今、パソコンをいじる時間がすごく減っている。
てなわけでコメントのお返事が遅くなっててすいません。
そりゃ、歌い納めだの仮装クリスマスだのと出掛けてはいるし、
見たい特番があったり、見たい特番を録画するために録り置きを消化したりしているが、
一番の原因はアカギレなのだ。
現在、小指以外は左右どちらかの手の指に絆創膏が巻かれている。
先日、左手中指のやや深いアカギレに、厚紙が「すかっ」と入った。
「゛~!」と悲鳴をあげるほど痛くて、見るとやっぱり出血していた。
なのに、右手人差し指のアカギレの方が深いのだ。
どういう理屈でこんなことになるのだ。
寝る前にオロナインやメンソレータムをアカギレの溝に詰め込み、
その上から絆創膏を貼って寝る。
朝になると楽になっているので、その隙に更新をする。
更新が終わると、絆創膏を剥いでおにぎりを作る。
この時、治りきってないアカギレがあると「ギャー」となる。
会社では指先にテーピングを巻いている。
でもこれがすぐ汚れるので、しょっちゅう替えなければならない。
調子がいいとめんどくさくなって素手で仕事をする。
手が汚れて洗うと、「ぴち」っとなって「ギャー」となる。
家に帰って薬を塗る。
これの繰り返しなのだ。
だからキーボードを打つのはつらいし、お風呂洗いもできないし、
部屋の片づけも無理だし、大掃除なんてもってのほかだ。
どうしてアカギレの画期的な治療法が確立できないのか。
それは世間がアカギレを『あか切れ』だと思っているからではないか。
切れたものだから、切り口を合わせておけばくっつく、と安易に考えているのだ。
アカギレは漢字で『皸』だ。
おお、なんといかめしい。
一文字で一単語なのだから、もちろん「切れ」ではない。
切れたのでなければ何なのか。
最初は「割れ」だ。
そしてそれが「溝」になる。
不要な溝を左右からくっつけようとする人がいるだろうか。
溝を無くしたいとき、人はそれを埋めるはずだ。
さて、『皸』によく似た漢字がある。
『褌』だ。
ごぞんじ「ふんどし」はこんな字を書く。
これは何かの縁、あるいは暗喩なのではないか。
そこで私は考えた。
ふんどしがお尻の溝に食い込むように、小さいふんどしをアカギレの溝にはめるのだ。
今は手術の縫合後、血肉となってしまう糸があると聞いたことがある。
そんな素材を使い、薬剤を浸み込ました指先用ふんどしを作るのだ。
それを指先に被せておけば、「ギャー」となることもないはずだ。
商品名はもちろん『皸褌』
なんだか漢方っぽくて効きそうだし、売り上げもグングン伸びそうだ。
しかも、両方の字に共通の『軍』をとると、合わせて『被る』だ。
もうなるべくしてなったとしか言いようがないではないか。

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