世の中のすべての人が「自分は忘れっぽくなった」と思っているのではないだろうか。
「なった」というのは「以前と比べて」ということだ。
どんな人も“以前”の自分よりは年をとっている。
脳細胞は増えないそうだから、人の記憶容量は確実に減っているのだ。
だから、すべての人は以前より忘れっぽくなっているのだ。
もちろん私も例外ではない。
むしろ代表と呼ばれてもいいぐらい物忘れをする。
昨日の絵に色の塗り忘れがあったのなんて些細な出来事だ。
買い物に行って買いたいものを忘れる。
本屋ですでに買った本をまた買ってしまう。
冷蔵庫を開けて、何を出すんだったかわからなくなる。
立ち上がりの遅いパソコンの電源を入れたかどうかわからなくなり、
もう一度スイッチを押して画面が出る前に終了してしまう。
このようなことは日常茶飯事だ。
トイレに行きたくなって席を立ったのに、トイレの前を早足で通り過ぎてしまう、
なんて生理現象を凌駕した忘れ物をしてしまうようになった。
でも、こういった出来事は、誰にでも思い当たることがあるだろう。
思い当たらない人は忘れてしまっているのだ。
この忘れっぽさが、ブログを更新するのに大変な障害になっている。
なにしろ、書こうとしていたことを忘れてしまうのだ。
確かステキなアイデアがあったはずなんだけど、
ええとええと、なんだっけ?
ああ、もう時間がないからダウン絵で、なんてことがよく起きる。
忘れっぽさが役に立つことがあるとしたら、
以前書いたことのあるネタを忘れて、また使えるということぐらいか。
「あれ、なにか見たことあるような記事だぞ」
と思うことがあるかもしれないが、それは忘れているだけだから勘弁してね。
ちなみに、忘れっぽいをネタにした記事も何度も書いたはずだけど。
さて、今朝は目覚ましをセットせずに寝たので、起きたのは7時前だった。
『がっちりマンデー』を見ながら朝パンを食べ、
『サンデーモーニング』を見ながら自然な仮眠をとる。
昨日頑張って草取りしたので、今日は畑に行かないと決めていた。
10時になって部屋に行きパソコンをつける。
ああ、なんだったかなあ、何かいいネタが浮かんでいたはずなのに。
目の前のコルクボードに貼ってあるメモは、残りかすみたいなつまらないネタばっかりだ。
そうだ、何かニュースを見て思いついたネタだったような気がする。
ネットのニュースを見てみよう。
しばらくして、喉が渇いたので冷蔵庫に行き、ヤクルトを飲んだ。
その時に、パーンと思い出したのだ。
「今日まだ更新してないっ!」
で、それから慌ててこのネタを書きはじめ、
今もうお昼というありさまだ。

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