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月別アーカイブ  [ 2010年07月 ] 

『スクランブル』 若竹七海

六つの章からなり、その一つ一つが短編として読めるようになっているが、
ある殺人事件をメインとした長編小説だ。

舞台は名門私立女子高校。
6人の仲好しメンバーがいろんな騒動の中で推理をくりかえす。
そして15年後、時効を迎えた事件の真相が、
メンバーの一人の結婚披露宴の席で判明する。

構成はなかなか練られていて、
個性豊かなキャラクターたちの葛藤や成長が楽しく、
青春モノとして魅力的な物語・・・なのだろう。

だけど私はおっさん。
女子高生に感情移入はできない。
だから、推理小説的な面だけを言いたい。


私は推理小説に関して、かなり寛容だ。
犯人はそんなに以外でなくていい。
トリックを解くなんてことは私にできないから、
「誰が犯人であってもおかしくないや」
と思って読んでいるからだ。

トリックにもそんなに文句は言わない。
けっこう偶然が重なっていても許せるし、
小説以外では無理、というようなトリックもそれなりに楽しめる。

しかし、どうしてもこれだけは許せん、ということがある。
これは推理小説のトリックに関して一番の悪口だと思う。
残念なことに、私は『スクランブル』に対してこう言いたい。


『その犯人は警察が捕まえる』


この小説では、事件は主人公たちが高校時代。
そして15年後の結婚披露宴の最中に、メンバーの一人が真相にたどり着く。

もう謎とかトリックとかどうでもいい。
この事件は時効を迎えない。
迷宮入りなんかしない。
事件発覚から割と早い段階で警察は真相にたどり着き、犯人を逮捕する。
作者は警察活動を無視して書いたとしか思えない。


小説としては面白いんだと思う。
好きな人は好きだろう。
書評では結構ほめられていた。

なので、女子高生と警察関係者は読んでみたらいいと思いますよ。
ファンの人は怒らないでね。





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[ 2010/07/15 22:09 ] 家庭菜園 | TB(1) | CM(12)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
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