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月別アーカイブ  [ 2012年02月 ] 

『四人の申し分なき重罪人』

日曜の午後を利用して、やっと『四人の申し分なき重罪人』を読み終えた。
作者は、ブラウン神父シリーズなどで有名なG・K・チェスタトン。
発表されたのは1930年のイギリス。
そう、とても古い小説なのだ。

内容は『誤解された四人のクラブ』のメンバーのそれぞれのストーリーとプロローグエピローグだ。
毎日、昼休みに20分ずつ読んでいたが、全然読み進んで行けない。
埒が明かないと言った感じだ。

なにしろ説明が長い。
たとえば、ある少女がなにかを不穏な空気を感じた場面があった。
それならば「不穏な空気を感じた」でいいのに、これが長くなる。
「それはまるで~」
とはじまって、延々と例え続けるのだ。

『その気持ちは、少女が幼いころに買ってもらった人形の衣装が、
 どうたらであったことを発見したときのものに似ている。
 実際その人形はなんたらかんたら・・・』

このときの気持ちの説明だけで2ページぐらいはたっぷり使うのだ。
はっきりいって、話がそれているとしか言いようがない。
このあと、少女が一言セリフを言うのだが、
どことの会話だったか覚えていないぐらいだ。
話の腰を折るとはまさにこのことだ。


その会話自体もややこしい。
若い泥棒がいきなり、
「王はパンを食べたのさ」
などと言いだす。
そのあとには必ず長い注釈がつく。

※なんとかという宗教書の中に○○という王はなんとかのときパンを食べたという逸話がある。

というような感じだ。
知らんがな。

ともかく宗教的なたとえが多い。
注釈がつかない時は、登場人物が、
「預言者はこう言った」
などと言いだして、興奮した様子で長々と演説をするのだ。
そして、ラストの一行はたいてい
「おお神よ」
で始まっている。


最後にひとつ、ピーコック・クレセントと呼ばれている町の一角の説明文を引用しよう。

『ピーコック・クレセントという名前が付いている理由は、
 月光に青白く映える古典的な印象を漂わせる連続住宅(テラス)の正面を、
 かつて孔雀が闊歩していたからだ、
 などというものではなかった』

なかったんかい!
そんなら言うな!


どうだろう、誰かこの本について私と語るために読んでみようという人はいないだろうか。
ちくま文庫で1000円だが。







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絵のある本がいい
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[ 2012/02/20 06:32 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(7)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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