まるで病人になったようだ。
何をどうしても体中が痛いし、おじいちゃんのようによちよちとしか歩けない。
昨日の続編を書くつもりはなかったのだけど、
今はこの全身筋肉痛のことしか頭に浮かばない。
会社で空き時間に筋トレしたのが一昨日。
昨日の朝、すでに筋肉痛を感じていたので、
「あら、私も若いのね」
なんてうふうふしていたが、あれはほんの助走の序章にすぎなかった。
お昼過ぎからしゃがむのが辛くなり、
腕がとっさに上に上がらなくなり、
わき腹に違和感が起こり、これがピッチャーだったら大事をとって交代だ。
交代してもらえない私はずっと仕事をして家に帰った。
ギリギリギリ…ドスン。
これは私がトイレに座るときの様子を表した擬音だ。
ともかく太ももが私の体重を支えきれない。
なんとかゆっくり腰を落としていき、限界が来て重力にお任せになる。
もちろん立ち上がるのも一仕事だ。
横になってテレビを観るにも、枕代わりの座布団が痛い。
広背筋を圧迫しているのだ。
かといってそれを取ると二の腕が痛くなる。
仕方なく、あおむけに寝る形になる。
こうなると今度は起きられない。
腹筋が使用不能なのだ。
これはもう腹痛と言ってもいいぐらいだ。
頭痛にいろいろな原因があるように、腹痛も内蔵が原因とは限らないのだ。
夢を見た。
広い横断歩道を渡って疲れた私は、そばのコンクリートの塊に腰かけた。
そのまま後ろに倒れて動けなくなっていると友人が通りかかり、
声をかけると「なにやってるの」と言って去ってしまった。
私は森の中のショッピングセンターに行かなくてはならないのに。
目が覚めた。
うーんと伸びをしたら、足が攣りそうになった。
時間を見ようと体をひねった時「ぐぎゃ」と声を出してしまった。
昨夜の筋肉痛はまだピークではなかったのだ。
苦しみながら寝返りをうち、ベッドから足を下ろして悲鳴を上げ、
世の中を呪いながら起きあがった。
手すりを持たないと階段が降りられない。
蛇口をひねるにも、冷蔵庫のドアを開けるにも、体のどこかに軋みが起きる。
普段より早く目覚めたのに、パソコンにたどり着いたのはいつもより遅い。
私のパソコンスペース、布団を取っ払った掘りごたつになんとか腰を下ろした。
あ、メガネ。
体の具合が悪いときは頭ががんばってくれないか。

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