勘は鈍ったままなのに、寒が戻ってきた。
三月も半ばになってこの寒さはどうだろう。
治りかかっていたアカギレは、またもやズバズバ切れ、
福を感じさせない耳たぶはシモヤケでパシパシだ。
なのに花粉はびゅーびゅー飛んでくる。
寒いか花粉かどちらかにしてもらいたい。
これであと蚊が出てきたら、一年の不愉快総出演ではないか。
一度暖かくなったとき、プチ衣替えをした。
耳まで隠れるフリースや毛糸の帽子を、耳の出た布製のかぶり物に替えた。
これだとやっぱり耳が寒い。
とはいえフリースや毛糸では花粉を家に持ち込むことになる。
となると、去年の花粉シーズンに頭に巻いていた布か。
かぶり物は深さが決まっているので、どうしても耳が出るが、
布だとターバンのように巻けば耳も隠れる。
しかし、これの不便なところはマスクのつけはずしだ。
帽子のように簡単に脱ぎかぶりができないので、
マスクを外すたびに巻き直さなくてはならない。
その上にメガネが関わってくると「うぎゃー」となるほどややこしい。
あーもう、ガスマスクかぶりたい。
真冬にはアンデスの肩掛けみたいな布をマフラーにしていたのだが、
さすがにこの時期には恥ずかしいだろうか。
今は首タオルだけなのだが、こう寒くなるとなにかが欲しくなる。
それとヤッケだ。
風をさえぎり、花粉が着かないと行ったらヤッケが一番だ。
こうして、ほぼ真冬のいでたちに逆戻りなのだが、
気にいらないのは着る順番だ。
身にまとうものは、やはり重要な順番に着ていきたい。
エプロンつけて、靴下はいてからパンツをはく人はいないだろう。
しかしこれがうまくいかない。
私の理想は、まず衣服であるヤッケ。
その次にマフラー。
そして、帽子、メガネ、マスクとつけていきたい。
しかし実際は逆だ。
マフラーの上からヤッケで抑えないとマフラーはほどけてくるし、
首の後ろでは帽子より上にマフラーがあると暖かい。
というわけで、作業服を着た後の順番は、
マスク、メガネ、頭に巻く布、マフラー、ヤッケ、
となっている。
朝の寝ぼけ頭でこれをやっていると、つい間違えてヤッケを最初に着てしまったりする。
一度フリースの帽子やマフラーのない時期があったので惑わされるのだ。
で、順番通り身につけることができたときは、
着終わったときに、メガネが曇っていたりする。
まったく我が事ながらイライラする。
関係ないけど、ついさっきも『風をさえぎり』のところで、
間違って『風邪をさえぎり』になっていたので、『風邪』を消して『かぜ』と打ち、
変換して『風』にしたのだが、
よく考えてみれば『邪』を消せばいいだけだったではないか。
ま、勘が鈍っているのだから仕方ないか。

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