季節は谷間。
暖かかったり、かといって一枚脱ぐと寒かったり。
半そでにしようか、コートを羽織ろうか、迷いの時期だ。
会社で話していたら、O川が悩んでいた。
ストーブの灯油が切れたのだが、買うべきかどうか。
まだ朝晩は暖房の欲しいときもあるのだが、
灯油が余っても困る、というのだ。
「あと5リットルぐらいあれば・・・」
でも、たったそれだけ買うのは恥ずかしいんだそうだ。
考えてみたら、灯油5リットル分の暖かさなんて、
灯油を売ってる店まで歩いたら得られるのではないか。
たぶん、寒いと思ったときに店まで歩いて灯油を買いにいけば、
帰ったときには扇風機が欲しくなるはずだ。
そうだ、灯油で動く扇風機があればいいのだ。
我が家のストーブはガスだからこんなこと言えるのだが。
確かに、タイミングで迷う場面は生活の中に多々ある。
花粉盛りの時期に目薬がなくなったら、
花粉用を買うか、疲れ眼用を買うか。
セーターをしまうのに出した押入れ収納に、
トレーナーをしまうかどうか。
昼休み終了の10分前、
推理小説のラストシーンを読み始めるかどうか。
酒が徳利に半分でつまみがなくなったとき、
もう一品注文するかどうか。
その年最初の真夏日、
始まったばかりの冷やし中華にするか、
夏バテ予防のうなぎにするか。
夕方腹ペコでスーパーに行ったとき、
お惣菜が2割引になるのを待つかどうか。
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか
ニ、ニ、ニーチェかサルトルか
みーんな、悩んで大きくなった
なんとなく、なつかしのCMソングを引用してみました。
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