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月別アーカイブ  [ 2009年07月 ] 

どうしよ書道

ゆうべのみそか寄席は特別イベント。
準レギュラーの桂つく枝さんが、五代目桂文三(かつらぶんざ)を襲名し、
その披露の会となった。
この『桂文三』というのはかなり大きな名前で、
襲名も八十数年ぶりだそうだ。

常連として、これはお祝いせにゃならんと言うことで、
友人Fと話し合い、差し入れをすることにした。
当日あわてないように、前日には酒を買い、
あとはのしを貼るだけだ。


のしはわが社でも扱っている。
事務員さんに見本を見せてもらい、サイズを決めた。
9枚で105円だという。
お金を払おうとしたら、社長の奥さんがいらないと言ってくれた。
いえいえそんな、と押し問答がちょっとあって、
「そうですかぁ~」と甘えたら、
それなら9枚もいらないと気付いて、3枚だけもらってきた。


夜の9時前、友人Fと合流し、受付を済ませ、
待合の座敷でのしを書く段になり、
Fもちづるも拒否。
私が書の腕前を見せることとなった。

さて、何と書いたものか。
「祝、五代目襲名披露 桂文三様」
長い。
三回のチャレンジで間違わずに書く自信がない。

「祝!」でいいんじゃないか、と私が言うと、
「御祝、やろ」とちづるの指摘。
なるほど、それも一理あり。

しかし、字というのは不思議なものだ。
さらさらと2~3回練習し、いざ本番。
となったら『御』という字のギョウニンベンを書いたあと、
続きがわからなくなってしまった。

もう一度別紙で試し書き。
するとちゃんと書ける。
でも、書きかけでやめると、あとを継ぎ足してもバランスの悪い字になる。
書きなおしだ。

「練習と同じようにササッと書いたらええんや」
とFは言う。
なるほど、こいつにも一理ある。
まるで書の達人であるかのように、ササッと書いた。

なかなかいい。
Fも「ええやん」という。
字というのは不思議なものだ。
長年、字を書いてきた私は知っている。
このあとどれだけ書いても、もう決して満足することはないのだ。

でも、のしはあと一枚残っている。
もう一枚書いてみようかと思ったが、
Fの一言でふんぎりがついた。

「どうせ、人にやってしまうんやん」

そういやそうだ。
考えてみたら、顔見知りですらないのだ。
やっちゃえやっちゃえイケイケゴーゴー。
そののしを貼って、スタッフに渡した。


いよいよ本番。
若手の開口一番のあと、先輩格の落語が二席。
そのあと幕が下りて中入り。
拍子木が鳴って幕が落ちると、ふかぶかと頭を下げた四人の噺家。
そして舞台の端には、あののしを貼った酒が!

字というのは不思議なものだ。
書いたとき「なかなかいいぞ」と思った字が、
客観的にみる立場になった途端、
「どこか間違ってるんじゃないか?」
と思えるほどひん曲がって見える。

しかも、下にはフルネームがこれまたへたくそな字で書いてある。
まるで『字が下手ですカミングアウトの品評会』みたいだ。

隣には一升瓶が三本まとめてあり、
『祝、五代目襲名披露 桂文三さん  おかげ横丁一同』
と達筆ののしが貼られている。

一同はずるい。
一同ほどのグループなら、字のうまいメンバーもいるだろう。
こちらはへなちょこ一味だ。
一同と一味の字を並べてはいけない。

おい、おかげ横丁一同。
その字がうまく見えるのは、すべて私のおかげなのだぞ。
私にも酒をおくれ。





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[ 2009/07/01 22:59 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(7)

みそかだから

20090701123159
ゆうべは恒例みそか寄席。
襲名披露で長引いたので、
帰って寝てしまいました。

絵も思いつかないので、お昼の総集編で。

夜はちゃんとしますんで。
[ 2009/07/01 12:32 ] モブログ | TB(0) | CM(2)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
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