仕事のあと、歯医者に行き、畑に行き、買い物に行って家に帰った。
じきにちづるも帰ってきたので、こういう質問をした。
「悪い話と悲しい話といやな話、どれから聞きたい?」
ちづるの返事は「とほほ」だった。
まずは悪い話。
この日、詰め物のはずれたところに新しいのをはめて終わる予定だった歯医者が、
引き続き行かなくてはならないようだ。
悲しい話は、キューリが台風でダメージを受けていたこと。
いやな話は、私のスマホがおかしくなったことだ。
このほかに、わき腹がまだ痛いことと、今日は土曜出勤の日だということがある。
まさに今日、仕事がヒマな時間にネットニュースを見ていたら、
松下幸之助は「運が悪い」という人を絶対雇わなかった、という話を知った。
某大学の実験によると「自分は運が悪い」という人は、
お金が落ちているのにも気づかないし、力のある人と隣り合わせても話しかけないそうだ。
つまり、運が悪い人は、自ら運を手放しているということらしい。
ネガティブな話を羅列した私だが、これを思い出して良い方に解釈することにした。
台風が行ってしまうと晴れるらしいから、きっとキューリは復活してくれるだろう。
万が一そのまま枯れてしまっても、ゴーヤがあるし、秋キューリを植えてもいい。
わき腹以外は痛くないし、今日は本社のカワイコちゃんが手伝いに来る日だ。
こんな風に考えていたら、物事は良い方に切り替わるものだ。
まず、スマホが直った。
ちづるが「電源入れ直してみた?」というので「何回もやった」と答えていたのだが、
ちづるがやってみたら一発で直ったのだ。
ああ、電源って、ホントの電源のことだったのね。
「せっかく『キムチの素』や『もろみみそ』を買ってきたのにキューリが…」
と嘆いていたのだが、
よく考えたらキューリを見に行ってから買い物に行ったのだった。
わはは。
さて、こんだけが前振りで、実は今日のネタは歯の話だ。
歯医者さんが言うには、数本の歯の根元がすりへっているらしい。
原因は年齢による歯茎の減退と、ブラッシングのやり過ぎだということだ。
実際、減っているところは右側ばかり。
つい力が入ってしまうのだろう。
そもそも私は何でも力の限り磨くタイプだ。
汚れは落とすのではなく削り取る。
もちろん歯ブラシは硬いやつでパワー全開で高速で磨く。
それがよくないと言われた。
すり減った部分になにか補強をしてもらえるらしい。
しかし、歯の磨き方は変えなくてはならない。
とはいえ数十年もこの方式でやってきて突然変えられるだろうか。
「電動歯ブラシにしたほうがいいですかねえ」
とたずねたら、
「それもいいかもしれませんが、私は嫌いです」
と言われた。
どうしたらいいのだろう。

↑ここからがネタだ、なんて言った割に内容がなくてクリックしてね。
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