私はよほど好きな人が出ていない限り歌番組を見ない。
ラジオも聞かない。
そのせいで新しい音楽情報がほとんど入ってこないので、
一旦気に入った人をいつまでも聴き続ける。
たまに、ちらっと耳に入った人を『YOU TUBE』で探してみたりする。
それで、声量があって、歌がうまくて、気分のいい歌を歌っていたりすると、CDを手に入れたくなる。
このパターンで『エゴラッピン』『東京事変』『エレファントカシマシ』と、
とっぷりハマっていったのだ。
最近、新たな歌い手にハマりつつある。
“AI”という人だ。
私が聴くにしてはかなり若手だ。
でも、とても気に入ってしまったのだ。
だから毎日『YOU TUBE』で聴いている。
別のところから歌詞を持ってきて見ながら聴く。
んん~、いい!
歌いたい。
ところが、こういう若い人の歌は、おっさんにはとても覚えにくい。
英語が多いし早口だし、
♪たったたったたー、と歌えばいいところを、
♪たった たあった たたあたたあたあたあ~~~、と歌う。
これにはなかなかついていけない。
しかも覚えるのに音源がない。
徒歩通勤中に聴いているミュージックプレイヤーにはエレカシしか入っていないし、
中古で安く買ったCDには『YOU TUBE』で見つけた歌は入っていない。
記憶力だけが頼りなのだ。
だからカラオケで歌うのはまだまだ先だ。
まずは、仕事中に鼻歌で歌えるようにならなければならない。
今はまだ二割ぐらいの入力状況だ。
部分的に覚えたところを、何度も繰り返しフガフガ唱えるだけだ。
でも、歌を覚えるのはこのぐらいの時が楽しい。
新しいフレーズを歌えるようになったらウキッとなってしまう。
早くウキウキと歌えるようになりたいものだ。
だが、仕事中に歌うというのは、ある程度仕事に集中しながらなので、
どうしても歌の方がおろそかになる。
上の空で口ずさんでいると、違う歌を歌っていることがある。
困ったことは、頭の中に“AI”が残っていることだ。
最近、気がつくと『あいあい』を歌っていることがある。
♪アーイアイ アーイアイ おさーるさーんだよ~
さて、厳格な縁起担ぎである母に育てられた私は、
「朝から“サル”なんて言うんじゃない」
と言って育てられてきた。
サルは「去る」につながって縁起が悪いというのだ。
だからこの歌は朝歌ってはいけない。
なのにたいてい気づくのは「おさーる」まで言ってしまってからだ。
我が家のしきたりでは、あさから『サル』と言ってしまったら、
「うめぼしみっつ」と唱えなければならない。
なので、会社で“AI”を歌っているはずの時間に、
「うめぼしみっつ」と唱えている私であった。

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