平日なら出勤前の早朝更新するのだが、休みの日はちょっとズルさせてもらっている。
連休ともなれば連ズルだ。
今日はお昼前に実家行きという予定なので、
ゆっくり起きて、朝食後ゆっくり仮眠して、今からゆっくり更新だ。
パソコンの電源を付けたのは、普段なら会社の始まる8時半だ。
さて、パソコン立ちあげたらすぐネタを…というわけにはいかない。
文章を書き始めるには助走が必要だ。
ニュースやコメントやランキングをしばらくうろうろする。
しかし、それよりも先、まず一番にすることが決まっている。
メールの確認だ。
私のパソコンには毎日大量のメールが来る。
私のパソコンに来るのだが、私に来ているのではない。
おそらく不特定多数にドバッと送信されているのだと推測される。
その証拠に、私の名前で呼びかけられたことはない。
タイトルだけ見ていると、世の中さびしい人と親切な人ばかりのような気になる。
会いたい系か、悩み解決・お金が儲かる系でほとんどを占める。
あとは暗号みたいな訳のわからないものだ。
一応、本当に私に来たメールがないか確認はするが、そんなことはめったにない。
ほぼ毎日全部消す。
これが案外時間がかかるのだ。
まずメールが全部表示されるのに時間がかかる。
表示されたらサッと確認して消す。
これがホントの手紙なら、郵便会社と紙屋は儲かって仕方がないだろう。
めんどくさいことだが文句を言ってもなにも改善されない。
要はこれをどう考えるかだ。
どう考えてもムダな手間なのだが、やらないとあとで大変だからやっておくこと。
これも助走、つまり準備運動的なものだと考えたらどうか。
いやいや、助走ならこれをやることでピークに向かって盛り上がるはずだ。
スパムメールを消して勢いがつくなんてことはない。
むしろ気分は盛り下がる。
私の経験で近いのは、畑の雑草取りだ。
放置したら大変なことだし、草さえ生えなければやらなくてもいいことだ。
でも、草なら花の咲くこともある。
くずメールたちにそんな安らぎはない。
ちづるに意見を聞いてみたら、
「おしゃれなお店に服を買いに行くために、まず服を買うこと」
と言われた。
これで私が思い出したのが、
掃除屋さんが来るから部屋を片付ける、というやつだ。
確かにどちらも無意味な気がする。
ただ、服を買うのも部屋を片付けるのもプラスの行為だ。
汚泥メールは消した段階でプラスマイナスゼロではないか。
いろいろ考えた挙句、一つの案で落ち着いた。
魚のうろことりだ。
すごく面倒くさいけれども、やらないとあとでやっかいで、
かといってどうしてもやらなければならないかというと、本人がそれでいいならいい。
そんな感じではないだろうか。
というわけで、私は毎朝うろこを取っているようなつもりでメールを消している。
朝なので、もうちょっと爽やかな考え方があれば教えていただきたい。

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