子供のことは怪獣好きで、仲間内では怪獣博士の異名をとっていた私。
ウルトラマンやゴジラシリーズだけでなく、
マイナーなヒーローものの怪獣怪人も、買ってもらった『原色怪獣怪人大百科』で、
一生懸命覚えたものだ。
ちなみに、ウルトラマンは全39話で46匹の怪獣が登場した。
ウルトラセブンが49話、帰ってきたウルトラマンが51話あった。
仮面ライダーは全98話。
ただし、敵の組織がショッカーだったのが78話までで、
その後はゲルショッカーとなり、怪人の設定が変わっている。
単独の設定でもっとも長かったのが、私とは世代が違うがゴレンジャーで、
全部で84話だ。
ほとんどが一話完結なので、ほぼ話数ぐらいの怪獣怪人が登場する。
さて、
『AKB48』という組織をご存じだろうか。
なんと48人組のアイドルグループだそうだ。
今やその人数は48人をはるかに超えたといわれている。
『AKB』とは、東京の秋葉原を表しているそうだ。
これを模して、あるいはこの親組織の支部なのか、
あちこちの都市に同じような集団が現れている。
その総数がどのぐらいなのか私は知らない。
この人数が一気に出てきた。
ただ、これがショッカーの怪人だったら、世界征服は成功するのではないか。
ちなみにゴレンジャーは、週に一人ずつ、二年を掛けて84話だ。
しかもこの一団、全員が同じ衣装で、同じ動きで、同じしゃべり方で、同じ性別だ。
右手がピッケルになっているとか、背景に溶け込んで見えなくなるとか、
「ギーラー」と鳴いたら超音波が出るだとか、
一兆度の火の玉を吐くとか、
そういった個性が全くない。
これではいかに怪獣博士といえども覚えられなくても仕方がないではないか。
それとも、覚えられないのは私がおっさんになったからなのか?
同じように最近爆発的に増えたのが、
『ゆるキャラ』と『B級グルメ』だ。
これは地方自治体などが地域活性などの名目で、よそのマネをして作り出している。
『AKB』のときはファンが怖くて言えなかったが、ここでは大きい声で言おう。
質より量、粗製乱造、雨後のタケノコ、大安売り、二番煎じ。
今も日本のあちこちで市や町や村の職員さんが、
地元の特産品を売りだそうと画策していることだろう。
しかし、もう遅い。
これからブームは下火になるだろう。
そもそも、ゆるくてB級なものを目指してどうするのだ。
緊張があっての緩和、A級があってのB級ではないか。
そろそろ、一級品、匠の技が注目を浴び始めるだろう。
キャラクターはシャープになり、洗練された一品がもてはやされる。
つまりは一流の時代が来るのだ。
やっぱりそれは無理だから、
私はその次に来るB級を目指そう。
なんのや。

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