朝の情報番組を見ていたら、なんとかと言う歌手が新記録だとか。
そんな話題をやたらしょっちゅう聞く。
どれだけ新記録の種類があるのか。
たとえば、
「女子で最も若くデビューシングルが一位になった」だとか、
「グループでベスト10に入った曲が最も多い」だとか、
「発売してから最も長くベスト100にいる」だとか、
よくもまあ、そんな記録を探してくるものだ。
一番腹が立つのが、
「初登場第一位が連続何曲」
というヤツだ。
どう考えても売れっ子同士が譲り合っている。
同じ週にバーンとぶつけていかんかい!
誰それがギネス記録だとかいうけど、
業界がそうなるようにしてるんだからなって当然。
自ら値打ちを下げているようなものだ。
私の住む三重県にも世界一がある。
世界一短い駅名「つ」だ。
これは発音で短い世界一らしい。
つづりでは「つ」は「tsu」で、
どこかにある「Y」と言う駅に負けるのだそうだ。
これに勝つために「Z」と書いて「つ」と読むことにしよう、
と言うグループがあるらしい。
この計画は頓挫している。
なぜなら「Z」と書いて「つ」とは読めないからだ。
仮に認定されたとしても、これじゃ全然値打ちがない。
「カスタードクリームを長靴に入れて100メートル走」
と言うのがあるらしい。
これと陸上競技の100メートル走では明らかに値打ちが違う。
「世界記録を目指す」より
「世界記録になることを探す」という安易な考えが情けないのだ。
さて、実は安易ながら「世界一短い川柳」を考えた。
川柳は五七五と決まっているので、見た目が短いと言うことだ。
「古の@の心太」(いにしえのアットマークのところてん)
ところてんを突いたら、そのうちの一本が「@」のようになった。
ああ、昔から「@」のような形は存在したのだなあ、の意。
さあ、挑戦する人がいるかな。
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