昨日のお昼は初めてのハンバーグやさんに行ってみた。
以前から気になっていたのだが、中の様子が見えなくて入る勇気がなかったのだ。
先日、ここに行った人の話を聞いたので、ちょいと度胸試しに行った。
ちづるさん、どうぞお先に。
席に着くなり女性スタッフがやってきて、
「この店のシステムはご存知ですか?」
と訊かれた。
ハンバーグを注文すると、自動的にバイキングの権利を得ることができるらしい。
こいつはしまった。
入口から見える範囲でサラダバーがあるのだと思っていた。
いや、入口にある看板でバイキング的なものもあるのはわかっていたのだが、
バイキングじゃないメニューもあると思っていた。
それがともかくバイキングだ。
私はバイキング形式が苦手だ。
皿を山盛りにしてみっともないとか、アレもこれも食べたくなるのか困るとか、
そんな事は思わないのだが、ただ、食事中に立っていくのが不愉快なのだ。
とりあえず、サイコロステーキを注文して、観察に行く。
サラダのコーナー、ごはんとスープとカレー、パスタと揚げ物、数種類のパン。
なんか肩すかしだ。
それも当然で、バイキングの中にハンバーグやステーキや刺身やカニはないのだ。
いわば、付け合わせバイキングだ。
とりあえず、野菜を取る。
オニオンスライスとレタスとコーンとモヤシを皿いっぱい。
肉が出てくるまでの前菜のつもりだ。
それをシャリシャリと食べ終わる頃、肉がやってきた。
サラダのおかわりとご飯を取りに行った。
ちづるも最初はサラダだったが、肉が来てからパンとコーヒーをとってきた。
私はごはんがちょっと足りなかったが、めんどくさかったのでそれで終わりにした。
私は居酒屋以外は早く出ていきたいタイプなので、飲み物やデザートは取らなかった。
食べるものがまずかった、ということはないのだが、なんだか満足できなかった。
やっぱりラーメンやカレーのようにドンと出てきてザザッと食べるのが性に合っている。
ちづるもやっぱりめんどくさかったようだ。
が、私はホテルなんかの朝食バイキングは大好きなのだ。
この違いは何なのだろう。
朝は寝ぼけていて、めんどくささに気付かないのだろうか。
それとも、お客さんから貪欲さが感じられないからだろうか。
私はこう思う。
普段の生活と比べてみると、朝のバイキングは忙しくないからだ。
ごはんを作らなくていい、弁当を詰めなくていい、慌てて食べて着替えなくていい。
ともかくあるものを取って食べればいいのだ。
それに引きかえ、普段のお昼は忙しくない。
弁当を出してきて食べるか、店に行って定食を注文するか。
ともかく食べさえすればいいのだ。
それがバイキングだと、いちいちよそいに行かなくてはならない。
おかずだけでなく、ごはんだ汁だと器の種類もいくつかになる。
要するに普段の生活との対比なのだ。
で、お金を払う時に、さらに普段との差を感じて愕然とするのだ。

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