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身内のこと

ここでは、身内のこと に関する情報を紹介しています。
左の枠に『カテゴリー』という欄がある。
私の書いたネタがジャンル別に分けられているのだ。
『ある日の出来事』『世間話』『ワシのこと』が多いのは当然だろう。
『健康』は昔は花粉症化ダイエット、最近ではジムのことが中心だ。
『家庭菜園』『居酒屋で』は順当な所だが『寝る』の多さは驚きだ。

そんな中、最近になって急激に数を伸ばしてきたカテゴリーがある。
『身内のこと』だ。
以前は、両親がおもしろいことでもしたらネタにしてやろうと目論んでいたのだが、
父が入院したり母が一人暮らしになったりしたので接する機会が増えたのだ。
昨日もそんなことでバタバタしていた。


前日に予約を取って、母を連れて父と面会することにした。
父の入院以来、二人が顔を合わせるのは3か月半ぶりだ。
普段ならいつでも自由に面会できるらしいのだが、まだコロナに用心しているらしい。
実家から母を連れてきて、帰りに買い物してお昼に実家に戻りたいので、
逆算して10時半に予約を取った。

10時前に実家に着いた。
母が「膝が痛いから行きたくない」と言い出した。
出かける前に雨が降り出したから、そんなことになるかもしれないと思っていた。
父に届ける上着を座布団を持って一人で行った。

30分ほどしゃべって施設を出た。
母の薬を忘れていったので家に取りに戻る。
施設は私の家から車で5分ぐらいのところなのだ。
それからスーパーで買い物をして再び実家へ。
母とそうめんを食べた。


あーしんどい。
半日で隣の市まで2往復は辛い。
これ以外に、週に二回仕事終わりで実家に行っている。
が、これも悪いことばかりではない。

父が入院するまでは、週に一回だけ、買い物のために実家に行っていた。
それが週に三回になった。
道中車でおよそ20分、私は歌を歌っている。
週に三回、40分の発声トレーニングをしているようなものだ。

『実家行き』というフォルダを作って、ちょうど高音が限界ぐらいの歌を集めた。
以前出なかったサビも出るようになってきた。
ラストで伸ばすところも息が続く。
なんと調子がいいのだろう。

なので、ヒマがあれば『実家行きフォルダ』をいじっている。
次の実家行きの時に歌いたい歌をあれやこれやと組み合わせているのだ。
この楽しみがありさえすれば、半日に2往復でも鼻歌だ。
フルパワーで歌っているけど。






↑今日は弟がテレビ設置に行ってくれるのだけどクリックしてね。




ぼえー
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私とちづるが休みを取った雨の七夕。
父が入院先のリハビリ病院の短冊に書いたお願いは『タバコ吸いたい』だったそうだ。
その病院もいよいよ退院。
残念ながら自宅には帰れないが、老人ホームに引っ越しだ。

病棟に着いてスタッフさんにその旨を告げる。
カーゴに私物を積んでいる間に、看護師さんが着換えをさせてくれる。
そんなに荷物はないと思っていたのだが大物があった。
ペットボトルのお茶が1箱、必要だというので入院時に買っていったのだが、
親父がむせるのでとろみの付いた飲み物を飲ませることになって残ってしまったものだ。
私がジムで消費することにしよう。

車いすをやさしい看護師さんに押してもらって車に向かう。
すれ違うスタッフさんや患者さんに手を振って別れを惜しんでいる。
なかなか馴染んでいたようだ。


涙の別れのあと、車で走り出したらまだ10時なのに「腹へった」と言い出した。
「あ、ウナギ」「あ、へんば餅」と看板を見るたびに指をくわえる。
なにしろ2か月半ぶりの外の景色だ。
でも、いろいろ制限があるから勝手に食べさせるわけにはいかない。
ホームでお昼を食べられるように予約してあるのだ。

20分のドライブでホームに到着した。
4人部屋の病院と違い、こちらは個室がもらえる。
歩行器を使って部屋に到着、早速ベッドに寝転がる。
ベッドと洋服ダンスは用意されていた。
ここにあと欲しいものを持って来てもいいらしい。

とりあえずカラーボックスとテレビ台だけ用意しておいた。
テレビは後日、弟が運んでくれることになっている。
小型の冷蔵庫を置く人もいるらしいのだが、父は水分量を制限されているから要らないだろう。
あとは父が欲しいというモノがあったら徐々にそろえていくことにする。

私とちづるは別室で契約だ。
たくさんの書類にビックリするほどたくさん名前を書かされた。
すべて完了したのは正午だった。
部屋に荷物を取りに行ったら、もう父は食堂に行ったあとだった。
おかゆみたいなものを食べている父に声をかけて施設を出た。


定食屋で食事をして、午後は実家に行き母に報告。
帰ってきたらクタクタだった。
仮眠を取って夕方からいつもの居酒屋に出かけた。

帰宅したら段ボール箱が置いてあった。
ちづるに訊ねたら、懸賞でお茶がひと箱当たったのだそうだ。
なぜか突然お茶長者。






↑とりあえずひと仕事終わってクリックしてね。




ちゃちゃまんぼ
7月7日は晴れてほしい。
織姫と彦星の年に一度のデートでもあるが、父が施設に引っ越す日でもある。
なのでそれまでに準備をしなくてはならない。
一番厄介なのはふとんだ。
施設の人に「できるなら丸洗いできるものを」と言われている。

土曜日、実家の帰りにイオンに寄ってみた。
ふとん売り場なんか見たことないので何をどう見たらいいのかわからない。
父の好きな時代小説を5冊ほど買って、ニトリに行ってみることにした。

イオンより種類は多く、便利なセットもあったが、
洗える敷布団は売っていない。
ホームセンター『バロー』に行ってみよう。

途中で畑に寄ってみた。
とほほ、今年は出来が悪いようだ。
キュウリもナスも育っていない。

『バロー』にも洗える敷布団はなかった。
日曜日に賭けよう。

日曜の午前はちづるが公園掃除だった。
ホントは先週だったのだが、雨で延期になったのだ。
この日は幸い晴れてきた。
できたら買い物を済ませて、施設に運んでおきたい。

お昼を中華料理屋で食べて、もう一つのイオンに行った。
こちらの方が大きいからもしかして、と思ったがなかった。
同じ敷地にある『カインズホーム』にもなかった。
おそらく洗える敷布団なんてこの世に存在しないのだ。
カインズホームで靴だけ買った。

最初のイオンにあった気がするとちづるが言うので行ってみた。
勘違いだった。
カラーボックスだけ買った。

洗える敷布団をあきらめるなら、ニトリが良かった気がするので行ってみた。
ここが一番表示がわかりやすい。
掛布団だけでも洗えるものを選んだ。

帰宅したらもう4時を過ぎていた。
なんとか買ったものを運んでおきたい。
ちづるはふとんやシーツに名前を書き、私はカラーボックスを組み立てる。


その部屋にはすでに父の名札が付いていた。
カラーボックスを部屋の隅に置き、時代小説を並べた。
着換えをタンスに入れふとんを敷く。

なんとかうまく片付いた。
天気が良くてホントに助かった。
7日は雨の予報だが、親父はちょっとぐらい濡れてもいいか。






↑テレビは弟に任せようクリックしてね。




ねる
母が足が痛いというので、私とちづるで買い物をして実家に行った。
しかし、この日のメインは買い物ではない。
父が老人ホームに入所することが決まり、引っ越しに必要なものをそろえに来たのだ。

食事を終えたらすぐに仕事に取りかかる。
下着に寝間着にタオルに普段着に外出着に靴下。
名前を書かなければならないので、なるべく色の薄いのを選ぶ。
足りなかったり良いのがなかったら買わなくてはならない。
母は物を捨てないタイプなので、在庫のゴムはことごとく伸びている。


次に必要なのが印鑑だ。
料金を引き落としにしてもらうために銀行印が要る。
だが、それがどの印鑑だかわからない。
母は物を捨てないタイプなので、古い預金通帳を調べる。
最近の通帳には印鑑がないのでかなり過去にさかのぼらなくてはならない。

あった。
今度はいくつかある印鑑の中で、それと一致するものを探す。
あった。
これは手続きをするために借りていく。


さて、あと布団や靴などを買いに行かなければならない。
実家を出る前に確認をする。
荷物を受け取るときなどに必要な印鑑はあるのだろうか。

「ここにあるよ」

と、母がテーブルの引き出しを開けた。
それは父がどう見ても必要ないモノたちを入れていた引き出しだ。
そこに安い印鑑が入っていた。

ちづるが別の物に気がついた。
『重要』と記された封筒だ。
開封してみる。

年金をもらうために返送しなければならない書類ではないか!

期限が過ぎているがさっそくちづるに書いてもらう。
なんと恐ろしいことだ。
気付かずにいたらホームに入る予算が止められてしまうところだった。
よくあの引き出しを開けたことだ。
しかもちづるがいなかったら気付かなかっただろう。

その後他の物の買い物に行った。
ついでに百円ショップでかごを買った。
もちろん『郵便物入れ』として実家に置くのだ。






↑他に隠されているものがないかヒヤヒヤなのでクリックしてね。




ヒミツ

母の物忘れがひどいので病院に連れていったら、
「脳の萎縮は年相応、テストの結果もいいし、家事ができているならひどくない。
 一応薬は出すけれど、一番の治療は会話をすること」
と診断された。
なので、薬の管理も兼ねて、平日に二回ほど夕食を一緒に食べに実家に行く。

食事をしながら母と会話をする。
母は何度も同じことを繰り返す。

「父ちゃんは今どこにおるの?
 ええ?M病院?N病院と違うんか~
 よかった~、見舞いに行ってこよかと思ったんや~
 そうか~、行かんでよかったー」


同じことを繰り返すからといって腹を立てても仕方ない。

「さっき言うたやろ」

「何回言うたらわかるんや」

と責めたところで、それがループに組み込まれていくだけだ。
だから私は何度でも同じ返事を繰り返す。
腹を立てない秘訣は、落語をやっていると思うことだ。
イメージは『くっしゃみ講釈』のコショウを買いに行く下りだ。

「なにを買いに行くんやった?」「どこへ?」「どんだけ買お?」

を繰り返す。
相手は結局腹を立てるのだが、観ているこちらは面白い。
だから、自分も面白いことに参加しているつもりになるのだ。


「父ちゃんはM病院におるよ。
 N病院は退院して、リハビリのM病院に移ったんや。
 見舞いに行ってもコロナで入れてもらえへんよ。
 そうそう、だから勝手に行ったらいかんよ」

これをひたすら繰り返す。
すると何回目かにちょっとだけ変化する。

「よかった~、見舞いに行ってこよかと思ったんや~」

「行ってもコロナで入れてもらえへんよ」

「コロナもなにも、父ちゃんおらへんのやろ」

あ、学習した。
しかもワシがたしなめられとる感じやないか。 






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描き慣れてきた