2014年10月

ここでは、2014年10月 に関する情報を紹介しています。
今日の話は分かりにくい上に意味がないよ。


生き物のネーミングにはややこしいものがある。
たとえば畑の敵、テントウムシダマシ。
テントウムシにそっくりだが星の数が違い、
アブラムシを食べてくれるテントウムシとは違い、葉っぱを食べてしまう。

しかしこの名前はおかしい。
テントウムシダマシだと、テントウムシをだましていることになってしまう。
実はこの虫、本名はニジュウヤホシテントウというらしい。
これはこれで間違っている。
だって、テントウムシではないのだから。

では、なんと呼ぶのが正しいか。
カミキリムシにそっくりな、カミキリムシモドキってのがいる。
だったらこれはテントウムシモドキではないか。
とはいえ、どっちが先にこの世に現れたのかはわからないのだが。

コロギスという虫がいる。
絶対にコオロギを意識したネーミングではないか。
ダマシでもモドキでもない、斬新な名前だ。
ひょっとしたら、コオロギとキリギリスの合体獣なのだろうか。
一度生で見てみたい。


逆に姿がそっくりなのに名前が分かれているものがある。
よく言われるのが蝶と蛾だ。
生物学的にも違いはないらしい。
とまった時に羽根を開くか閉じるかというのも例外が多すぎるとか。

で、本題に入るのだが、
ヨウム、という鳥がいる。
オウムにそっくりなのだ。
モノマネが得意なオウムにそっくりさんがいるなんて、って感じだ。

ひょっとして洋風のオウムってことかと思ったが、
それなら和風のオウムはホウムになってしまう。
『ヨ』はどこから出てきたものか。

このヨウム、調べてみたらオウム目インコ科ヨウム、なのだそうだ。
そういえばインコってやつもオウムにそっくりだ。
インコには小さいやつもいるが、大型のものはオウムと変わりない。
なぜこれらを分類しているのだろう。

ヨウム、インコ、オウム
ヨウムインコオウム
ヨウムインコヲウム


以上です。





↑オウム返しでクリックしてね。






ウチで覚えたと思われたくない
スポンサーサイト
どんなに穏やかでのん気な人でも、
時には勢いで一気に敏捷にやらなければならないことがある。
でも、普段から敏捷でない人は、たまに敏捷になろうとしても無理なのだ。
私は穏やかでものん気でもないのに、敏捷でもなかった。


新店舗に引っ越して間もなく一ヵ月になろうとしている。
しかし、まだ前の倉庫には棚やら商品やらがたっぷり残っている。
これらは、店で売るものは新店舗へ、
そうでないものは本社へ持っていくことに決まっている。

新店舗の棚は、ほぼ計画通りに設置が終わった。
ただ、私のパソコンを置いていた手作りの台が、店で必要だと言われた。
ならば、今のうちに前の倉庫に行って具合のいい棚を持ってきてやろう。
そんなわけで、私は車の畑道具をおろし、自分の車で前の倉庫に向かった。

私はすべての棚を把握している。
目星をつけていた棚を確認し、すぐに分解を始めた。
これは分解が簡単なタイプなのだ。

あっという間に目的は達成されたのだが、
それだけ持ってガラガラの車で帰るわけにはいかない。
店長もこちらに来るたびに車いっぱいの荷物を積んでくるのだ。

ハガキに名刺に手提げ袋に書道半紙に色紙、もちろん大判の紙もたくさん残っている。
その中で私は封筒を持っていくことにした。
つい最近、封筒用の棚が完成したばかりなのだ。
それよりも、封筒は箱に入っていて、軽いしきれいだ。
自分の車に積むのならこういう荷物に限る。

どがどが積み込む。
ちょうど荷物を取りに来たО川とN岡がいて、どがどが積んでくれた。
おいおい、そんなに積むな。

目一杯積んで、あと三箱残った。
わずかな隙間にまで詰め込んだのでこの三箱が収まらない。
入るとしたら後ろのドアとの隙間だ。
ここに立てて乗せるしかない。

封筒の箱は10×30×50センチぐらいの平べったい形だ。
これを目一杯積んだ荷物に張り付けるように立てかける。
下に二つ、その上に一つ。
もちろん自立なんてしていない。
手で押さえていないと倒れてくる。

封筒を手で押さえながら、上に跳ね上げてあるドアを下ろしてくる。
ドアをギリギリまで持ってくるには体がどかなければならない。
右手で封筒を抑え、左手でドアを下げてくる。
ラスト、右手を離して封筒が崩れるまでの一瞬にドアを閉めるのだ。

今だっ!
バリッ!
ギャッ!

まさにその瞬間、ドアの角っこが作業服に引っかかった。
なにしろ敏捷に動こうとしたから力がこもっている。
作業服は大きく破れてしまった。
しかも半ドア。





↑これだけの話をずいぶん水増ししたけどクリックしてね。






反復横跳びだ
いつもの居酒屋にいると、常連のスキンヘッド2号から電話がかかってきた。

「あんた、次いつ行くの?」

「今おるけど」

「それはちょうどいい。例の餅を買ったから待っとれよ」

その5分後には、スキンヘッド2号は店にやってきた。
お土産の箱を二つ持って。


それはずいぶん昔、私とママ子さんが『東京ばな奈』の件でケンカになった日だ。
そのケンカのきっかけがこの餅なのだ。

三重県の北部に『安永餅』という名物がある。
お伊勢参りの伊勢街道は別名『餅街道』とも呼ばれたそうだ。
日本最古の観光地伊勢への道では、名物餅がずらりと並んだ。
この餅街道は安永餅に始まり赤福に終わるとと言われていた。

その安永餅の話が出た時、ママ子さんは桑名の名物だと言った。
私は四日市の名物だと主張した。
スキンヘッド2号は、両方にあると述べた。
私は、そんなのは認めない、と意地を張った。
そのへんからケンカに発展していったのだ。

で、ちょうどそちら方面へ出張に行ったスキンヘッド2号が、
桑名と四日市両方の餅を買ってきてくれたのだ。
それは『安永餅』と『ながもち』だ。

もちろん、餅だけにもちろん、食べ比べをしようと言うことなのだが、
他のお客さんがいるときに仲間内だけでワイワイ食べるのも申し訳ない。
あとで店の子たちと一緒に食べることになったのだが、
とりあえず、私だけは食べ比べてみろと言われた。


大きさも形もだいたい同じぐらいの餅だ。
長さが10センチぐらいで、細長くて平べったい。
中には粒あんが入っている。

安永餅はあんこが多くて表面に焼き目がついているが、
ながもちには焼き目がなくあんこはほんの少しで薄さを極めた感じだ。
どちらが好きかと言われたら、悩むところだ。
安永餅の焼き目は香ばしくておいしいが、
甘党でない餅好きの私は、サッパリしていて柔らかいながもちも捨てがたい。

手土産までもらって家に帰り、ちづるの意見を聞いてみた。
やつの意見は、
「ながもちの方が上品だが、安永餅の方が手作り感がある」
ということだった。

逆やったかな?
酔っぱらっていたので覚えていない。





↑スキンヘッドが2号なのはすでに1号が店にいたからだからクリックしてね。






ネバーギブアップ
聞きなさい。
天気予報とは、明日や明後日のお天道様のご機嫌を予想するものだ。
気分屋だからそれは大変なことだろう。
ましてや今のお天道様は女心になっているのだ。
だとしても。


今週はずっと晴れの予報だった。
だから土曜は実家に行って、日曜にゆっくり畑をする予定だった。
それが間際になって日曜は雨だと言いだした。
私は土曜の午後、急遽畑に行ったのだ。

とりあえず畝を作って種を蒔いた。
木曜の雨で土が湿っていて作業は大変だった。
あと一日乾燥させることができたらどんなに楽だっただろう。
とりあえず、雨が降るから水やりだけはしなくていい。

日曜の朝、まだ雨は降っていなかった。
ひょっとしたら、降ってくるまでにチンゲンサイの間引きぐらいできるかもしれない。
でも、体が雨モードになっているのでなかなか腰が上がらない。
結局お昼になってしまった。


この辺までは先日書いた話だ。
ここからはその続き。

お昼になってちづると出掛けた。
新しくできたホームセンターを見に行ったのだ。
ちょいちょい買い物などをして、帰宅したのがおよそ3時。
まだ雨は降っていない。
むしろ晴れてきた。

種だけ蒔いて水をやっていないのは具合が悪い。
土と種が密着しないではないか。
これは水をやりに行かなくては。
種蒔きをした畝に水をやり、育成中の苗には液肥をやった。

で、月曜日、朝起きたら外は雨。
週明けは秋晴れって予報じゃなかったか。。
なんのために水やりをしたのだ。
液肥は流れてってしまうではないか。
それに、今日から自転車通勤する予定だったのに。

車で出勤して、普通に仕事をする。
十時ごろには雨は止んでいた。
裏口から外に出てみる。

棚がおいてあった。
土曜に本社の人が出勤して、前の倉庫の棚や荷物を移動すると言っていた。
こちらが必要な棚を持ってきてくれたらしい。
が、おそらくカギがなくて裏に置いていったのだろう。

雨ざらしやないか!
拭くの大変やったやないか!
おい、気象庁~





↑雨が降ろうがヤリイカが降ろうがクリックしてね。






濡らしちゃだめでしょ
先日、ある陳列棚の商品が無くなっていた。
レジを調べてみても売れた記録はない。
どうやら万引きにあったらしい。
その場所は防犯カメラの死角で、店長はさっそく社長にカメラの増設を訴えていた。

なんとも腹の立つ話ではあるが、事務所ではそれよりも不安が広がった。
なにしろ不穏な世の中だ。
コンビニ強盗のニュースなど頻繁に報道されている。
ウチの店舗が狙われないとは限らないのだ。

引っ越し前は両隣がみっちりくっついて立っていたし、
常に人通りのある道だったのでそんなことはあまり考えたこともなかった。
今回、移転したのは車どおりは激しいバイパス沿いだが、
環境的には一軒家に近い。

まして、店で接客するのは全員女子だ。
狙う側からしたら、標的にしやすいかもしれない。
しかし、奥には店長も私もいるのだ。
商品の移動で本社からもひっきりなしに誰かやってくる。

そこで奥さんにこう言われた。
「男もいるってことを見せるために、ときどき表に出て」
見せ用心棒だ。


私には、本来の仕事の他にいくつか役割がある。
トイレを使ったらきれいかどうか確認する。
朝は、開店前に移動陳列台を出したり、のぼりを立てたりする。
帰りにはそれらをしまう。
まだしたことはないが、店のガラスが汚れたら拭かなくてはならない。

そこへ追加の役割だ。
ただ、表に出て姿を見せる。
何らかの効果があるのかどうかはわからないが、
とりあえず、お客さんがいないときに、ときどき日向ぼっこをしに出ていく。


先日、店長がある行事に出席するため、夕方から外出したことがあった。
帰りが不用心になるので、私が閉店まで代わりにいることになった。
その日は業者さんも来ていて、人はいっぱいいたのだが、
狙っている奴にはわからないかもしれない。
そんなわけで、ただ会社に長く居た。

その日業者さんが来ていたのは飾りつけの変更だ。
なんと、もうクリスマスの飾りつけをするのだそうだ。
女子たちも商品の入れ替えでてんてこ舞いだ。

一応ちょっと片づけるのを手伝ったりしていたのだが、
基本的に段取りがわからないのでポーッとしていた。
そのあと、事務の締めになった時は、もはや片付けたのぼりと同じレベルの存在だ。


このように、私にはただ“居る”という役目もある。
居る手当、くれんかな。






↑ときどきは働いているのでクリックしてね。





ただ更新してるだけだし
昨日の午後は畑に行った。
この土日はピーカンド畑日和だと思っていたのに、
いつの間にやら日曜に雨マークがついているではないか。
そんなわけで、今週末の畑作業はこの半日にかかってしまった。

とりあえずは種蒔きだ。
もっと寒くなってから植えるソラマメやスナックエンドウのスペースと、
自宅で苗を育てているハクサイやミズナたちのスペースをキープして、
あとはなるべく早く種を蒔いてしなわなければならない。
これ以上寒くなると、発芽しなかったり苗が育たなくなったりする。

とりあえず畝を作る。
木曜の雨でまだ土が重い。
土がダマになっていてうまく均せないがまあいいや。
ホウレンソウとからし菜の畝を一本ずつ、あと一本の畝にダイコンとコカブを蒔いた。

これでだいたいスペースが埋まった。
翌日が雨の予報だから水やりもしなくていい。
汗だくにはなったが、これで一安心だ。


とはいえ、畑にいると仕事はいくらでもある。
まだまだ明るいのに帰るわけにはいかない。
私の大の苦手仕事が待っていた。
間引きだ。
今まで蒔いた種が密集しすぎていてうまく育てないでいる。

まずはダイコン。
これは第一間引きだけは終わっているので、あまりにもくっついた苗はない。
むしろそこそこ育った苗を収穫しているような感じだ。
次の間引きで残った苗はダイコンに育ってくれるだろう。

ここからが厄介だ。
今年は畑の時間がなくて、ほとんどの種をバラ蒔きした。
これを適当な間隔になるように、密集したところや生育の悪いものを抜かねばならない。

なにがやりにくいって、菜と言うものは下は細い茎で上で葉っぱが広がっている。
この太い指で何とか抜いたとしても、これを密集地から取り出すのが苦労だ。
葉っぱ同士ってどうしてあんなにキュッキュしてくっつきたがるのか。
そして、なんて簡単に破れてしまうのか。
なんとかコマツナとミズナの間引きをした。

あとはチンゲンサイだ。
このチンゲンサイは、今言った菜の状態とは違う。
かれらは下半身のBMIが異常だ。
根っこを足と考えたら、まさにおしりがでかいと考えられる。
土に接触している部分が一番太い。

だったら葉っぱ同士が絡んだりしないから間引きがしやすいと思うかもしれない。
それは間違いだ。
あの巨尻の集団には、指もはさみも入る隙間がない。
全体がフジツボのコロニーみたいになっている。
もうちょっと若いうちに間引きをしておくべきだった。

苗は時期をずらして何回かに分けて蒔いてある。
だから次のチンゲンサイはちゃんと早めの間引きをしよう。
と、毎年思っているのだった。





↑まだ降ってないけど体が雨モードなのでクリックしてね。






世間で幅をきかせています
そうか、そんなに私の健康診断の結果が知りたいか。
そこまで言うなら教えてあげよう。
だって、それだと更新が楽だから。


健康診断の結果、私の数値には五つの『H』がついていた。
この『H』は『ヘンタイ』の略ではない。
おそらく『ハイ&ロー』の『ハイ』の略だ。
ちなみに私の数値に『L』はない。

まずはBMIと腹囲だ。
これは二つひっくるめてもよいのではないか。
つまりは太っていると悪口を言っているのだ。

ただし、この二つには微妙な違いがある。
BMIの判定は3(要経過観察)だが、腹囲は2(要注意)なのだ。
言い換えれば「体重の割におなかが出ていない」ということではないか。

そうそう、今回の検診で私の身長は縮んでいた。
私や会長は年齢もあるから少々縮むのは仕方ない。
しかし、若さ真っ盛りのお肌ツル子ちゃんまで縮んでいたというではないか。
BMIは身長と体重の兼ね合いだ。
身長側の測定に問題があるに違いない。


次は血圧だ。
私はいまだかつて血圧にクレームがついたことはない。
数値は、134~81だった。
これで高いのか。

これはおそらく、初めて顔を合わす合併した会社の人がいたことと、
血圧の測定場所が階段を上がったところだったからだ。
つまり、環境が悪かったのだ。


つづいてガンマーGTP、肝機能の項目だ。
基準値は80以下でのところ84だ。
わずか4のオーバーではないか。
これを『H』と判定するのはオーバーではないか。
『h』ぐらいの感じ、いや、もはや超えていないと言ってもいいだろう。


最後は血中脂質、つまりは中性脂肪だ。
ヘンな言い方だが、これは当然だ。
BMIと腹囲が『H』で脂肪が少なかったら何で太っているのかってことになる。
むしろその方が心配だ。

数値は基準値30~149のところ215だ。
けっこういっているようだが、総合所見では「やや高値」となっている。
甘いものの制限、節酒、適度な運動に留意せよとされている。

これは勤務条件が悪い。
新店舗がオープンしたというので、お祝いをもらったり、
見に来るのに手土産を持ってくる人がいたりするのだ。
だからこの間から、普段なら食べない饅頭やモナカやちんすこうをモリモリ食べた。

事務所のSちゃんはときどき甘いものを持ってくる。
お礼を言うと、
「もらうんだけど私食べないから」
それで自分はシュッとしているのだ。

一つだけ言っておこう。
私、中性脂肪は多いのだけど、コレステロールは低いのだ。
たぶんゴマを食っているからだ。

次はなにダイエットをしようかな。





↑情報公開したんだからクリックしてね。






もひとつほしい
アウト~






↑新店舗で初ダウンだけどクリックしてね。





リアルガチです
久しぶりにホルンを見た。
もちろん生でではなく、テレビでちらりと。
私はホルンを見るたびに、よく巻いているなあ、と思う。

ホルンには二種類ある、と思っている。
あの、スイスあたりの草原で、チロリアンハットをかぶった人たちが、
「ほっほほー」と吹く、身長よりも長いのが一つ。
もう一つがグルグル巻きの金管楽器だ。

おそらく、あのが長いのが原型なのだろう。
あの長さ分をなんとかコンパクトにしたくて金管楽器のホルンができたに違いない。
だから、金管楽器の方は『巻ホルン』と呼ぶのが正しい。

あの真っ直ぐなホルンは、正直なところ興味を持てない。
なんというか、大きさを競っている丼物みたいな感覚だ。
一方、巻ホルンは見ているだけで楽しくなる。
あの金色に輝く管がどんなふうに巻いているか、
それを目でたどるだけでウキウキしてくるではないか。


これは私の習性のひとつだ。
以前もご紹介したことがあるが、私は玉がコロコロ転がっていくのが楽しい。
ピタゴラ装置的な変化があると、もうたまらん、って気持ちになる。
ちづるの買い物に付き合って、おもちゃ売り場で時間をつぶしていると、
いつまででも展示されているプラレールなんかを見てしまうタイプだ。

展示のプラレールがただ楕円コースを回っているだけだと、
「ここの担当はなんとセンスがないんだろう」
とつばを吐いて立ち去る。
立体交差や切り替えや踏切なんかがあると、担当の頭をなでなでしたくなる。


だから私はホルンをたどりたい。
金管楽器は多かれ少なかれ巻いてはいるものだが、
ホルンの巻きっぷりは、なでなでしたくなるハイセンス巻きだ。

実はただたどるだけでは私のうずうずは発散されない。
玉を入れたい。
先っぽは玉を入れるのにふさわしいラッパ型をしている。
でも、入れてしまうと玉の動きは見えない。
そこで求めるものは、透明のホルンだ。

透明のホルンの中を玉が転がる様子はどんなにステキだろう。
あーなってこーなって、あそこの急カーブはくるんと回って、
あのボタンのあるところでは一旦停止をさせられて…

玉はいったい何がいいだろう。
口をつけるものだから、私はガムがいいと思う。
丸いガムの自動販売機で、いろんなコースを転がって出てくるのがある。
なにしろコースがホルンなのだから、ゴールは人間の口だ。
食べられるものがいい。

ただ、気を付けなくてはならないのが、
おそらくガムはすごい勢いで飛び出してくることだ。
お年寄りや子供がやったらのどに詰まらせてしまう怖れがある。
成人男性であったとしても、健康な人でなければならない。
なので私は健康診断を受けているのだ。






↑スイッツランドの人もクリックしてね。





演奏法はわからない
事務所から回ってくるものと言ったら、伝票か甘いものに決まっている。

その人がペラペラしたものを持って来たら、それは仕事だ。
それをただ渡していくだけならどうってことない仕事だが、
何らかの説明が加えられるときは厄介な仕事なのだ。

店長の奥さんが見慣れぬ紙を持ってきて、ホホホホと笑った。
奥さんがホホホホと笑う時は最も困難な仕事の合図だ。
しかし今回は違った。
健康診断の結果が来たのだ。


今回の健康診断は今までと違うシステムだったので、
その紙も始めて見るものだった。
個人情報なので他人が読めないように、二つ折りにして三方が糊付けされている。
それを読むためには糊付けされた部分のミシン目を切らなければならない。

ミシン目を切るのは気持ちいい。
この診断票のミシンは上物だ。
一番気持ちいいやつだ。
私は紙の専門家だからよくわかる。

まず、紙質が上質紙の系統だ。
しかもけっこう厚みがある。
それが二枚重ねになっているのだからなおさらだ。
そのまま切らずに一旦折ってから切れと書いてある。

折り目を付けて切ってみる。
ボリボリボリと小気味よく切れる。
これが薄いコート紙だったらどうだろう。
よくリーフレットの下に申込書が付いてるようなやつだ。

あの申込書を切ろうと思ったら、ちょっと慎重にやらなければならない。
ピリリリと切れ始めてすぐに横道に逸れようとする。
ミシンでないところが破れてしまうのだ。
これではせっかくの恍惚感が味わえない。


この二つには実は紙質や厚さ以外の違いもあるのをご存じだろうか。
実はミシン目の入れ方には二種類ある。
櫛状になったミシン目用の刃で上から突き刺す『突きミシン』と
丸いミシン刃が回転しているところに紙を通す『ローラーミシン』だ。

ローラーミシンのメリットは、なにしろ大量生産に向いているところだ。
印刷機と同じようなスピードで紙が機械を通っていく。
ただし、直線にしか入らない。
縦横にミシンを入れたければ、二回機械を通さなければならない。

突きミシンはスピードは遅い。
でも、最初に刃をセットすれば縦も横もななめでも、一度にミシン目が入る。
しかも失敗がない。
ローラーミシンはときどき失敗がでてしまう。
だから、個人名が入った書類など失敗できないものは突きミシンだ。


紙質、ミシンの入れ方の他に、紙の目と言う問題もある。
これはまた次の機会に。





↑プチプチ派の人もクリックしてね。






ミッシングミシン
お昼休みはいつものように、機械の後ろの秘密の小部屋で本を読んでいた。

小部屋と言っても仕切りのない、ただイスが置いてあるだけのスペースだ。
あと少ししたら暖房設備を考えなければならない状況だ。

今読んでいる本がつまらなくて集中できていなかったのかもしれないが、
字を目で追いながら、視界の端に動くものを感知した。
私は動くものに敏感だ。
未だ生命の気配を感じさせないこのコンクリートの倉庫に、
いつ、昆虫より足の多い生物がやってくるか戦々恐々としているのだ。

はっ、と目をやると、そこにいたのはカメだ。
直径5センチほどの黄土色の小ガメだ。
それがえっちらおっちら這ってきて、棚の下に入っていこうとしている。

こいつはいかん。
奴が棚の下に入っていくのは勝手だが、
そんなことしたら絶対にそのまま死んでしまう。
死ななかったとして、そこに1万年住まれても困る。
棚の下に入る手前で捕まえた。


私が指でつまみ上げると、カメは甲羅に引っ込んで防御の体勢だ。
さてこいつをどうしたものか。
裏口から出たところにはドブがあるのだが、
なんだか水が汚そうだし、高さが2メートル以上もあるので落とすわけにもいかない。

とりあえず、私の昼休みがもったいない。
その辺にあったプラスティックのケースに入れて、目の届くところに置いておいた。


さて、何度も言っているが、私の今の勤め先はオープンしてほやほやの新店舗だ。
開店時には花やら蘭の鉢やら観葉植物やら、お祝いがいっぱい並んでいた。
これもそういつまでも飾っていられない。
花は来た人が勝手に持って行ってくれるのだが、蘭や観葉植物は置いてある。
どうやら、わが社には蘭を育てる趣味のある人はいないようだ。

最終的には分け前と言うことで半強制的に一鉢ずつ持たされた。
私は、ちづるが植物好きなので赤と白の二鉢と観葉植物を一本もらってきた。
それでもまだ店内には観葉植物が4本もある。

一本だけ、店の外の置いてある観葉植物があった。
これも奥さんは私に持っていけという。
ちづるが何とかするだろうからもらっていくことにした。
これが枯れても、この鉢だけでも値打ちがありそうだ。


昼休みが終わり、本を閉じ、カメを見る。
顏だけちょっと出している。
私がいたのは倉庫の一番奥だ。
その入り口の前はアスファルトの駐車場、よくぞここまでやってきたものだ。

そう思うとポイとそのへんに放り出せない。
まだ小さいからカラスに狙われるかもしれない。
また道に出たら車に踏まれるかもしれない。
ずいぶん気温も下がっているから、凍え死んでしまうかもしれない。

とりあえず、観葉植物の根元に置いた。
コンクリートやプラスティックより、土の方が居心地がいいだろう。
鉢の縁より土がだいぶ低いから逃げ出すことも無理だ。

しばらくしてみてみたらいなくなっていた。
今これを読んでいるみなさんと同じことを想像して、ちょっと土をほじくってみた。
ほうら冬眠している。

寝ているところを起こされるのは不愉快なものだ。
なので、そのまま家に持って帰った。
さあちづるさん、あなたの好きな観葉植物(カメ付)だよ。
春まで育ててくれたまえ。






↑ツルとカメがそろったからクリックしてね。





どうやって掘った
天が与えてくれた透き通るような秋晴れの土日、
旅行なんかして休日を楽しんでいる人もいる中、我々はドブ掃除だ。
地べた以下のところで泥びちゃぐちょまみれになって働いていた。
まあ、お昼前に終わったので、例年と比べたらましな方か。

それよりも心配なのは会社のことだ。
ほぼ私だけが使う空間に、私以外の人間が休日出勤して、棚を組んだ。
ちゃんとこうしてちょうだいよと言う指示はしておいたのだが、
私が言ったことや、書いた図面がかれらに伝わったかどうか心配だ。

なぜなら、私たちの世代はみんなもう脳が古くなってきている。
忘れっぽく、覚えにくく、勘違いしやすく、修正しにくい。
一番厄介なのは、二つの事柄が頭の中でごっちゃになってしまうことだ。
このミックスが行われると、もう他には通じなくなる。


惜しくもノーベル賞を逃した小説家、村上春樹の作品に『ノルウェーの森』がある。
なんだか陰鬱なタイトルだ。
薄暗い森でカラスが鳴いているようなイメージだ。
そういえばこの作品は映画化されたんじゃなかったか。
映画、カラス、森、ヒッチコック…

『ノルウェイの鳥』
こんなことが頭の中で起こるのだ。


最近水素で走る車が開発されたらしい。
もちろん燃料はガソリンスタンドでは入れられない。
併設された水素ステーションで充てんする。
そんな話をニュースで見た。
水素ステーション、ニュース、ニュースステーション…

『尿素ステーション』
ね。


『となりのトトロ』『崖の上のポニョ』…
『崖のとなりにょポロロ』


えーとですね。
本当はあと二つぐらい考えてあったはずなんですけどね。
ついさっきまで覚えていたんですけどね。
本当に忘れてしまいました。
こんな脳なの。





↑疲れ果ててとっぷり寝ちゃったのでクリックしてね。






世代が古いか
朝、ちづるを会社に送っていき、畑でダイコンを間引き。
一旦家に帰って母親に電話をし、頼まれたものを買って実家に行く。
スーパーに食品を買いに連れていき、実家に戻ったのが11時半。
時間がもったいないので早めの昼食にした。

実家を出て、帰宅途中勤め先の前を通った。
この日は出られる人が出勤して、棚や商品を移動しているはずだ。
店の駐車場には、大きな棚を3台も積んだトラックが停まっていた。
私が説明したとおりに配置してくれることを祈るばかりだ。

家に着いてちょっと仮眠。
平日の昼休みにちょっと寝る癖がついてしまった。
おかげで休日でも少し昼寝をしないとあとで眠くなるのだ。

1時半に畑に出発。
まだ土が水分を吸っていて重い。
なんとか畝を作り、またダイコンやコカブ、ミズナ、サニーレタスなどの種を蒔いた。
4時に体力的にギブアップ。
とはいえだいたい予定通りに進んでいる。


夕方5時ごろ、ちづるにメールを送った。

「車検の連絡はこぬか雨?」
「来ぬ」

車検に出してあるちづるの車が引き取れるようなら、
そのまま車屋に行こうと思っていたのだが、どうやら無理のようだ。
5時半にちづるを迎えに行き、コンビニに寄って家に帰った。
どれ、ちょっと仮眠を取り、カレーパンを食べてスナックへ行こう。

と思ったところで電話が鳴った。
「車検できました」
アホか。
できる前に予測連絡してこんかい。

時間は6時、大急ぎで車を取りに行き、帰ってきたら6時40分。
わざわざ店を7時に開けてもらうのに、遅くなったら怒られる。
カレーパンを食べて家を出て、スナックに着いたのはちょうど7時だった。
11時過ぎまでしゃべって歌ってスッキリ。
家に帰ってラーメン食って寝た。


さて、世界に発信するブログと言う媒体に、
一日の予定を書き、それがいかに達成されたか報告をする。
なんたる無駄、なんたる手抜きか。

でも仕方がない。
今日はドブ掃除なのだ。
毎年恒例、チョー段取りが悪くてドブの泥と血圧を上げるドブ掃除なのだ。
おもしろいことなんて何にも頭に浮かばないのだ。

キーッ、ドブ掃除め。
呼び名まで下品だ。
『トプ掃除』に改名しろ。
いや『トゥフソーティー』ってソフトな呼び名にしろ。
ああー、全く何も解消されん!





↑タイトルは『どぶさらい』にも掛かってるんだけどクリックしてね。






もしやノッてきたのか?
土曜日の出勤は変則だ。
本社は交代制で、午前中だけ営業している。
店は午前中だけと言うわけにはいかないので、隔週の営業だ。

しかし、今日は予定のない者は全員出勤している。
まだ終わっていない引っ越しのためだ。
引っ越し前の会社の荷物は、年内に新店舗と本社にすべて移す予定だ。
それをやるためには、平常営業しながらでは無理だ。
なのでこのように休日出勤のお声がかかる。

私は断った。
忙しいからだ。
「忙しい忙しい」と言う人間ほど、時間を無駄に使うと言うが、
今日の私には無駄に使う時間などない。
私自身の確認のためにも、今日しなければならないことを挙げてみよう。

1、母親を買い物に連れていく。
これは毎週のことだ。
新店舗オープン前の土日出勤の時は弟に替わってもらった。

2、種蒔き。
気がつけば10月ももう終盤。
そろそろ蒔いておかないと、冬に食べる野菜が無くなる。

3、ちづるの送り迎え。
ちづるの車を、先日車検に出した。
そろそろできるころなので、ちづるを連れて車屋さんに行かなければならない。
車検が終わらなかったとして、ちづるは迎えに行かなければならない。

4、スナックに行く。
朝の早い仕事の常連さんが、土曜は勤めてないママ子さんにお願いをした。
一度、7時に開店してほしい、と。
ママ子さんちで楽しみたいのだが、翌日が早いのでなかなか行けないというのだ。


そんなの明日にすればいいじゃない、と言うお方。
明日は台風で延期になっていた、わが地区のドブ掃除なのだ。
朝8時からお昼の1時までもこき使われ、疲労困憊するドブ掃除。
そんな日に何の予定が入れられようか。


と言うわけで、今日の私のスケジュールだ。
朝8時半、ちづるを会社に送っていく。
その帰りに畑に行き、ダイコンの間引きをする。
その間引き菜を持って実家に行き、スーパーに連れていく。

お昼は実家で食べていったん帰宅。
そのあと畑に行き、畝4~5本種を蒔く。
夕方6時ごろ、ちづるを迎えに行き、車検が終わっていれば車屋さんに。
着替えて7時にスナックへ行く。


それはもう、憂さ晴らしに歌いに歌いまくってやる。
そして、ガラガラ声でドブ掃除に行ってやる。






↑最終の予定が不明なんだけどクリックしてね。





糸が切れたのね
私は毎日こうやってキーボードで文章を打っている。
そうするとたまにだが「儲けた」とか「損した」と思うことがある。

儲けたな、と思うのは『分泌』だ。
『ぶんぴつ』だったか『ぶんぴ』だったかわからないなあ、
と思いながらキーを打っていくと、
『ぶんぴ』まで打った段階で『分泌』と変換される。

もちろん『文筆』だって『ぶんぴ』まで打ったら予測変換されるのだが、
私が『ぶんぴ』だと思って打ったのに、『分泌』と表示されたものを、
読む人が『ぶんぴつ』と読んでくれたら、一文字の儲けではないか。

ちなみに、私の勝手なイメージだが、
『ぶんぴ』されるのはツーッと流れるものだが、
『ぶんぴつ』されるのはぬるぬるしたものだ。


逆に損だと思うパターンは『埋める』だ。
ここは詩的表現を、と思い、わざわざ『うずめる』とキーを叩いたのに、
『埋める』と変換されてしまう。
この損失感は並大抵のものではない。

ちなみに、私のイメージでは、
『うめる』のは死体、『うずめる』のは顏だ。


もう一つ『抱く』というのがある。
『いだく』と表現したはずなのに、現されるのは『抱く』
「い」はどこへいってしまうのだ。

ちなみに、『だく』のは枕、『いだく』のは野望だと思う。


さて、ここで趣旨は変わるが、疑問に思っていたことを聞いてもらいたい。
この『疑問』の『疑』だ。
『うたがう』が一般的だが『うたぐる』と言うこともできる。
この場合、『疑う』『疑る』と送り仮名が違うので読むことはできるのだが、
どのように使い分けるべきなのだろう。

こんな時は活用をしてみるに限る。
特にわかりやすくなるのが現在進行形だ。
なぜなら、疑っている最中の方が疑り具合がわかりやすい。

今気が付いたのだが『疑り具合』の場合は『うたぐり』の方がしっくりくる。
『うたがい具合』は間違ったつかいかたのような気がしてしまう。

とりあえず、現在進行形だ。
『うたがっている』『うたぐっている』
違いは『が』か『ぐ』かだけの差になったが、これでニュアンスがわかりやすくなった。

『疑っている』のは、刑事が容疑者を、
『疑っている』のは、奥さんが夫を、ではないだろうか。
それも私の勝手なイメージだろうか。





↑疑うことなくクリックしてね。






道具は一応用意した
新しい職場に移って早十日。
オープンセールが終わってお客さんは減ったが、
未だに社員はテンテコをフルパワーで舞っている。
私の居場所も、あのなにもない状態から豹変した。

まだ在庫の移動が全部終わっていないので、商品は不足しているというのに、
ゴミだけはやたら湧いて出てくる。
それを分別する苦労、そしてそれをみんなが覚えられないという苦悩がある。

仕事柄、紙のゴミはたくさん出る。
今までは三種類に分けて、大きな金属製のかごに入れていた。
しかし、今の職場にはそんなスペースがない。
なので、紙を包んである紙で袋を作って分けている。

まず、再生できる白い紙。
再生紙にはならない色モノやコート紙。
そしてボール紙の三種類だ。
ここに一般の燃えるゴミと、ビニールゴミ、ペットボトル、缶と金属、
結束用テープ、段ボールと分けている。

私が作った袋が5つ。
それとは別に事務所が用意したゴミ箱が6つ。
ダブっているものもあるのだが、お互い自分に便利なところに欲しいのだ。


もっと厄介なのは、使えるゴミだ。
私はインターネットでもらった注文を梱包して送る役目もある。
都合のいい大きさの段ボールがあれば使いたい。
箱の隙間に詰め込むものもたくさん欲しい。

で、事務所の女の子たちにうっかりした事を言ってしまった。
ゴミ箱に入らないような大きなゴミが出た時、
彼女たちは「これはどうしましょ」と私に訊きに来た。
元より貧乏性でもあった私、
「そこの棚に置いといて」と答えてしまったのだ。

引っ越してすぐ、私は自分のものを置くために勝手に棚を作った。
以前の職場から都合のいい棚に目をつけていたのだ。
私物はもちろんだが、作業に便利なものもそこに集約させている。

毎日のように入荷してくる荷物。
それをバラして、店に並べたり在庫置き場に片づける女の子。
大量に出る段ボールや、その隙間に詰め込んである紙、筒、風船。
もったいないので、それらを使って荷物を作る私。

もう、そういうサイクルが出来上がってしまった。
私の仕事場がきれいに片付くのは、
いつか『入荷<出荷』となる日が来た時だ。





↑そろそろ『会社カテゴリ』を作ろうかとクリックしてね。






余計にゴミが出る
なんでお茶を持って出勤しなかったのだろう。
空きペットボトルがなかったとしても、水筒ぐらいあったのに。
三つも四つもあったのに。

新店舗オープンの売り出しウィークが終わり、
倉庫の入り口には花やら机やら在庫やらが山のように積み重なっていた。
まずはこれを片づけなくてはならない。

しかし、この在庫を入れるための棚に棚板が入っていない。
なにを入れるか決まるまで、棚の高さが決められなかったのだ。
だからまずは棚に棚板を入れなければならない。
そのために、まずは棚板の上に置いてあるものを片づけなければならない。
まずなにをしたらいいのだ。


棚入れは結構な重労働だ。
低い位置から高い位置へ重いものやかさばる物を何度も移動させる。
ずいぶん涼しくなったと思っていたが、やっぱり汗をかくのだった。

体から水分が抜けていけば、もちろんその分を補給したくなる。
ああ、のどが渇いた。
なのに、私専用の保温袋にお茶はない。
三連休だからと思って飲み切ってしまったのだ。

表に出て外を見てみる。
歩道橋を渡った向こう側、少し歩いたところに自動販売機があった。
ただし、伊勢の隠れた名物『ぱんじゅう』のお店の前だ。
私が歩道橋を渡って歩いていけば、ぱんじゅう屋さんは、お客だと思うだろう。

ごめんなさい、ぱんじゅう屋さん。
私は今3円しか持っていないのです。
あ、ということは自動販売機に行っても意味がないではないか。


お昼休みになった。
今日の私のお弁当はサンドイッチだ。
おにぎりを作るのがめんどくさくて、ちづるの弁当のおかずをパンにはさんだのだ。
あとは魚肉ソーセージと豆乳。
この豆乳で、やっとのどを潤したのだった。


午後の仕事だ。
私の仕事は夕方が一番忙しい。
バタバタバタと伝票が回ってくる。
ウギャー、と叫びながら仕事を一つずつ片づけていく。
「ウギャー」なんて叫んでいるのでのどが乾く。

どうしてお茶を持ってこなかったのだろう。
保温袋のお茶は飲み切ってしまっていた。
表に出て自動販売機を眺める。
3円しかないのだった。

なんでお昼休みにお金をおろしに行かなかったのか。
豆乳でのどが潤ったからだ。
おのれ豆乳め。

いよいよのどがカラカラになって洗面所の蛇口の水を口に含んでみた。
何度もうがいをして知っている。
この建物はできたばっかりなので、水がとても臭い。
飲んでいいものかどうかも教えてもらっていない。

とりあえずうがいでごまかし、ちょっとだけ飲んでしまった。
野球部か。

こんなだったのだから、夕方お金をおろしたら、
ビールを飲みに行ってしまったのも仕方ないではないか。






↑うるるとさららもクリックしてね。





大事なのは管だから
よくあることなのだが、ちづるにお金を請求された。
この土曜日には、久しぶりに二人で飲みに行き、
その勢いでカラオケを2時間ほどヤンヤヤンヤしたのだ。
我が家では夫婦での飲食は家計子さんの支出となるが、
それ以外の遊興費は折半にするのが決まりとなっている。

請求額は1684円。
楽しんでいる最中なら勢いで財布の口も開くというものだが、
コトが済んでからの支払いは口惜しい以外の何物でもない。
しかも、私の財布の中にあるのは3千円。
あと一回飲みに行けると思ってたのに。

いやちょっとまて。
なんだか小銭がぢゃらぢゃらあるぞ。
これは数えてみなくてはいけない。
札で払って、316円なんてお釣りをもらうのは不愉快だ。
ちづるのことだ、16円を一円玉でよこす可能性もある。

ふふふふふふ、それみたことか。
小銭が691円もあったぞ。
これで丁寧に払って、残金は2007円だ。
小銭が減ってスッキリだ。


日曜日には本屋に行った。
先々週に『ナンシー関評伝』を読み終わったあと、読む本がなかったのだ。
いや、家に未読の在庫はたくさんあるのだが、翻訳ミステリーばかりだ。
新店舗に引っ越して環境が変わる中、登場人物がカタカナのストーリーは辛い。
日本人作家の短編集あたりがちょうどいい。

この本屋さん、以前の通勤先なら帰り道でちょうどよかったのだが、
今の勤め先からだと、わざわざ足を運ぶ場所になってしまった。
でも、ポイントを集めているのでなるべく利用したいと思っている。

文庫本の棚を回って、めぼしいものを何冊か選んだ。
その中で読むにも値段的にも負担の少ない薄い本に決めた。
680円と620円だ。
大まかな勘定で、600円×3=1800円
もう一冊600円台の本なら買えるのではないか。

570円の本を見つけた。
これなら大丈夫だ。
だが、不と心配になった。
なにしろ世の中の値段には『税』という不愉快なコバンザメがついてくる。
もし、合計金額が2007円を超えたら脱税だ。

なので570円の本はあきらめた。
どうせ一度に三冊読むことはないのだ。
また買いにくればいいので、その二冊を持ってレジに並び、ポイントカードを出した。

「お取り寄せの『ダヴィンチ』来ていますね」
店員が恐ろしいことを言った。
雑誌は定期購読をお願いすると、ポイントが倍付くのだ
そういえば、私が定期購読しているこの雑誌は、毎月6日発売だった。
台風の新店舗オープンですっかり忘れていたではないか。

あわわあわわ。
ちづるを探すと遠くでどうでもいい本をのんびり眺めている。
いつも支払いの時は私のそばで待機しておれと言ってあるのに。
『ダヴィンチ』はいくらなのか、定期購読しているのに覚えていない。
あわわわわ。

「2004円です」
こうして私は、今日の夕方まで所持金3円で過ごすこととなった。
大人なのに。





↑お恵み…いやクリックしてね。






追われるものは逃げる
少し涼しくなってきたので、ちょっとだけ衣替えをした。
あれは先々週、ノースリーブでの通勤は恥ずかしくなり、
半袖の作業服を羽織ることにした。
これによって、ポケットが確保でき、腰につけていた小物入れを廃止した。

ところが、会社でも家でも作業服は脱いでいる。
となるとノースリーブだ。
そろそろ半袖のTシャツを着た方がいいと思い、
作業服を廃止して、Tシャツの上にベストを着ることにした。
それが先週だ。

このベストはポケットが多いので、小物がいろいろ収まる。
カバンに入れていたヘッドホンもゴマもその他のものもポケットに入った。
となると持ち物は弁当だけだ。

私の弁当はおにぎりと魚肉ソーセージと豆乳なので、食べ終わったら手ぶらだ。
なので風呂敷で持っていくことにした。
昼食後は畳んでポケットにしまえば両手がフリーダムだ。
いざとなったら手ぬぐい代わりにも使える。


さて、一番寒いのは朝だ。
私はランニングとパンツで寝ていた。
寝るのはいいのだが、起きてからパソコンに向かっている時間が寒い。
なので昨日から、ランニングをノースリーブにした。

だがやはり寒い。
なにか羽織るものが欲しい。
なので、

「何か朝羽織るものがないかなあ」

と言ったら、

「布は出すな」

とちづるに釘を刺された。
私は布をまとうのが好きなのだ。
だが、それに反比例して、ちづるは布を洗うのが嫌いなのだ。
いや、干すのが嫌いなのだ。

その気持ちはよくわかる。
私がまとう布は、民族柄のおそらくベッドカバー。
部屋干しは無理だ。
天気のいい休日に外に干すしかない。

たぶん、弁当用の風呂敷にも不満を感じているはずだ。
毎日使っている手ぬぐいは干すのにちょうどいいグッズがある。
二ヶ所を洗濯ばさみで止めれば、ピンと張ってうまい具合に干せる。
だが、風呂敷だと長さが余る。
全体をだらんと干すか、真ん中をピンと張って余った分をだらんと干すか、
あるいは天気のいい休日に外に干すしかない。

おかしな世の中だ。
シャツやズボン、靴下やパンツは上手に干せる道具がたくさんあるのに、
ただの布を干す道具がない。
いや、スペースを便利干し物グッズに占領されていて、
フリーな干しスペースが残されていないのだ。

台風の日にする話ではないが。






↑次の衣替えは半袖の厚手を出すことだけどクリックしてね。





影のずれ方間違えた
ちづると食料品の買い物に行った。
連休があると、その前に連休中の朝食のパンなどを買い、
連休最終日に翌週の晩ごはんや弁当のおかずを買うのがウチのしきたりだ。

しかし、今回の連休は普段とちょっと様子が違う。
どうやら三日目となる月曜には、ド台風が来て大荒れになるという予報なのだ。
状況によっては、買い物に出られない可能性がある。
いや、出られたとしても出たくない。
ここは先を見越して買い物をしておかなくては。

今ある野菜はタマネギ、ネギ、モヤシ、冷凍のゴーヤとコーン。
昨日収穫した最後のシシトウ。
あと、今日はダイコンの間引きが手に入るだろう。
肉は牛と鶏、魚はオイルサーディンがある。
玉子と牛乳もちゃんとある。

なんで私は自分ちの冷蔵庫の中身を公表しているのだろう。
まあ、おかずたちはいい。
問題は主食だ。
コメがあればそれでよさそうなものだが、
我が家では弁当を作らないときはあまりご飯を炊かないのだ。

とりあえず、今朝か明日の朝に食べるパンを買った。
もう一日の朝は、そうめんの残りがあるのでにゅうめんをする予定だ。
万が一台風で孤立してしまった時のためにカップ麺も買っておこう。
そうそう、まだスパゲティもあったはずだ。


このスパゲティというやつが問題だ。
こいつはインスタント麺であるにもかかわらず、スープやソースがついていない。
自分で味付けをしなくてはならないのだ。
いただき物のナポリタンソースというやつがあったのだが、
一昨日、キノコと豚肉の炒め物の味付けに使ってしまった。

ただし、スパゲティは何か二種類の具を入れれば料理になるという法則がある。
『○○と○○のパスタ』
というやつだ。
スパゲティをメニューとして出している店でも、けっこう奇抜な組み合わせがある。
さて、このパスタというやつ、どこまでの包容力があるのだろう。


『納豆とおかかのパスタ』
最近は和風も一般的だし、納豆はスタンダードになっている。

『カマスとザーサイのパスタ』
ザーサイはチャーハンでもいけるんだから大丈夫だろうが、カマスは干物だしなあ。

『あげと鮭フレークのパスタ』
パサパサしてそうだけど、味的にはOKだろう。

『豆腐と餅のパスタ』
白いな。

『キムチとウナギのたれのパスタ』
甘いんだか辛いんだか、しかも具はハクサイだけ。

『春巻きと養肝漬けのパスタ』
パスタに混ぜない方がいいな。

『栗とワカメのパスタ』
クリーム系もトマト系も塩コショウ系もいやだなあ。

『ゴーヤの種とオクラの種のパスタ』
どちらも今年ウチで取った種ですよ。

『精製水と氷のパスタ』
ヘルシー!

ウチの冷蔵庫にある材料でこれだけのパスタが作れることがわかった。
これで台風が来ても大丈夫。





↑メン食いの人はクリックしてね。






イメージ先行
先週、台風でドブ掃除が延期になり、
新店舗のオープンも「どないなるかいな」と心配したばかりだというのに、
またもやドドーンと強烈な台風がやってきた。
私ゃいったいいつ畑をすればいいのだ。
今日の午後、そして明日雨が降るまでに、ナスやシシトウは片付くのか。

今、仕事はもちろん、家でも荷物の出し入れがややこしい。
先週の台風で植木やらなんやら、風で飛ばされそうなものは玄関に入れた。
で、台風が去ってしまったら玄関から出した。

たしか火曜日だったか。
新店舗に引っ越す前の会社に必要な物を取りに行った。
まだまだあちらには荷物がどっさりあるのだ。
私の車はそれらを積むには小さい上に、畑道具がどっさり積んである。
これをおろさなくてはならない。

通勤時間が短くなったので、今までの出勤時間に用意をしても、
荷物をおろす時間はたっぷりある。
朝からクワやらバケツやらを、家の裏や玄関に運んだ。
その辺に置いておいても盗られることはないだろうが、
子どもがイタズラでもしたら困るので隠すのだ。

で、家に帰って再び荷物を車に乗せる。
昨日、またもや前の会社から荷物を運ぶことになり、
車の荷物を朝から降ろした。
帰りには開店祝いの蘭の花を一鉢もらってきたので、まずそれをおろし、
それから畑荷物を積み込む。

そんなことをしている間に、次の台風が来て、
また、植木や何やら、風に飛ばされそうなものを玄関に入れなければならない。
あーややこしい、あーめんどくさい。

それにしても、思えばよくこの台風と台風の間に店がオープンできたものだ。
日頃の行いが、いいのか悪いのか。


ところが、ウチの店よりもっと「よくぞ」と思えたものがある。
お月さんだ。
なんと、この台風と台風の間に皆既月食なんて天体ショーを公開したのだ。

あの日、ちづるが二階から降りてきて言った。
「月食が見えとるよ」
月食が見えとるとはおかしな話だ。
月が見えなくなるのが月食ではないのか。

とはいえ、そんなタイミングなら、どれワシもちょいと覗いてやろうかい、
と二階に上がっていって空を見た。
無い。
月がないぞ。

「ありゃー、雲に隠れてしまったなあ」
それでも辛抱にしばらくんがーと空を見上げていると、
雲が流れて三分の一ほど欠けたお月さんが姿を見せた。

「おー」などと感心したような気にもなっているが、
実はあまり理屈がわかっていない。
たしか、月に地球の影が重なって見えなくなるのが月食ではなかったか。
じゃあ普段の月の満ち欠けはどんな理屈なんだろう。

ちょっと前までは知っていたはずなのに、脳が「この知識不要」と判断したらしい。
「そんなことも知らんのか、このあほう」
と言ったお方。
それなら私に教えてほしい。

月が地球の陰に隠れて見えなくなるのは「おー」なのに、
雲に隠れて見えなくなるのが「ありゃー」なのはなぜなのか。





↑台風が欠けたらいいのにクリックしてね。






こういう原理?
問題が起こった。
とりあえず状況を説明しよう。

我が家の靴脱ぎ場所から玄関ドアまでの距離は徒歩二歩だ。
内側から外に向かって、左側に下駄箱があり、
郵便受けから投かんされた新聞や郵便物は、その下駄箱の上に乗るようになっている。
つまり、新聞を取るためには、玄関に一歩踏み出さなくてはならないのだ。

玄関には、ぞうりが4足ある。
ゾウラーであるワタシのお気に入りが3足と、ご婦人用が1足だ。
新聞を取るとき、私はいつもこのご婦人用の右足側を使って一歩だけ踏み出す。
そしてその右ぞうりは、一歩先に置いてくる。
そうすれば、明日も使えるのだから。

なぜ自分のぞうりを使わないのか。
それは、たいてい私のぞうりはこっちを向いて脱いであるからだ。
こっちを向いたぞうりをあっち向きに履くのはとてもむずかしい。
人間の関節はそんな風にできていないのだ。

時にはちゃんと揃えて向こう向きになっているときもある。
ちづるが揃えるのであろう。
そのとき、なぜかちづるは私のぞうりを玄関の右に寄せて揃える。
だから、新聞に近い左側にあるご婦人用つっかけを利用するようになったのだ。


このご婦人用つっかけが、なんと泥濘によって汚されていた。
それも右足のかかと部分が。
おそらく誰かが土足で踏んだに違いない。
いかにも靴底の模様に汚れているのだ。

これには私も困った。
新聞を取るために、一歩先にあるご婦人用のぞうりめがけて足を延ばすのだが、
あの小さいご婦人用つっかけのかかとを避けて足をおろさなければならないのだ。

的は小さい。
つっかけのつっかけるための多い部分と、かかとの汚れの間、
いわば、土踏まず部分に私のつま先を着地させることが必要になる。
しかもその時にかかとをおろしてはいけない。
かかとが汚れてしまうからだ。

足をおろすだけなら左用を使ってはどうか、という人もいるかもしれない。
しかし、ご婦人用のつっかけは細く小さくかかとが高い。
私は足は、幅広く甲高く寸法大きく土を踏む。
足の乗せ所によっては、すべり台的に足を突っ込んでしまい、
外反母趾が内反父趾になってしまっても困る。


誰が汚したかは問題ではない。
誰が管理する係か、ということだ。
私には新聞を取り込むという役割がある。
しかも、このつかっけはご婦人用ではないか。
このつっかけのかかとをきれいにするのは、だ・れ・の・や・く・め?





↑ぞうりを懐で温める人もいるというのにクリックしてね。






関節増えた
まだまだ新店舗の話だよ。

今はメーカーさんのヘルプが来てくれているけど、スタッフは基本的に6人だ。
店長、その奥さん、口数多子、お肌ツル子ちゃん、Sちゃん、そして私だ。
「お肌ツル子ちゃんって誰や?」と思う人もいるかもしれない。
人の出入りが激しいころに入社したので、説明しそびれていたのだ。
何度か登場したことはあるのだが、この名前は今朝思いついた。

さて、この少人数で切り盛りするとなると、各自いろんな役割を背負わされる。
Sちゃんがやたら外に出ていくと思っていたら、
なんとトイレチェックをしていたのだそうだ。
お客さんも使う可能性があるので外に設置されたトイレ。
常に美しく保つのも従業員の役目だ。


トイレは背中合わせに二つ。
常識的に考えたら、男子用と女子用ということになるだろう。
そのうちの一つは、私の仕事場にある裏口から出たところにある。
私はこれを使うように言われている。

もちろんこのトイレは大勢の人が使う。
不特定多数の人が使う洋式トイレというのは、抵抗のある人もいるだろう。
直にお肌が触れるのはいかがなものかと思案することもある。

なにか便座を覆うような紙が設置されているトイレもあった。
大きな一枚もので、真ん中をくりぬいて便座に敷くのだ。
これはガサゴソとうっとうしいし、あって当然というわけでもない。
現にウチのトイレにもない。

除菌スプレーが備えてあるトイレもある。
トイレットペーパーにシュシュッとして便座を拭くのだ。
たしかに除菌はされるのかもしれないが、この謎の液体が肌に触れるのも考え物だ。

トイレットペーパーを適当な寸法に切って、便座に敷く方法もある。
これは絶対にある。
なんとかと言う犯罪ものの映画で、シガニー・ウィーバーがしてたから間違いない。
ただ、これはせっぱつまっているときには、ちょっとした難事業だ。


私は考えた。
みんながこのように便座に直肌を触れさせないように努力するなら、
一人だけは直に触れてもいいのではないか。
その一人だけが便座に触れ、あとの人が触れなければ人どうしの間接接触はない。

だとしたら、その一人は私に決まっているではないか。
なにしろ、私の職場の横にあるワタシ用のトイレなのだから。

なので私はこのトイレをきれいに使っている。
行くたびにしっかり点検をし、少しでも気になることがあればちゃんと拭く。
「大判流せるトイレクリーナー」なんかも時には使う。
ワタシ用のトイレなのだから。

Sちゃんと同じ役割だ、とも言えるのだが。





↑週一で窓拭きもあるそうだけどクリックしてね。






2~3日顏出してないぞ
車で出勤してみた。
地図で見た限り、バイパスに出ても田んぼを走っても会社まで同じぐらいの距離だ。
真っ直ぐバイパスに出てピュッと行ったら着いた。
音楽を聴きながら行くと、1曲分の時間だ。

会社に自転車で行ってみた。
田んぼと住宅の中を抜け、幼稚園の送迎バスと抜きつ抜かれつしながら、
8時に家を出て、会社のすぐ手前で時計を見たら12分だった。
途中でスマホをいじっていた時間を考えると、約10分ってところか。

昼休みに近くを探索した。
一番近いコンビニまででも結構ある。
これがまたバイパスと田んぼ道の中間ぐらいにあるので、
通勤途中に寄るとなると、けっこうな遠回りだ。

とはいえ、会社近くには自動販売機もない。
水分やパンやゆで卵やピーナッツが欲しいなら、事前に用意しておかなくてはならない。
ただし、新店舗にはお湯の設備があるから、カップ麺の買い置きもできる。


いつもの居酒屋に行くとすると、バイパスを行くことになる。
バイパスが緩やかなカーブを描いているので、
会社側を歩いていくと外側になって不利だ。
信号も車側に有利なので、なかなか渡れない。

徒歩ならば、会社の真ん前に歩道橋がある。
これを渡ればインコースで居酒屋まで行ける。

いつもの居酒屋からいつものスナックまでは今までと変わらない。





↑生活範囲がせまくなったけどクリックしてね。





わかっていたことさ
ここのところ同じ話題ばかりで申し訳ないのだが、
これだけの環境の変化があったら他のことなんてなかなか書けない。
なにしろ今日から、転職もしてないのに今日から通勤先が違うのだ。

普段通りに家を出たが、ずいぶん早く到着してしまった。
普段通りの出勤でいいのかどうかも聞かされていなかったのだが。
すでに社長会長奥さんは出勤していて、すぐに女子たちもやってきた。
全員浮き足立っている。

とりあえず全員がそろったところで朝礼。
合併するまで社長だった現会長は、このたび“店長”ということになったようだ。
出世魚か。

私の住みかは倉庫だ。
メーカーの人は赤いポロシャツ、店のスタッフは黒いエプロンをしている。
店に出ない私だけ今まで通りの作業服だ。
だからと言って寂しがってなんかいない。
社長や会長の前掛け姿を見て、心の中でクスクス笑っている。

倉庫はまだごった返しているが、新しいのできれいだ。
トイレは外だが、ウォシュレットが装備された。
うれしいうれしい。

とりあえず、一週間は開店記念のくじ引きでテーブルを使うので、
給湯室でお昼は食べられない。
他にも、あって当然のものがなくて困ることが多い。
時計がない、ティッシュがない、ゴミ箱がない、ペンがない。
何もかも持ったつもりでも、当たり前のものほど忘れているものなのだ。


それにしても、環境の変化というのはとても疲れる。
そのうえ、前日は気が高ぶって寝られなかったので、今日は寝に寝た。
昼休みは車で熟睡してしまった。
家に帰ってから、ちづるが帰って来るまでもウトウト。
食後はテレビの記憶もなく眠りこけ、目が覚めお風呂に入って就寝した。

そのせいか、目が覚めたのが3時過ぎだった。
30分ほどじっとしていたが、なんだか寝付けなさそうな気がしてきて起きた。
昨日も生活時間帯にうつらうつらしていたので、
もらったコメントへのお返事もしていない。

よし、どうせ眠れないのだから、そういったことをしてしまおう。
そしてそのままネタの更新をしよう。
そう思い立って、夜も明けぬ時間にパソコン前に座ったのだった。

ここまで書いて5時7分。
いつもなら5時20分に目覚ましが鳴り始め、しばらくもがいてから起きるのだ。
だが、今日の私はこの後ヨンホンゲを描いて寝る。
普段ならネタ書きリミットの6時半に鳴るスマホのアラームで起きよう。

で、今夜は飲みに行こう。






↑夢の中でもクリックしてね。





楽なんだもん
土日の出勤でクタクタに疲れて、
食後のカレーうどんを食べるかどうか悩んでいるうちにウトウトしてしまった。
ハッと気が付いて、ちづるにカレーうどんを作ってもらって食べた。
人間、お腹が温まると眠くなるものだ。
見たいテレビ番組もないし、昨夜は9時半ごろ就寝。

のつもりが、そんなときって寝られないものだ。
うたた寝をしたからかもしれない。
寝るのをあきらめて音楽を聴いて、
眠くなったので寝ようとしたら、寝られなくてパソコンをしたり、
再び寝ようとして、結局起きていってテレビを見たり。

最終的に深夜1時半ごろに、焼酎のウーロン割を作って、
台風情報など見ながらチビチビやった。
アルコールの力を借りて睡眠しようと目論んだのだ。
えらいもので、2時頃寝床に戻ったら、それからどこかのお姫様のように、
深い眠りにつけたようだ。


が、まるで地震のような揺れで目が覚めた。
風はピープー、雨はドーザー、どこかで何かがガランゴロン。
台風様のご到来だ。
こうなるとやかましくて寝ていられない。
時計を見たら4時だった。

眠れなくても休んでおかなくてはあとが辛いと布団でじっとしていたが、
5時過ぎに起きて鳴る前の目覚ましを止め、今はこれを書いているという次第だ。
どこかで犬が鳴いている。


さて、何度も書いている通り、今日は新店舗のオープン日だ。
こんな日に新たなる旅立ちとは先行きが不安で仕方がない。
店のシャッターを開けることだけで心配だ。

こんな中、一人ニヤついている奴がいる。
О川だ。
奴は家が遠く、途中の峠は連続雨量がどれだけかを超えると通行止めになる。
堂々と土日出勤の代わりに休めるのだ。
暴風雨どころか「ぼ・うふうふ」なのだ。

考えてみたら、О川は本社勤務だから今日のオープンにはあまり関係ない。
休め休め!
湿気の多いこんな日に昼まで寝てカビだらけになれ!

そうそう、気の毒なのはN岡だ。
彼の家は新店舗に歩いて通える距離だ。
なのに本社勤務だから、車で20分以上かけて通勤している。
休め休め!
新店舗まで傘さして歩いてみて、この近さを噛みしめろ。

上司Tは用事があると言って昨日は出勤しなかった。
休め休め!
若いI川くんは新店舗の近くに釣具屋さんがあるのを羨ましがっている。
休め休め!

誰か私に「休め!」と言って。






↑午後は晴れの予報だからクリックしてね。





ワシならもっとやる
昨日は社員総出でお引越し。
が、びっくりするぐらい進んでいない。
なぜなら、社長がそうしたからだ。


少し補足説明が必要だろう。
今度引っ越してオープンするお店は、パッケージ用品の専門店だ。
いわば、そういうメーカーのフランチャイズチェーンのようになる。
紙の専門店として小売店を出したころから、
そのメーカーさんの商品も扱うようになった。

その後、わが社はもう一社と合併。
そして店を大きくすることになって、そのメーカーさんと契約したということだ。
なので、今度の店はメーカーさんの商品がほとんどで、
もともとわが社の専門である紙は、その隙間に入るような感じだ。

そうはいっても、紙屋として長年やってきて、すでにお得意さんもついている。
会長や社員は紙を売る方に力が入っている。
いや、社員は紙のことしかわからない。


お店の方は月曜にオープンできるだろう。
そちらは数週間前から業者さんがやってきて、
その道のプロたちがきれいに陳列していったから。

しかし、その裏側、紙部門在庫倉庫は、ほぼ手を付けてないに等しい。
分解して運んだ棚はその辺にポンと置いただけ。
肝心の紙は、まだ一枚も運ばれていない。

これは社長の読みが甘かったとしか言いようがない。
まず、移転のための休みを取らなかったことが大きい。
たいていどんなお店でも新装開店するとなると、数日間の準備期間を取るはずだ。
それを全くとらず、土日の休日出勤だけでできると思ったのだ。
これにはメーカーさんも驚いていた。

第二に一昨日の記事に書いたように、社長は別の会社に手を出した。
そこの倉庫を片づけるのを同じ日に持ってきた。
昨日は半日、数人の社員がそちらに出向き、倉庫の片づけをしていたらしい。
そちらは全く急ぐ必要がないのにだ。

「なんでこんな日に」
というのが社員全員の口癖のようにささやかれた。
これでは社長は“総力を結集”して店をオープンさせる気はないのだと、
社員にもメーカーにも思われても仕方ないではないか。

さらに、メーカーが言いだした、
「オープン時にはくじ引きをしましょう」
という案を受け入れたことも大きい。
われわれの荷物を入れるはずのところに、くじ引きの商品が大量に置かれている。
なので、持って来ようにもモノを置く場所がないのだ。

しかも、くじ引きの場所が倉庫のシャッターの入り口。
一週間続くオープン記念期間の間中、商品の搬入ができない。
なんじゃ、このやり方。


今日も出勤して棚を組まなくてはならない。
天気は雨。
本当はドブ掃除にちづるが出るはずだったのに、
どうやら延期になりそうだ。

休日出勤プラスドブ掃除。
楽しいネタが思い浮かぶはずがない。
ぐおおお。





↑「今日は午前中しかできん!」と会長が怒っているけどクリックしてね。






先が読めなくて
ドアが開いた。
自宅でトイレのドアノブをひねって引いたのだから当然だ。
だが何か違う。
軽いのだ。
力を入れなくても開いたのだ。

どうしたのだろう。
ひょっとしたらちづるが蝶番に油でも刺したのだろうか。
いつもの調子でドアを引いたら、危うく勢いで頭をガツーン、
なんてコントみたいなことになってしまいそうだった。
そうなった時のことを考えて、トイレに座ったあとニヤニヤしてしまった。


そういえば、スリッパもすべすべしているような気がする。
足が「すっ」と入った。
なんというか、摩擦係数が普段より少ない感じなのだ。
いや、多いのか?
摩擦係数、なんて難しい言葉を使ったのがいけないのだ。

摩擦係数が多いとスルリなのか、少ないとスルリなのか、私にはよくわからない。
でも、それは別にどうでもいいことだ。
トイレに座ったあと、
「マサチューセッツ摩擦係数」
って言葉を考えてニヤニヤしてしまった。


そういえば、座った時も普段と違うような気がした。
便座と私のお肌のマサチューセッツが低いようなのだ。
なんちゅーか、すべすべしているのだ。
私のお肌がきれいになったのか。
あるいは便座がすべすべになったのか。

ドア、スリッパ、便座とすべすべになったとしたら、
考えられることは二通りだ。
一つはトイレの大気中にすべすべ物質が含まれたということだ。
たとえば、バルサンとかそんな感じのものをちづるが使ったのかもしれない。
あるいは、裏の家でやった焼き肉の煙が入ったのだろうか。

そこでちづるに訊いてみた。
まず、ドアが軽く開くようになった理由は、窓を少し開いたのだそうだ。
つまり、密閉されていたので空気圧の関係で開きにくかったドアが、
簡単に開くようになったということだ。

それでどうしてスリッパがすべすべになるのか。
スリッパは新しいのに替えたのだそうだ。
しかも、古いのを捨てて新しいのを置いたのは私だ。
すっかり忘れていた。

ということは、便座がすべすべしているというのは、私の勘違いなのか。
ドアやスリッパがすべすべっぽいと感じたので、
便座もそのようであると、思ってしまったのか。
やはりこれが正解なのか。

一応、もう一つの答えを考えてみよう。
それは、私自身がぬるぬるしているということだ。
ぬるぬるとすべすべは違うと思うが、なにしろ人間は勘違いをしやすい。
無いとは言えない現象だ。

なんやこの話。






↑すべらやかにクリックしてね。





不吉な絵
昨日も夕方にはいつもの佐川急便の兄ちゃんが集荷にやってきた。
「長いような短いような、お世話になりました」
と挨拶をして行った。
今の場所での最後の営業日の今日、この兄ちゃんは休みなのだ。

この土日で会社は引っ越し。
寂しくなりますねえ、なんてたそがれているので、
「新店舗に紙買いに来いや」
と言ってやった。


会社の倉庫はかなり古い建物だ。
半分外にあるようなトイレは汲み取り式だ。
昨日、最後の清掃にに来てもらって、使用禁止になった。
なので、事務所奥にあるトイレを使うように言われた。
なんと、二十数年勤めて、初めてこのトイレの中を見たのであった。


ご近所さんに会うのももう最後だ。
右隣のうどん屋さん、左隣の奥さん、その向こうの弁当屋さん。
駐車場のお隣さん、前をウォーキングしていく人。
それどころか通勤ですれ違う人とももう顔を合わすことがない。
今度の職場は、家を出て一分以内に今までとは違う道を行くのだ。


と、ノスタルジックな気持ちになりそうな今日。
わが社の社員は怒りに怒りまくっている。
原因は社長だ。


言っちゃいけないことになっているのだが、もう書いちゃう。
社長の元に、遠い親戚になる男が泣きついてきた。
小さな会社をやっているのだが、もうやりたくないのだそうだ。
社長はそれに手を出してしまった。

やるなら勝手にやってもらえばかまわない。
ところが、とんでもないことを言いだした。
そちらに人が要るので、「元『たしかSちゃんことTちゃん』ことMちゃん」
ああ、ややこしいのでこの呼び方はやめだ。

柴咲コウ似でスラリと背が高い二十歳のSちゃんはパソコンが達者だ。
なので、その会社にSちゃんを連れていくと言うのだ。
数週間前からそんな話がちらほら出てはいた。
でも本人は泣くほど嫌がっているのだ。

なのに二日前に社長がやってきてこう言ったそうだ。
「席ができたからいつでも来て」
これには会長も怒った。
新店舗オープンの数日前にメインメンバーを減らすってどういうことだ。

「じゃあ月曜から」
月曜はオープンの日だ。
社長、気は確かか?
頭は大丈夫か?

「じゃあ、その次の週から」
しつこい!
どこの世界に、新装開店皆様これからよろしく状態の店から、
看板娘を撤退させる経営者がおるか!
店は広くなり、商品の品数は増え、駐車場は広がり、レジはややこしくなり、
倉庫は狭くなり、品物は出しにくくなり、ともかくめんどくさくなるのだ。

スタッフは会長と私を含めても6人。
4人の女子のうち一人を連れていくなんて狂気の沙汰だ。
もはや、社長と店舗スタッフとは冷戦状態に突入した。
社長がそんなだからオープンの日に台風が来るのだ。
すかたん。






↑看板娘はクリックしてね。





ゆるすまじ
昨日、いつも一緒にみそか寄席に行っている友人Fがやってきた。
先月の末日、落語が始まる前に話していたのだが、
『line』がおかしなことになっているという。

そういえば、私のスマホにもおかしなことが起きている。
まったく知らない人が、私のことを“だいじな人”などと言っているのだ。
ちづるによると、これは友人Fがフォルダのつもりで、
『line』のグループを作ってしまったのだそうだ。
それをなんとかしにFはイカを手土産にやってきた。

ちづるがちょちょいとやって、その状況は回避された。
ついでに、三人でグループを作ってみた。
ちなみに、私は今まで『line』はメール代わりにしか使ったことがない。
さっそく三人でグループの会話をしてみることにした。

まず、私が下品な言葉を送ってみた。
友人Fは下品なのだ。
非難を浴びていると『既読』という文字が着いた。
なるほど、いろいろ話題になっているのはこれか。

ちづるが楳図かずおのホラーなスタンプを送ってきた。
私が斧のスタンプを返した。
友人Fが「スタンプってどうやんの~?」

ちづるが教えている間に私は面白いものに気が付いた。
音声入力だ。
先ほどの下品な言葉を言ってみた。

「何を言うとんの」と非難を浴びる。
だが、それがちゃんと文字になって送られると尊敬のまなざしに変わる。

私がラーメンの写真を送る。
Fが「あっ、写真が来た。どうやんの?」
私が教えてやる。

Fからカラになったどんぶりの写真が来た。
ラーメンへの返しだそうだ。
なんでそんな写真を撮ったのだ。

音声入力の方法も教えてほしいと言うので、
マイクマークを押してしゃべることを教えてやった。
なんかさっきとはマークが違うなー、とは思ったのだ。
私は楳図かずおの絵を見て「おそろしい」と言ってみた。

するとどうだ。
私の声が『line』に送られたではないか。
なんだか右向き三角マークが送信されたと思ったら、
それをタッチするとスピーカーから「おそろしい」と聞こえてくるのだ。

ちづるから雪景色の写真がくる。
Fからセブンイレブンの写真がくる。
私が黒くておそろしい虫の写真を送る。
非難を浴びる。

「おそろしい」
Fがアレを再生したのだ。
私が口なおしにカマキリの写真を送る。
ちづるが私の後頭部の写真を送る。
Fが「もう写真がない」と言い出す。
ちづるが盗撮した「真剣に『line』をしているFと私の写真」を送ってくる。


三人で同時に気が付いた。
「これどうやって終わるの?」
なるほど、若者たちが現を抜かすのもわかった気がする。





↑既読の人はクリックしてね。






ホントは怖い