なにやら巨大な小惑星が地球に接近しているらしい。
巨大な小惑星っていうのも変な言い方だが。
直径45メートル、重さが13万トン。
正確に軌道が判明しているので地球にぶつかるの恐れはないそうだ。
すごいなあと思うのは、そんなことがわかるという技術の進歩だ。
何月何日の何時頃、どこそこの上空何メートルで最接近、なんてことも分かっている。
ぐるぐる回ってる地球にぴょーんと飛んできた石なのに、どうやって計算したんだろう。
しかし、どうしてもひとつだけ納得できないことがある。
13万トンという重さだ。
我々が重さとして認知しているのは、地球の引力上においてのことだ。
引力の強い星で測れば重くなるし。その逆なら軽くなる。
ましてや宇宙空間に浮いているものの重さをあーだこーだ言ってどうなるというのだ。
というような屁理屈を考えていて、ふと思いついたことがある。
最近、私の身の回りで、というよりありとあらゆるところで、
体重が増えて悩んでいるという話をよく聞く。
実際私の体重も着々と増えている。
ひょっとして、地球の引力が強くなってきているのではないだろうか。
なにしろ、これだけ大勢の人が太った重くなったと感じているのだ。
もはや外的要因を考えなくてはならないのではないか。
この現象を疑う理由には、もう一つ世間全般がある傾向を感じている事実がある。
体重が増えたと感じている人たち、つまり人類の多数派は、
体が重くて運動ができないという症状を訴えている。
これも、引力が強くなったことが原因であると考えられる。
運動に関して腰が重い、尻が上がらないというのは、的を射た発言なのだ。
さらに、食べるのがやめられないという意見も多い。
考えられるのは、引力の強化によって物質の密度が上がっているということだ。
引力という圧が食べ物にかかり、ギュッと縮んでいる可能性がある。
だから、同じだけ食べたように思っても、そのものは小さくなっていて、
胃に入ったとき同じような満腹感が得られないのだ。
さらに、大勢の人類がこう言う。
寝足りない、と。
明らかに、時間が短くなっているのだ。
だから時計の針で8時間寝たつもりでも、本当の睡眠時間はずっと短くなっている。
誰もが眠くてたまらないはずだ。
この引力の問題と時間の問題は全く別のように思われるかもしれない。
だが、原因は同じところにあるのだ。
それは、某学者が提唱した「宇宙は膨張している」という説だ。
たぶんそうだ。
大宇宙から見たら微粒子にもならない人間という存在にこれだけの影響が出始めている。
もはや宇宙の膨張はマックスに達しているのかもしれない。
万物に共通する物理法則では、膨れ上がったものはパチンとはじける。
宇宙はビッグバンではじまり、ビッグパチンでその幕を下ろすのだ。
パチンとはじけたらどうなってしまうのか。
もちろん、何も無くなってしまう。
近所のおじいさんに聞いてみよう。
「ああ、昔この辺に宇宙があったんだけど、今はこの通り、跡形も無しさ」
どんなものも膨れすぎるとはじけて無くなってしまう。
今日のこのネタも、膨れすぎてどうしようもない状態になっている。
さあ、どうするどうする。
ぱちん

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