日本人のソウルフード『みそ汁』について語りたい。
とはいえ、日本人である私がみそ汁について好き放題に語れば、
それはもう、銀河系の歴史について若者に教える星雲の長老のように長いものになるだろう。
なので今回は、〝だし”と〝味噌”については語らない。
つまり、〝具”のお話だ。
〝具”についても各家庭、各個人でアリ、ナシ、がはっきりしている。
例えば我が家では、キャベツ、ジャガイモ、芋類は認められていない。
ちづるに言わせるとモヤシも排除したいらしい。
豚汁にちょっと入ってるのは良いが、みそ汁には嫌なのだそうだ。
私は、モヤシ単独はいやだが、ワカメや玉ねぎのみそ汁のわき役でいるのはかまわない。
具自体の好みもさることながら、組み合わせの問題もある。
私は、ワカメ、なめこ、アオサには豆腐。
玉ねぎ、ハクサイ、ナス、にはアゲが定番になっている。
ちづるは、アゲはなんにでも合うと言っている。
そうかもしれない。
とは別に、今の時期だけ特別なみそ汁の具が頻繁に使われる。
それはダイコンの葉、あるいはダイコンの間引き菜だ。
これは『菜っ葉』というくくりなので、相方はアゲになる。
さらにプラスがある。
天かすだ。
私はともかくこの菜っ葉とアゲのみそ汁に天かすを入れて食べるのが大好きなのだ。
いや、もう小出しにするのはやめて一気に発表してしまおう。
私は、菜っ葉とアゲのみそ汁に、天かすと卵を入れて、ごはんと混ぜて食うのが大好きだ。
ちなみに、天かすの方にも好みがある。
イカやエビのエキスなんか入ってなくていいから、なるべく白くてふやふやするやつがいい。
健康のためにみそ汁に酢を入れて食べている私なのに、
そこに無為に脂っ気をプラスする天かすを入れるというのはなんたる本末転倒。
でも好きなんだから仕方がない。
本当は、ワカメ&豆腐+天かすin玉子ONごはんも同じぐらい好きだ。
ひょっとしたらこちらの方が好き度が高いかもしれない。
だとしても、ダイコンの間引きは今の時期しか食べられない。
この希少価値がありがたみを増している。
そうそう、今日はダイコンの初収穫ができた。
ダイコンもみそ汁には魅力的な具だ。
相性のいいのはアゲ、残念ながら豆腐、天かす、玉子とは相性が悪い。
豚汁……するかな。

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