徒歩通勤をしていて思う。
なぜだか、行きより帰りの方が辛い。
朝は起き抜けで体が寝ているし、気温も低いから出るのに度胸がいる。
その点夕方は仕事で体がほぐれているし、そこから自由時間なのだ。
でも、徒歩通勤という観点で考えると帰りの方がしんどいのだ。
一番大きな理由は、まだ夕方が暗いこと。
ずいぶん明るくなってきたが、それでもまだまだ黄昏感に襲われる。
ヘッドライトを点けた車の列の横を歩いていると、
まるで行き場のない野良犬になったような気持ちになってしまう。
かといって、人気のない畑辺りでは、通勤までが重労働に思えてくる。
実は、行きには体が起きていないことも影響しているのだ。
朝の寝ぼけた体は、前日や前々日の体のダメージに気付いていない。
だからボーッと歩いていけるのだ。
日曜日は暖かかった。
月曜の朝もいい感じだった。
だから私は、中に着ていたベストを着ずに出勤した。
会社に到着して汗だくになっているのがいやだからだ。
気持ちは、プチ衣替えだった。
ところがこの日の帰りは寒かった。
風が強く雨混じりで、ときどき雪になったりする荒天だった。
会社を出てすぐ、ベスト以外に後悔の三部作だ。
どうして風よけのヤッケを着てこなかったのか。
どうしてフリースの帽子をやめて手ぬぐいにしたのか。
どうして手袋を持ってこなかったのか。
暖かい日だと思っていたからだ。
久しぶりに真冬の寒さを体験した。
両手の小指がジンジンしびれてきて、体の前で手を合わせながら歩いた。
首元も耳も、風雪流れ旅状態だ。
家に着いた時、本当にホッとした。
火曜日もまだ寒いという予報だったので、冬バージョンで出発した。
装いはばっちりだが、夕方はやはり寒い。
腕立て伏せをした。
まだ時間があったので、スクワットもした。
これでちょっと暖かくなった。
これで勢いがついたので帰り道は歩きながらハンドグリップで握力も鍛えた。
が、体は日曜日の畑作業でまだガクガクだったのだ。
そこへ筋トレにウォーキング、さらに握力と調子に乗ってしまった。
家の近くまでやって来たころ、握力が衰えてきていたのだろう。
バネの力でハンドグリップが「ぴょーん」と飛んでってしまった。
拾わなければとしゃがもうとしたら、膝の力が入らなくてガクガクガク。
手を付いてこらえたけど、腕も力が入らなくて危うく顏着地になるとこだった。
このカエルみたいなポーズを犬の散歩の人に見られてしまった。
帰り道は怖い。
でも今日は大丈夫。
寄り道する日だから。
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