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月別アーカイブ  [ 2016年06月 ] 

裸のグラス

本来ならこの時期は週の半ばぐらいに一度は畑に行かなければならない。
ツルものがネットからそれていたり、ナス科が余計な腋芽をのばしていたりする。
それよりなにより雑草だ。
野菜に水遣りはしなくていいけれど、それは雑草も水が豊富ということだ。

この土日は日中こそいい天気だったが、前日やら夜やらに雨が降って土が湿っていた。
だから土曜の午後も日曜の朝も畑には行かなかった。
とはいえ段取りとしては、なんとかナスとピーマンの苗を植え付けたい。
なるべく土を乾かしてからと思って、日曜の夕方に畑に行った。

それはもうすごい草だ。
耕したばかりのところでもすでに緑の魔の手は伸びている。
もう手の入らないトウモロコシの間なんか、私の苗より背が高いではないか。
そうは思ってもこの日は時間がない。
トマトとオクラの畝に生えた大きい草だけ毟ってきた。


時間がないから毟った草も集めたりしなかった。
その場に根っこを上にして放置だ。
こうしておけば枯れていくだろう。

その作業をしながら、ちょっとだけ草の気持ちを考えてみた。
私が知る限り、草を育てるのは水と日光だ。
人間なら日陰に隠れてしまうような照りつけでも、
光をシャワーのように浴びて気持ちよさそうに見える。
やつらは日焼けもせず、ただ葉緑素を作っているのだ。

これは人間ならどんな気持ちなんだろう。
美味しいものを食べてる感じ?
筋肉が付いてくるような感じ?
休日の昼間、本を読みながらの寝落ちみたいな感じ?
なんにせよ、悪い状況ではないだろう。

では、根っこを抜かれて日に晒されるのはどうか。
普段隠しているところがむき出しにされるのだ。
恥ずかしさ、いやそれよりも弱点を大好きなはずの日光に焼かれるのだ。
人間に例えるならどこが日焼けさせられている状態なのだろう。
粘膜部か、頭皮か。内臓か。

そう考えていたらちょっと気の毒になってきた。
しかし、やつらの生命力はあなどれない。
そうされたらそうされたで、ちゃんと生きていく手段を持っているのだ。


以前、会社で引っこ抜いた草を乾燥させ、鉢にねじ込んで土を入れてトマトを植えた。
枯れた草に土になってもらう作戦だ。
ある雨上がり、草を乾燥させていたところを見ると、うっすら緑がかっている。
なんだろうと近寄ってみると、芝生のように一面に生えてきたものすごく小さい双葉だ。

抜いて枯れさせている間に種が落ちたのだ。
それが水を得て一斉に芽吹いたのだ。
こんな瓦礫のような地面なのに。
やつらの生命力はすごい。
私は小学生のように靴でガサガサーってやるしかなかった。






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スカートじゃないはず
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[ 2016/06/29 06:14 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(9)
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こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
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