いよいよ今日だ。
憎悪と怨念の渦巻くドブ掃除。
8時からなのだが、6時前に目が覚めてしまった。
班長なので、早めに行って出欠をとる。
わが班は、お人よしなのか、罰金がイヤなのか、全員出席だ。
頭に血が上った状態なのだが、
自分の班の人に八つ当たりしても仕方がないので、
「ご苦労様です」
「お願いします」
と、声をかける。
いつもどおり、なんとなくだらだらと始まる。
今年はドブのフタ開け班になったので機械を引っ張って区内へ。
私の相方は70歳近いと思われるニコニコしたおじいさんだ。
消防団が放水をするために、印のついたどぶのフタを開けて周る。
ひととおり開けてしまうと、放水が終わったところから閉めていく。
すると、消防団に追いついてしまい、
結局いっしょに移動することになってしまうのだ。
消防団は4班に分かれていて(ポンプが4台しかない)
区内のところどころにある防火槽や井戸の水をくみ上げて放水する。
場所によって、ホースをつないだりはずしたりしながらの大移動だ。
いっしょに移動しているから、仕方なくホースを積むのも手伝う。
おかげで終わったのは消防と同じだった。
問題はここからだ。
公民館に戻り、消防団がホースを洗うのを待つのだ。
私が公民館についたのが、11時50分。
もう、かなりの人が待っていたが、
例年通りならすでに1時間は待っているはずだ。
解散になったのが12時40分。
普段より20分早い。
個人的には仕事が長引いた分、待ち時間は短かった。
ただ、待っている間に、近くでしゃべっているオヤジに腹が立った。
「早く戻ってきた奴らは、草むしりでもさせとけ」
これが先住民の意見なのだ。
消防団さまがホース洗いという仕事をしているというのに、
何もせずに待っているのはどういうことか、というのだ。
我ら移民派にしてみれば、
「ドブ掃除の作業は済んでいるのに、
なぜ、何もせずに2時間も待たされなければならないのか。
ましてや、家の用事もあり、家族も腹を減らせて待っているのに、
なぜ草むしり何ぞで時間つぶしをしなければならないのか」
と思う訳だ。
ホース洗いをその年の班長なり、係りなりが交代ですればいいのだ。
100人の村があって、5人でできる村の仕事ができたとき、
5人ずつ交代でするのが自治体だ。
全員で行って残りの人は見てましょう、なんてのは幼稚園だ。
ちなみに、そのオヤジは30分間寝転がって文句を言っていただけ。
人にあーしろこーしろというなら、自分が率先してやれ!
ああ、きょうはこんな不愉快な日記になってしまった・・・
それもこれも・・・というか、
今日こそ本当に、区長が悪い!
春の班長会議で、
「ドブ掃除の待ち時間を何とかできないか」
と私が提案したのに、
「もう決まっとるから変えられん」
とつっぱねた区長が悪い。
あー悪。