寒い。
なのによくぞ布団から出たワシ。
トイレに行きたかったからだ。
その勢いで起きて、今こうしている。
パジャマの下にはTシャツを着ている。
でももちろん寒いので、その上に何かを羽織る。
つい昨日まではラーメン屋でもらったちゃんちゃんこみたいなのか、
アンデスチックなポンチョ風のものを羽織っていた。
今はその両方を着ている。
頭寒足熱とは言うけれど、やっぱり頭も寒い。
私だけでなく、みんな寒いはずだ。
なので毛糸の帽子をかぶっている。
この姿を見たちづるに、ときどき「おじいちゃん」と呼ばれる。
おじいちゃんは賢いから暖かくしているのだ。
会社から帰ってきたら、作業服をジャージに着替える。
だからジャージもそこにある。
これ以上寒くなったら、パジャマをジャージに着替えなくてはならない。
でも、寒い時に着替えるのは嫌だ。
ましてや、出勤時にはまた作業服に着替えるのだ。
そうなると、パジャマの上にジャージを着なくてはならない。
その上にちゃんちゃんことポンチョだ。
どこの国のおじいちゃんだ。
さて、冬なのだから寒いのはしょうがない。
問題はこれらの衣装が、和室の入口に山と積まれていることだ。
一応、リビングの私スペースの横には衣装掛けがあるのだが、
そこは私の作業服や普段着で埋まっている。
和室の布山は仕方なく出来上がったものだ。
さっきちょっと探ってみた。
下からコルセットが出てきた。
これは衣装ではないが、案外暖かい。
かと言って寒いから付ける、というわけにはいかないだろう。
さらに下の方からはタイパンツが見つかった。
これは涼しげなので、もう押入れにしまいたい。
しかし、以前これを洗ったとき、
いっしょに洗った白いTシャツが全てウスミドリになるという事件が起きた。
これでは洗うのをためらってしまう。
その山の向こうには、先日押入れから出した冬の衣装の山がある。
ヒートテックのシャツやマフラー、トレーナー、などだ。
寒いんだからこれらを着ればいいような気がするのだが、
なぜだか「さすがにこれはまだ」という心理が働いてしまう。
この部屋にはもうひとつ、洗濯物の山がある。
これから洗う洗濯物ではなく、もう洗ってたたんだ洗濯物だ。
洗う前も洗ったあとも洗濯物なら、世の中のすべてのものが洗濯物ではないか。
まあそれはいいとして、干して乾いた洗濯物を私がしまっていないだけだ。
こうして私の衣装入れがある和室には三つの山ができている。
これらをどれだけ羽織っても、寒いものは寒い。
なんでもいいけど、パソコン部屋に暖房が欲しい。
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