土曜日、数日前の週間予報では雨だったのに、きのうの予報では晴れ。
朝起きたら、上天気だった。
ちづるは会社へ、私は畑へ出かけた。
こういう日は気分がのらない。
畑に行けない自分ひとりの休日は、
早くから「あれをしようこれをしよう」といろんなことを考えている。
これが突然晴れられると「畑に行ける」よりも、
「やろうとしていたアレコレができなくなる」の方が強いのだ。
とりあえず、畑に行く。
「ひょっとしたら前日の雨でぬかるんで、畑に入れないかもしれない」
という甘い夢は、現場に到着した時点でモナカの皮のようにくずれた。
おそらく一面の雑草たちが、余分な水分を吸収してしまったのだろう。
やっぱり今日は草取りだ。
雑草には三種類ある。
簡単に抜けて、浅い根っこまでペリペリとついてくる気持ちのいいやつ。
頑丈に地面にしがみついて、かなりの力を込めないと抜けないやつ。
抜こうと思ったら抜けるのだが、実は地中でつながっていて何度でも生えてくるやつ。
今日はあまり気力がない。
気持ちいいやつだけ抜くことにしよう。
そこで、選んだのがこれ↓

スベリヒユだ。
これは一点から外に広がって生える。
しかも肉厚でたっぷり感があるので、一本抜くだけでかなりすっきりする。
某ケンミンの番組ではこれを食べる地域もあるらしい。
食べられるとなったら、それを選んで抜くのは収穫だ。
いや、食べないけど、草むしりより収穫の方がやりがいがあるではないか。
よし、むしる、ではなく、摘むぞ。
摘んだスベリヒユがバケツ一杯になったら、野菜くず用の穴に捨てに行く。
これを繰り返していたら、地主である叔父さん叔母さんが隣の畑に来た。
これは具合が悪い。
畑が草だらけなのに、今日の私の衣装はTシャツに短パンだ。
一生懸命働く格好ではない。
しかも、私は草を運んで捨てているのに、どこもきれいになっていない。
なにしろ、抜きにくい大物の草たちは全部残っているのだ。
“全体的に草の密度がさがっている”というのは農業として認められる方式ではない。
本職の叔父さん叔母さんには、私は何をしているように見えるだろう。
ニンジンとネギをくれて二人は帰って行った。
自分の畑の仕事が忙しくて、私がなにをしているかは考えなかったようだ。
畑にいた、ぐらいのことだろう。
とりあえず、ほとんどのスベリヒユを取ることができた。
その成果がこれだ。

達成感無し。
能率悪し。
結果出ず。
みなさん、このやり方にメリットはありませんぞ。

↑で、今日はこれ書いてるんだけどクリックしてね。
ところで、車に備えていた畑用の時計がないと思ったら、
家の庭にありました。

9月12日から!