fc2ブログ
2013 02123456789101112131415161718192021222324252627282930312013 04
月別アーカイブ  [ 2013年03月 ] 

ウィーンと少年が商談

私はソフトにものを洗うことができない。
なんでもガシガシこするタイプだ。
例えば、ベネチアングラスでも墓石のように磨く。
家にベンチアングラスなんてないけど。

しかも、全体を丁寧に洗うのが苦手だ。
今は一切手を引いてしまったが、私が車を洗うと必ず三角州のように洗い残しがあった。
つまり磨きやすい場所だけをただこすり続けるのだ。
それもサンドペーパーのように効果的な道具を使いたがる。

当然、歯も同じように磨いているのだろう。
先日、詰め物が取れて歯医者に行ったとき、その歯でないところも滲みると言ったら、
知覚過敏だと診断された。
その時見せてもらって初めて知ったのだが、右の上の歯の根元が磨り減っている。
強く磨きすぎなのだそうだ。

なるほど、右上といえば一番力の入れやすい位置だ。
しかも早く磨き終わりたいから硬い歯ブラシで強く早く磨く。
だから歯ブラシが痛むのがとても早い。
歯医者さんには「でしょう」と言われた。
その日は磨り減ってくぼんだ部分にカバーをしてもらった。


それが取れた。
カバーをしていることも忘れて、いつもどおりガシガシ磨き続けたからだ。
歯を磨くのは朝か夜だから、寝起きか眠いかのどちらかだ。
言われたことなど忘れているだろう。

こうなると、私の本能のままに歯を磨いていてはいけないような気がしてきた。
文明に頼るしかない。
私がずっと蔑んできた、電動歯ブラシの使用が考慮の対象となってきたのだ。
ああ、機械仕掛けで歯を磨くなんて。

ちづるは電動で歯を磨いている。
評価は、とても良いだ。
とりあえず、ちづるの使っている機械は先端が付け替えられるので、それで磨いてみようかと思う。


そういえば、以前にも同じようなことがあった。
ヒゲなんて、泡をつけてカミソリで剃るのさ、という信念でいた私だが、
ある日もらった電気ヒゲ剃り機の能力に屈服したのだった。
一度安物の機械を使って懲りていたのだが、良い機械を使えば問題ないと知ったのだ。
おそらく歯磨き機もそうなのだろう。

電気で動く機械を使えば、手の運動量は大幅に削減される。
歯ブラシを動かす上下運動、カミソリを動かす前後運動が要らない。
どちらも、歯や皮膚に機械を沿わせていけば、メカニカルな振動で作業をしてくれる。

ならば、右手で歯を磨き、左手でヒゲを剃ることができるのではないか。
半分終わった段階で左右を入れ替えればいいのだ。
なにしろ朝は忙しい。
猫の手だって借りたいぐらいなのに、片手を遊ばせておくのはもったいない。

待てよ、ヒゲは口の外側、歯は内側ではないか。
歯ブラシとひげそりが二股で付いている機械があれば・・・
いや、三股にして、ひげ剃り、歯の外側、歯の内側を挟むようにすれば、
口の周りを一周させるだけで、朝の身だしなみが整うではないか。
そうそう、あの百円ショップに売ってるブラインドを掃除する道具みたいに。

でも、ブラインドのようにはいかないか。
昔から“口に戸は立てられん”というからなあ。








↑日本語の乱れは嘆かわしいけどクリックしてね。







でもゼンマイ式
スポンサーサイト



[ 2013/03/24 10:36 ] ワシのこと | TB(0) | CM(12)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


    ※はじめてご利用のみなさまへ※
       ★おヒマならこみ箱★
     ★こんなんですがギャラリー★


    ↑いい人はクリックしてね。
    人気ブログランキングへ



月別アーカイブ
ブログ検索
ブロとも申請フォーム