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月別アーカイブ  [ 2010年11月 ] 

なめらかにバラバラに

最近、テレビで巨大工場の生産ラインを見ることがある。
有名企業の商品がどうやって作られているか、見ていて面白い。
ものすごく複雑な動きをする機械があるかと思えば、
案外、原始的なシステムだったりもする。
人間ってよく考えたなあ、と感心するばかりだ。

身の回りにも人間の知恵はいっぱい転がっている。
たとえば、今、私の目の前には、鉛筆削り機がある。
手動式で、透明プラスティック製なので中の動きが見える。
これが昔から不思議だった。

どうして鉛筆がとんがると、それ以上削れないのだろう?
どうして削りかすがチリチリなんだろう?
それよりなにより、どうしてあんなにぬるぬる動くんだろう?

私の長年の経験からすると、
ガッチャンバッタンと動く機械はなんとなく理解できるのだが、
ぬるぬる動く機械はどうにも理屈がわからない。

昔、母が使っていた編み機。
細かい部品がいっぱい集まってて、なんとも不思議な動きをしていた。
あれにもなんとなくぬるぬるの雰囲気を感じたものだ。
毎日のようにいじって遊んだものだが、当時はそれがなんなのかすらわかってなかった。
なぜ編めるのかはいまだにわからない。


つい先日、新たなぬるぬる機械に出会った。
シュレッダーというものだ。
家には私が買ったのが一台あるのだが、
はがきサイズしか入らないし、手動レバーを割ってしまったので使いにくい。
A4サイズが入る新しいのを買った。

どちらも手動式でレバーをぐるぐる回すタイプで、
古いのが細切りなのに対し、新しいのはみじん切りだ。
旧型は入れた紙がそばのように細長くなって出てくる。
それが今回のは、ベビースターラーメンのようにコマ切れでちぢれている。
説明によると10×3ミリになっているそうだ。

どうして縦回転の歯車が回って横方向にも裁断できるのか。
これは見てみなくてはならない。

やはり!
レバーを回しながら見てみたら、ぬるぬる動くではないか。
なにかこう、回転しながら別の模様が流れていくように見える。
ああ、言葉で表現しにくい。

じっと見ていると、だんだん視点がぼやけてきて、
頭もボーっとしてきて、ふと気がつくと手を入れようと・・・
いかん、この動きには催眠効果がある。

そのせいだろうか、紙を見ると何でもシュレッドしたくなる。
いかんいかん。
これではシュレッダーメーカーの思う壺だ。
鉛筆を太ももに突き刺して、この欲求に耐える私であった。





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たまごじゃないよ
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[ 2010/11/25 06:31 ] 世間話 | TB(0) | CM(13)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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