
だから全粒粉のパンがすごくおいしかった。
やはりパンそのものがメインなのだ。

Aりも私と同じ意見だった。
ゴルゴンなんとかは途中からチーズを別にして食べたそうだ。
さて、こうなると更においしいパンを食べてみたくなる。

わが家では休日の朝はパン食だ。
といっても、スーパーやコンビニの食パンをトーストするだけだ。
パンに目覚めたからは、この朝パンをレベルアップしたい。
あちこちのパン屋さんをチェックして、お気に入りパンを見つけたい。
それはもちろんAりも同じ考えだ。

「こみ、おいしいパン屋さん探してきて!」

『あ~ん』がついてないからどうしようかな。






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残すことは許さん
なにかしら?













がっかり






↑まさかこんな時間だなんてクリックしてね。





いつもの居酒屋のバイトMえは人気者だ。
先日、坊主頭Fとお出かけした。
スロットでたくさん儲けたFが、車で送ってもらったお礼に、
MえにGパンを買ってあげたらしい。
食事をして、ガソリンも入れてもらったとMえは喜んでいた。

Mえは活発だ。
水曜には友人とジムに行って汗をかいている。
私が「○○センターにもジムがあるよ」と近いところを教えてやると、
「じゃあ、一緒に行こう」と誘われた。
そんなわけでこの月曜、二人でジムに行ってトレーニングしてきた。


そんな話を聞いて穏やかでないのが、Mえ大好きのⅩ氏だ。
Mえちゃんが男と二人でお出かけしたなんて、
と、腹を立てたり落ち込んだりしていたらしい。

ちょうどそのⅩ氏がいるところへ、スキンヘッド2号がやってきた。
すぐにMえに手渡したのは、オリンピックキャンペーンの応募券だ。
Mえは野球と相撲以外のスポーツが大好きで、オリンピックのチケットを狙っている。
某コーラのペットボトルについているマークを送ると抽選で当たるのだ。
だからみんながコーラやお茶を飲んだらそれをMえにあげている。

もう一人のバイトKちゃんがⅩ氏にアドバイスした。

「あんたもMえちゃんのこと好きなら応募券集めてあげたら?」

「でもボクは、コーラもそのお茶も飲まないからなあ」

これを聞いたKちゃんが切れた。

「違うやろ! Mえちゃんが好きって言うならわざわざ飲め!」

このⅩ氏、実はお金持ちだ。
仕事はレストランの経営、つまり社長さんだ。
お金持ちなのに、というか、お金持ちだから、かわからないが、とてもセコイところがある。
Mえの誕生日にも、店で残ったケーキを持ってきてヒンシュクを買っていた。
そんなだからMえとお出かけどころか、アドレスも教えてもらえないのだ。

そのⅩ氏、Kちゃんに切れられて頭を抱え込んだ。

「ああ~、もし僕がスーパーの経営者だったら、
 捨ててあるペットボトルの応募券を全部あげるのに~」

もうKちゃんも何も言わなかったそうだ。





↑ちづるは「仕入れ値で買えるのに」って言ってたけどクリックしてね。






相撲の絵になるとは思うまい
薄く知っている若い人たちの間でもめごとがあったらしい。
原因は、誰かが内緒の話をしゃべってしまったことだ。
おっさんからしたら大したことではないと思うのだが、
若者の間では、これは『裏切り』という重罪にあたる。
裏切られたと思った方は「信じていたのに」と怒るのだ。

もちろん秘密をまるっきりばらしてしまったらそれはもめて当然だ。
しかし、話を聞いてみると、そうでないことが多い。
互いの考え方のズレから、大事になっていく気がする。
これで長年の友達が分かれてしまったりするのはもったいない。


秘密があった場合、『信じる』は二種類ある。
まず一つは、
「あいつは決してこの秘密をほんの欠片さえもしゃべらないだろう」
という信じ方。
たいていはこう思っているようだ。

もう一つは、
「あいつがこの秘密を誰にどの程度話すか、その判断を信じる」
という信じ方だ。
私はむしろ、こちらの方が『信じる度』が高いように思う。


例えば、私が誰か女の子にフラれたとしよう。
この秘密をMえだけに打ち明けた。
私がいつもの居酒屋に飲みに行くと、いつものようにみんなにイジられる。
精神的にそれは辛い。
それを考えてMえが「こみはヘコんでるから」とAりに告げ、
二人であまりイジられないように配慮してくれる。

これならありがたいのではないか。
でも「欠片さえも派」の人は、
「人間関係でヘコんでいると言ったら、フラれたことがばれるじゃないか」
と怒るのだ。

私が居酒屋で飲んでいたら、私をフッた女子が予約電話を入れてきた。
空いているのは私の隣だけ。
そこでMえが女将さんに「あの二人はくっつかない方がいい」と言って配慮してもらう。
できたらこうしてもらいたいが「欠片さえも派」は怒る。

だから、欠片さえも話されたくない人は、信じてる人にも話してはいけないのだ。
信じているというのなら、その人が誰かにどれだけか話したとしても、
それは私のためになるよう考えてくれてのことだ、と信じなければいけない。
「あの人には話して欲しくなかった」と思っても、それは自己責任だ。
それで怒るなら「信じてた」ということ自体がウソになるのだ。


この二派が秘密を共有するともめごとになる。
お互い悪気はないだけに無意味な争いだ。
でも、それが若いってことかも知れない。

ただ一つ、どうしても言っておきたいことは、
私はフラれていないからね。
例えだからね。






↑自分とMえで例えて話したことがあるのでそのまま使ったけどフラれてはないからクリックしてね。





大きな穴だな
9月になって少し涼しくなった。
汗かきのおっさんにはありがたいことだ。
棚卸しの日も楽に過ごせたし、何より体が楽だ。
我が社に来るすべての運送屋さんと「よかったよかった」と肩をたたき合っている。

ただし、涼しくなったのは“すこし”だ。
一気に衣替えをするほどではない。
とはいえ、その状況によってはちょっと生活環境を変えたい場面もある。


例えば夜寝るとき、もう寝室のエアコンは掛けなくていいと思う。
窓を開けて風を通してあるとびっくりするぐらい涼しい。
このまますんなり寝てしまえると思う。
なのに、寝床にしばらくいると、なにやら居心地が悪くなってくる。
自分の体温でふとんが温まってくるのだ。

かといってエアコンはやりすぎだ。
当然扇風機に頼ることになる。
これが涼しいんだか、頼りないんだか、寒いんだかわからなくなってくる。
ただひたすら冷やせばいい真夏日と違って微調整が必要なのだ。
だからお腹と左肩だけタオルケットを少し掛けてみたりする。


朝食後、新聞を読み終えると着替えの時間まで仮眠をとる。
と言っても横になるだけだ。
下はフローリングにむしろ風の敷物。
なんか寒い。
ちょっとタオルぐらい欲しい。

いつも通り自転車で出勤。
ノースリーブだと家を出た時ちょっと肌寒い。
でも、半袖Tシャツだと会社に着いてから暑そうだ。
晴れか薄ぐもりかで体感温度がすごく違う。

会社ではエアコンをやめてみた。
冷気が逃げないように閉めているカーテンが無いと作業がすごく楽だ。
でも、全く冷房がないと体が汗ばんでくる。
なので送風にしたのだが、伝票が吹き飛ばされて困っている。

お昼はコーンフレークと魚肉ソーセージだ。
暑い時はそんなに思わなかったのに、涼しい時にこのお昼だと哀れになってくる。
いつも通りなのに食った気がしない。
だからといってカップ麺やスープでは暑そうだ。

仕事が終わった時がまた迷う。
どうせ家に帰ったら着替えるのだから、このタイミングでは着替えたくない。
なので今まではボディペーパーで体を拭いていた。
これの揮発性の匂いは蚊除けにもなるので、畑に行く前にはつごうがいい。

しかし、これは寒い。
拭く瞬間にもひやりとするが、日が暮れかけた中、自転車で風を切ると冷たく感じる。
ただ、これも来年には気が抜けているだろうから今シーズン中に使い切ってしまいたい。
しまったなあ、家用にも先日買ってしまったばかりだ。


まだ9月のアタマだ。
きっとまた暑い日が来るはずだ。
よし、このボディペーパーが無くなるまでは夏バージョンでいよう。

あっ、暑すぎて徒歩通勤をしていないからではないか。
だからボディペーパーが余ってくるのだ。
よしそろそろまた歩こう。
自転車でスッ転んだ時の足の痛みが無くなったら。





↑まだまだ袖は無いけどクリックしてね。






背中はいっしょ
土曜日が棚卸しで出勤だったため、実家の買い物は日曜になった。
となると、午後は草取りや水遣りやあれやこれやで忙しい。
ところが、棚卸しが定時より1時間半ほど早く終われたので、畑に行くことができた。
これは本当にありがたい。
日曜の午後はあれやこれやに集中できるではないか。

あれやこれやとは何か。
私が最も苦手とするジャンル、機械のメンテナンスだ。
まずその1、草刈機の部品交換だ。
先日、燃料を吸わなくなって弟に見てもらったら、
燃料をキャブレターに送る柔らかいシポシポ部が固くなって破損していたことがわかった。

さっそく部品を交換しなくてはならない。
こいつが動かないと、草刈り作業が何倍も時間がかかるのだ。
だから、交換部品だけはすぐ買ってきた。
ただ、そこから放置していた。

見た所、理屈は簡単、ネジを4本抜いて抑えを外し、交換するだけだ。
ただ、これがややこしい位置にあるため、タンクを外さなければドライバーが使えない。
タンクのネジを外したが、どうやったら取れるのかわからない。
キーッとなってウーンと力を込めたらパカッと取れた。
やった、ボクにもできた!


次は先日こけた時に曲がってしまった自転車のハンドルの交換だ。

こんなに


せっかくなのでM字型なのを棒ハンドルに変えることにし、食事のついでに買ってきた。
ブレーキやベルはネジだけで外せるのだが、このグリップはどうやって外すのだろう。
検索したら、ナイフなどで切れと書いてあった。
しまった、再利用できないのか。
食事に出かける前か、せめてラーメンを待っているときに検索すればよかった。

が、ハンドルの交換はボクにもできた!
なんだ、簡単ではないか。
そう思って余計なことに手を出した。
後輪が泥除けをこすっているので、これを直そうと思ったのだ。

まず、力で曲げようとしたが、どうにもならない。
これは軸が歪んでいるのかもしれない。
後輪の車軸あたりを見ると、横方向に緩めたり締めたりできそうなネジがある。
なるほど、これで左右のバランスを調節すればいいのだな。

で、驚いた。
後輪のネジがゆるゆるではないか。
こんなことだから高校生と ぶつかるのだ。
左右の様子を見ながら徐々に締めていったら、ボクにもできた!
なんと、苦手な機械モノ、三連続を全てクリアだ。

しかし私が褒めてもらいたいのは、これらを直したことではない。
修理のための道具を最初にすべて用意できたことだ。
いつもなら、あれがないこれが必要と何度も部屋と往復する。
それが今回、ドライバーもレンチも何もかも最初にセッティングできていたのだ。
一つだけ忘れていたのが、交換するのに買ってきたハンドルだった。






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壊れた
例年なら8月の最終土曜に出勤して行う棚卸しだが、今年は9月のアタマとなった。
本当の締めが9月1日なので、一日違いの第一土曜の方がつじつま合わせが楽なのだ。
しかしこれが功を奏した。
この一週間でどれだけ涼しくなったことか。

しかし、いくつか不都合もある。
まず第一に、右手親指の傷だ。
最終かさぶたがつい最近取れたばかりなのだ。
だから紙を数えるのに大事な親指先端に、できたばかりの皮膚がいる。
この赤ちゃん肌は敏感で摩擦に弱いのだ。

そして、高校生との自転車対決で負ったダメージがある。
どうやらぶつけていたらしく、右手薬指が紫に腫れてきた。
棚卸しには関係なさそうだが、やはり体はつながっているようで、
何をするにも痛くて力が入らない。
もう一つ、ふくらはぎの痛みで脚立に上るのがしんどい。

更に、この日は睡眠不足だった。
前日飲みに行ったら、週末なので店は大盛り上がり。
帰りにMえが送ってくれたのだが、つい公民館でしゃべってしまい、
家に着いたのは2時半ごろだった。

余談だが、すごすごと寝室に行った私は寝る前に、
「無事帰ったかー、おやすみ」とラインを送った。
すると翌朝ちづるが、

「あんな時間に帰ってきて、なにが『無事帰ったかー』や!」

と怒られた。
まちがってちづるに送ってしまったのだ。


さて、そんな棚卸しだが、実は事前にほとんど作業は終わっていた。
メインは女子の入力作業なので、私は月曜の仕事や片付けぐらいだ。
でも、あんまり早くからやっていた事が社長に知られるとよくないので、
社長が来た時は棚卸しをしているフリをするように言われていた。
幸い社長が来たとき、私はフォークリフトに乗っていたのでうまくスルーできた。

お昼に弁当をいただき、土曜にはアラームをセットしていなかったので、
昼休みを13分も寝過ごしたが、それでも問題なし。
女子の入力にメドがついたら、3時から4時ぐらいに終われるはずだ。

が、その時間に社長がまたやってきた。
店長と話しているが、これでは終われないではないか。
無い仕事をあるように見せかけながらの、終業待ちのこの時間。
4時前になって社長挨拶があり、終了となった。

それでも普段より早く終わるというのはとても気持ちのいいものだ。
私は畑に直行だ。
日曜に実家に行かなくてはならないのでちょっとでもやっておきたい。
1時間ほど草取りをして、ゴーヤとナスを収穫した。

午後は畑の仕事に行きにくい、出勤と同じように朝から行かないと気が乗らない。
と思っていたが、仕事の勢いのまま畑に突入するのが一番体が動く。
だから有意義な一日だったと思うことにしよう。






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僕の右手を知りませんか

罰2

8月31日、朝、自転車で出勤途中、高校生とぶつかった。

何で夏休み最終日に高校生が朝から慌てているのだ。
場所は田舎の間抜けな道、私が狭い路地から出た所。
あちらは道路の右側を走行していたが、こちらにもたっぷり非がある。
ブレーキを握らず、腕をハンドルに乗せてだらんとさせていた。
俗にいう幽霊の手ポーズだ。

その瞬間、さすが瞬発力のある高校生、サッとハンドルを切り、
路地から出てきた私をとっさにうまく避けた。
しかし、瞬発力も判断力もスローロリス並みに衰えている私。
あわわあわわ音頭を踊っているウチに、高校生の自転車の後ろに接触してしまった。

宙を舞う、なんてかっこいいシーンは全くなく、気が付くと地べたに這いつくばっていた。
よろめきさえしなかった高校生は自転車のスタンドを立て、
「すいません、大丈夫ですか」
と駆け寄ってくる。

なんとマジメでちゃんとした少年だろう。
「うっせー、バーロー」と捨て台詞を残して逃げていってもおかしくないご時世だ。
こういう人間とぶつかったのは運が良かったと言えるかもしれない。
なにしろこちらには、ブレーキを握っていなかったというひけめがある。

「大丈夫大丈夫、こちらこそ失礼」

とそれでもなお心配する彼を行かせて再び自転車にまたがった。
非は五分五分だとして、こちらの恰好が恥ずかしい。
この場を少しでも早く離れなければ。


すぐに気が付いたのは、自転車のハンドルが曲がっていたことだ。
センターより右側、いかにも事故的にぐにゃりといっている。
これはけっこうな力が加わったのではないか。

右手の小指から血が出ていた。
左肩と右ひじとお腹をすりむいているらしくヒリヒリしている。
顏着地をしたので左頬にも違和感がある。
あとは左ふくらはぎを打撲したようだ。

会社についてとりあえず傷口に絆創膏を貼ろうと思った。
が、指先用のT字型のしかない。
先日の親指のケガの時に買ったやつだ。
仕方ないのでテーピングをしてごまかした。

頬で着地した時、口の中を噛んだらしく皮がむけているところがある。
時間が経つにつれ、ふくらはぎが痛くなってきた。
右手は血が出た小指より、薬指のダメージが大きかったらしく紫色に腫れてきた。
筋肉痛と同じで、あとからの方が痛くなってきた。


この事故について、私の周りの人間の意見が全く一致した。
「調子に乗っているからだ」
自転車に乗っていたのだが。





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見て見ぬふり

棚卸しの話題が出るということは8月の末。
月の末ということはみそか寄席だ。

ゲストの桂三歩さんのマクラは額をケガした話。
酔っ払って駅の階段でこけて、翌日医者に行ったら縫われたそうで、
私は自分の親指のことが思い出されてしまった。
私のケガは酔っ払っていたわけではないけど。

『青菜』なんて一杯飲む話を聴いてしまったから、
帰りにはコンビニで冷凍焼き鳥とワンカップ酒を買ってしまった。
夕食がそうめんだけだったからお腹が減るのだ。
というか、この一杯までがみそか寄席の夜の楽しみなのだ。


ってなわけで、本日はカレンダー。
まずは下書きをどうぞ。


s-09月下書き


なんというか、単色で雑な感じを受ける。
私がそう思うのだからみなさんはなおさらだろう。
これが、完成作品はこうなった。


s-09月完成


ハイその通り。
青と赤のセロファンレンズの立体メガネで見てもらいたい。
残念ながら、メガネを付録に付ける能力はなかったので自前で作ってね。

ちなみに祭日の多い九月だが、日曜祭日は赤と青が逆転しているので、
立体メガネで見ないと休日がわかりにくいのだよ。




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