先日、風邪をひいて以来、のど飴を常備している。
もちろん、のどが痛いときだけでなく、
仕事中、なんとなく口がさびしいときなどに愛用している。
しかし、口とはわがままなヤツで、
寂しさを紛らすためのお相手が、ずっといっしょじゃイヤだと言う。
要するに浮気性なのだ。
最初に買ったのは『キシリトールのど飴』というヤツだ。
ナニ味というのか知らないが、間にミントが挟まっていてさわやかだ。
翌日には『沖縄のど黒飴』を買った。
さらに翌日には『すりおろしりんごのど飴』を買った。
さらにさらに翌日には『ブルーベリーのど飴』を買った。
なくなる前に次のを買うので、どんどん増えてくる一方だ。
最近の飴はすべて個別包装になっているので、
コンビニのレジ袋にごっちゃに入れてある。
マイ飴袋だ。
ここからそのとき食べたい飴を選んでいる。
その後もいろいろ飴袋の中身は増えていった。
三種類の味がある『ミルクのど飴』
昔懐かしい『黄金糖』
いただきものの『蜂蜜キンカンのど飴』
お出かけのとき道の駅で買った『ダイコン生姜のど飴』
一番最近買ったのが、サクマのドロップ。
あの缶入りだったドロップが袋入りの個別包装で売っていた。
いろんなフルーツ味とハッカ味が楽しめる。
私は、ハッカ、パイン、メロンの順で好きだ。
おっと、忘れられないのがオレンジだ。
久しぶりに食べたら、なんと懐かしい味か。
だいたい、なんでも基本はオレンジだった。
ジュースなんてオレンジしかなかった。
同じようでちょっと違うのが『みかん』だ。
こんなにも身近なのに、ジュースやチューハイで、
『みかん味』が売り出されたのは最近のような気がする。
細分化されたのか、いろんな柑橘系がめじろ押しだ。
ひとつだけ昔からみかん味だったものを覚えている。
話が戻るようだが、それは『飴』だ。
はじめてみたのはお祭りの屋台の飴売りだった。
屋台の飴はカラフルだった。
大玉小玉、色とりどり。
でも、ほとんどが丸い飴の中で、ひときわ目立っている飴があった。
みかん型の飴だ。
丸々一個ではない。
皮をむいて白い筋を取って、薄皮もきれいに剥いた形。
つまり、みかんのカンヅメのひと房の形をした飴があったのだ。
これがまた、色も形もまさにみかんで、とてもおいしそうだった。
おまけにこの形、口の中でとても納まりがいい。
舌を使ってぐりんごりんしなくても、
歯の内側でチパチパしてたらいいのだ。
ああ、あの飴、まだ売っているのだろうか。
という『みかんと私』のお話でした。

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