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月別アーカイブ  [ 2013年07月 ] 

虚き一票

私の勤めている会社は紙を扱っている。
一番大口のお得意様は印刷屋さんだ。
印刷屋さんが今一番忙しいのは、選挙関係の仕事だ。
もちろん選挙関係の印刷はすべて終わっているが、アフターケアが忙しい。

選挙に立候補しようという先生方は、決して同じ印刷屋さんを利用することはない。
なぜなら、その印刷屋さん関係の票がライバルと半分こになってしまうからだ。
なので、あの印刷屋さんにはあのセンセー、こちらの会社にはこのセンセーと、
業界内できっちり住み分けができている。

ところが、その印刷屋さんに紙を納入しているわれわれは、どこにでも紙を売っちゃうのだ。
立候補するセンセー方はどんな些細なツテも見逃しはしない。
人の繋がりを蜘蛛の糸のようにたどって、一人でも多くの有権者との関係を望んでいる。
わが社が売った紙は、きちんと印刷されて一部が戻ってくる。


「はい、今度はこの人をお願いしまーす」
と事務所から回ってくるのは、たいてい名前を書く欄のある紙だ。
にこやかなセンセー方が「書いてね」と微笑んでいる。

とりあえず住所と名前を書く。
これでこのセンセーの後援会に入ったことになったのではないだろうか。
後援会なんてそんなに掛け持ちをしてもいいものなのだろうか。
アイドルのファンクラブだって、そんなに同時進行はしないのではないか。
たぶん私は、一票しか持ってないと思うぞ。

家族の名前を書く欄があるときもある。
一票を持っている人は見逃さないシステムだ。
しかし、ここにちづるの名前を書いたりはしない。
ちづるはちづるでいくつかの後援会に入っているだろう。
場合によっては、同じ後援会に何回も入っている可能性もある。

名前を書きながらいつも思う。
これに名前を書くとどんな意味があるのだろう。
センセー方はそこそこの名前が集まると安心できるのだろうか。


あるセンセー候補者には、はがきに名前を書かされた。
宛先に自分の住所と名前を書けというのだ。
それを事務所に渡すと、後日そのはがきがウチに郵送されてくるという仕組みになっている。

何が悲しくて、自分に来るはがきの宛先を書かねばならんのだ。
すでに読んであるし、決して飾っておけるものではない。
はっきり言ってゴミだ。
家で捨てるために一旦郵便会社の手を煩わそうというのだ。

まして、そうやって届いたはがきに、
「がんばります」とか、
「まかせてください」とか、
「日本を変える!」なんて書いてあって、
誰が「うむ、なるほど、そうか」って納得できるのだ。


ともかく、立候補者にエコな人はいない。








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ふんぞりっ
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[ 2013/07/18 06:31 ] 納得できん | TB(0) | CM(7)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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