私のメインパソコン、通称ホワイトさんは、私の部屋のパソコンデスクが住処。
サブの通称ブラック君は和室のコタツで働いていた。
メイン、サブなんて言うと贅沢をしているような感じだが、
ブラック君が「ちゅーん」といって動かなくなったので貯金をはたいてホワイトさんを買ったのだが、
その後、ブラック君を直してくれるありがたい人が現れ、二本柱となったのだ。
ホワイトさんはメインだから、ウインドウズはビスタで(カタカナばかりですいません)、
容量も大きくいろんなソフトが入っている。
ブラック君はなにしろ病み上がり、とりあえずインターネットだけできればいいやと思い、
メールの設定すらしていない。
ところが、早起き更新をするようになってから、私の居場所はもっぱら和室だ。
ともかく私の部屋は寒い。
朝一番からなにかするようなところではない。
もちろん、夜でもあまり行きたくない。
比重はどんどんブラック君に偏っていった。
特に、今年になってからはホワイト君で更新をしたことがなかった。
たまに思い出したように部屋に行き、ごみメールを消す。
前回、部屋に入った時は、何やら懐かしさを感じたほどだ。
そうしているうちに、だんだん矛盾が生じてきた。
写真やヨンホンゲの絵はすべてホワイト君が管理している。
どれだけかたまると、USBメモリーに移し、
それが一杯になったらDVDに保存する予定だ。
ブラック君のトラブルのとき、バックアップの重要性に気付いたのだ。
しかし、今や実質的メインは和室のブラック君。
絵を描くのも写真を取り込むのもブラック君だ。
そこで私はパソコン間の移動用にひとつUSBメモリーを買った。
ブラック君に入れたデータをホワイト君に移すためだ。
それを先日頭の中で整理してみた。
絵や写真の動きは、
ブラック君>USBメモリー>ホワイトさん>USBメモリー>DVD
となっている。
世間ではこれを『ニドデマ』と呼ぶのではないか。
先日、事態が動いた。
ブラック君の部下のペンタブレットが調子を悪くしたのだ。
私は悩んだ。
これからはあの寒い部屋で絵を描かなくてはならないのか、と。
いやいや、考えたらどちらもノートパソコンではないか。
移動すればいいのだ。
というわけで、昨日から和室にホワイトさんがいる。
ペンタブレットもこちらのほうが描きやすい。
でも、順応性が衰えているこの年ごろ、
ちょっとの違いでおろおろしている。
たとえばUSBの位置。
ホワイトさんは手前の方に付いているので、コードが邪魔な気がする。
一番の違いは『End』のボタンだ。
ブラック君はボタン一つで文章の最後にカーソルが飛んだのに、
ホワイトさんは『Fn』と『End』を同時に押さなくてはならない。
ああ~、何でなの?
ボタン二つ同時はおじさんにはつらいのよ。

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