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暴れおでん

私のいきつけの居酒屋ではおでんが三つで250円だ。
ダイコン、タマゴ、コンニャク、ひりょうず、ゴボ天から三つ選ぶ。
さびしい。
あまりにも気合が入っていない。
本当はめんどくさいのであまりやりたくないのだが、
「とりあえずメニュー」として置いているようだ。

やっぱりおでんはたくさんの中から選びたい。
いつもダイコン、タマゴ、コンニャクしか選ばないとしてもだ。
そして選ぶ時は、座っているカウンターから背伸びしておでん鍋をのぞきこみ、
アレとコレとソレ、って選びたい。
だから、私はコンビニのおでんは買わないのだ。


コンビニのおでんはなんだか元気がない。
ぬるま湯につかっているように見える。
露天風呂に入ったらぬるくて、出るに出られないって感じだ。
もうちょっとダシがクツクツ煮えている感じが欲しい。

コンビニのおでんダシは“保温”って感じがする。
あのレジ回りにある肉まんやフライドチキンと同じ理屈だ。
考えてみればあの一帯はすごい保温地帯だ。
煮物揚げ物蒸し物缶コーヒーとあらゆるものの温度が保たれている。
冷たいお弁当は、電子レンジであっという間に温められる。

テレビで見たのだが、最近都会ではコンビニで調理しているところもあるのだそうだ。
そういうのを聴くたびに、また店員さんの仕事がひとつ増えたか、
と、憂いているのであった。


話がそれた。
私が知っている一番元気なおでんは、一年に二日しか食べることができない。
実家の近くに商船学校があり、そこの文化祭、通称『海学祭』の名物おでんだ。
毎年同じ場所、食堂の入り口で売っていた。
お釜のような大きな鍋で、何もかも“いっしょくた”に煮ていた。
しかも、メニューの種類が半端ではない。
それを注文されるたびにお玉で探すのだ。

ごっちゃに入った具にお玉を突っ込めば、とうぜんやわらかいものは壊れる。
なのでよく“破片”二個盛りだったり、おまけしてもらったりした。
ジャガイモなんかもはいっていたので、二日目の夕方近くなると、
底の方はほとんどシチュー状態だ。
何を注文しても破片の寄せ集めで、ぜんぶで50円、なんてことになる。

当時は全寮制で、ほぼ男子ばかりだったはずだ。
いわば男の料理、男のおでん。
ああ、あのおでん、元気があったなあ。
元気は。






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たこちゅー
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[ 2010/12/21 06:03 ] | TB(0) | CM(6)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
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