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そんな名前に誰がした

『密室黄金時代の殺人』という本を読んだ。
第二十回『このミステリーがすごい!』大賞の文庫グランプリだそうだ。
サブタイトルは『雪の館と六つのトリック』という密室殺人盛りだくさんの小説だ。

小説内でも説明されているが、密室殺人というのは時代遅れ感がある。
なによりも「なぜ密室にしなければならなかったか」という理由付けが難しい。
密室なんかを作るより、死体を見つからないところに遺棄する方が楽なはずだ。

この理由付けをこの小説では編み出した。
設定は、犯人がはっきりわかっているのに密室の謎が解けなかった殺人事件に、
無罪の判決が出た日本、だ。
つまり、密室トリックを誰にも説かれなかったら罪に問われない世界なのだ。

というわけで、この小説内では6回も密室殺人が起こる。
その内容はなかなかバラエティーに富んでいて面白い。
しかし私はそのことよりも、この作者の別の発明に感謝したい。
それは、登場人物のネーミングだ。


ミステリーには架空の人物がたくさん登場する。
小説だからありがちで地味な名前は少なくて、
突拍子もないキラキラネームの人物が多い。
この小説も「なんじゃそりゃ」な名前のオンパレードだ。
が、とても分かりやすいのだ。

とある会社社長は『社(やしろ)』
医師の『石川』、神父の『神崎』と設定が名前に含まれている。
ただし、無理やり感は否めない。

探偵の『探岡(さぐりおか)』
マネージャーの『真似井』
メイドの『迷路坂』
支配人の『詩葉井』
これならいちいち登場人物票を見なくてもだれがだれかわかるからありがたい。


もし、この小説に私が登場するとしたら、なんと名付けられるだろう。
紙屋だから『神谷』なんてかっこいい名前ならうれしい。
やっぱり『四本家』みたいなことだろうか。
そういえば大昔『こみ』という駅が愛知県にあるのを知って見に行ったことがあったっけ。
その話はまた後日。






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あわて
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[ 2023/02/07 06:27 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(4)

こみがよませてあげるから

母のことをかわいそうだと思うのは、思ったことができないところだ。
例えばガスコンロは煮詰めたり焦がしたりということが何度もあったので、
元栓を閉めて使えないようにしている。
それを「コンロの調子が悪くてみそ汁が作れない」と言っていた時は気の毒だった。
しかし最近はもう料理をすること自体を忘れてしまったようだ。

やりたいことができないのも悲しいが、やりたいことがないのも寂しそうだ。
時々見守りカメラを確認すると、母がテレビも付けずにこたつに居る。
食卓でテーブルに突っ伏していることもある。
何かヒマつぶしになるような趣味はないだろうか。

母は目に付いた活字を読みたがる習性があるので、
本を読むのが一番いいと思うのだが、それはちょっと無理だろう。
小さい文字は見えないし、読みながら忘れていくのだからどうしようもない。
マンガや絵本だったらどうだろうか。


そこで思いついたのがヨシタケシンスケさん。
私がわざわざ紹介するまでもない超人気有名絵本作家だ。
以前、小柄子ちゃんに貸してもらって3冊ほど読んだら面白かった。
絵がマンガチックだし、複雑なストーリーもない。
これなら母も読めるのではないか。

とりあえず本屋さんの絵本コーナーに行ってみた。
人気作家さんだからあるあるある。
私がいいと思っていたのは『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』だ。
母が唯一笑うお笑い芸人は『錦鯉』だ。

「あれ見て、あのぎょろ目」

と言って見ただけで大笑いしている。
見た目が面白いのが一番簡単でいいだろう。
見本があったのでちょっと読んでみたら、ちょっと母には難しそうだった。
で、選んだのが『あつかったらぬげばいい』だ。

これは本の左ページが「○○だったら」で、右が「こうすればいい」という構成だ。
いわば2コママンガみたいなものだ。
どこからでも読めるし、ストーリー性はない。
これを買って食卓に置いてきた。

母は最初、チラシや広報と同じで表紙の文字だけ読んでいた。
でも私が手に取って読んでみると、興味があるらしくのぞき込んでくる。
母の前に開いて読ませてみると、声に出して読みながらページをめくっていく。
私に「○○って書いてある」と教えてくれたりもする。

それ以来、時々目に付くと開くことがあるようだ。
昨日は私が洗い物をしているときに「こんなものがある」と紹介してくれた。
そろそろ次のを買ってこようか。
ともかく私が読んでみたいので。





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遠目
[ 2023/02/04 07:27 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(4)

ひとりイントロドン!

今日からいよいよ会社に復帰なのだが、あまり隔離されていたような感覚はない。
それというのも、毎日実家に通っていたからだ。
しかも、午前と夕方の二回ずつ。
片道20分だとしても2往復で80分もの時間を移動にかけていたことになる。

健康な時の実家行きだと、スマホの『実家行き』というフォルダの音楽を聴く。
これは私が調子が良ければなんとか歌えるという選曲集で、
もう数年、時々入れ替えをしながらこればっかりを車で流している。
しかし、コロナに感染した人は『調子が良ければなんとか歌える歌』は歌えない。
だから『曲』というすべての曲が表示されるフォルダをシャッフルで聴くことにした。

圧倒的に多いのはスーパーフライとワニマだ。
アルバムごと何枚も入っているので曲数が多いのだ。
とはいえ、もうすっかり忘れていた懐かしの曲もある。
やっぱり好きで入れた曲ばかりだから、たいていはイントロでわかるものだ。


汽車の汽笛…おお、これはちあきなおみのミュージカルみたいな歌ではないか。
「♪わた~しが~着いた~のは~ ニューオリンズの~」

でん でん でん でん でん でででん、というピアノは鬼束ちひろの『月光』だ。
「♪アイアムガッ、チャ~アイルド、この腐敗した~」

これはなんだ、私に似つかわしくないかわいらしい曲…三重の星、西野カナではないか。
「♪もしも運命の人がい~る~の~な~ら~」


おや?これは知らない曲だ。
聞いたことのないイントロの後に野太い声が流れ始めた。
「♪お~ねが~いよ~」
これはエレファントカシマシの宮本浩次のカバーアルバムの松田聖子の曲ではないか。


きんからかん、きんからかんという特徴的な前奏は、一青窈のやつだ。
「♪ええい、ああ~」

あ、これはすぐわかった、大黒摩季だ。
が、歌詞が英語だからパス。

これもすぐわかった、東京事変だ。
これは日本語だと思うけど、なに言ってるかわからないからパス。


おや?これは知らない曲だ。
聞いたことのないイントロの後に野太い声が流れ始めた。
「♪こ~い~びと~よ~」
これはエレカシの宮本浩次のカバーアルバムの『木綿のハンカチーフ』ではないか。


ああ、懐かしい柳ジョージだ。
お、わからないと思ったらダパンプの『U・S・A』の次の曲だ。
うひゃ~、元ちとせの『ワダツミの木』やないか~


おや?これは知らない曲だ。
聞いたことのないイントロの後に野太い声が流れ始めた。
「♪ジョニーが来たなら伝えてよ~」
これは宮本浩次のカバーアルバムの『ジョニーへの伝言』ではないか。

宮本浩次、押しが強いな。
あと、「♪よ~」って歌ばっかりだな。






↑のんきなこと言ってるけど雪積もってるからねクリックしてね。




歌手
[ 2023/01/25 06:57 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(5)

いつまでもテレビっ子

ああ困った困った。
何がって、観たくて録画したテレビ番組がどっさり溜っていることだ。
実家へ行く時間が多くてなかなか消化できないのに、
この正月で特番をたくさん増やしてしまった。

まずはなんといっても『紅白歌合戦』だ。
「観たい!」と思うようなアーティストはほとんどいないし、
観るとしても別に紅白でなくていいと思っているのに録画してしまっている。
で、観始めると「これどんなんやろ」とあまり興味がなくても観てしまうのだ。
飛ばし観して今半分ぐらいなので、早く観終わって消したい。

きっちり観賞しなくてはならないのはドラマだ。
私はほとんどドラマを観ないのだが、ちづるの影響で『相棒』だけ観ている。
正月は映画並みに長いのをやった。
ちょっと腰を据えて取り掛からなければならない。

大物としては、年末の『アメトーーク!』がある。
確か5時間ぐらいのスペシャルだ。
当日ちょっと観ていたので、全部観なくてもいいはずなのだが、
なぜか私とちづるの観てない部分が違うので、全部観直さなくてはならない。
お笑いは一緒に観た方がおもしろいのだ。

他にも特番がいくつかあったと思うのだが、
それ以前に録画したレギュラー番組も観て消さなければならない。
『タモリ俱楽部』は最も優先的に見て消すのでほとんど残っていない。
レギュラーの『アメトーーク』や『月曜から夜ふかし』もすぐ消化する。

たくさんあるのは『探偵ナイトスクープ』だ。
一時期3年分ぐらい溜っていたのだが、頑張って半年ぐらいまで追い付いてきた。
とはいえまだ結構ハードディスクを占領している。
『日本の話芸』の落語も結構ある。
これは私だけで観ればいいのだが、他が多いからなかなか消せない。


さらに良くない傾向が、一度観たのに「もう一回観ておきたい」と思うものだ。
それがまた長い番組なのだ。
なんといっても『M-1グランプリ』
全部じゃないけど、あのコンビとあのコンビとあのコンビだけはもう一度観ておきたい。
そう思って軒並み観直してしまうのだ。

昨日は実家から戻って『プレバト』の特番を消す予定だった。
三部構成の第一部はあまり興味がなかったのだが、当日実家でかなり観た。
実家から家へ移動で観てなかった第二部『スプレーアート』を観始めたら、
当日ちゃんと見たはずの第三部『俳句』までほとんど観てしまった。
こんなことしていたらチコちゃんに叱られるわい。





↑『ポツンと一軒家』は録画しないことに決めたのでクリックしてね。





追いかける
[ 2023/01/15 07:17 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(4)

年越し縁起よし

あけましておめでとうございます。

ということは昨日は大みそか。
午前中に実家に行き、早めのお昼を食べて帰宅。
準備と仮眠で4時半ごろに徒歩で家を出た。
伊勢市駅から5時過ぎのバスに乗り、伊勢神宮内宮のある町へ。
大みそかには大みそか寄席だ。

おかげ横丁の常夜灯は人が登らないように隠されていた。
常夜灯


大みそか寄席第二部は8時半開演。
それまでは友人宅でよい焼酎なんぞをいただいて、紅白を見ながら待たせてもらう。
焼酎


8時前に友人宅を出て、会場のすし久へ。
徒歩5分ぐらいで到着するが、すでに普段よりお客さんが多い。
落語3席のあとは、毎年恒例福引大会だ。
なんと、ちづるが手ぬぐい、私が本を当ててもらった。
当たりは全部で10もないのだからとてつもない確率だ。
福引


大みそか寄席が終わったら、内宮に行って参道のどんど火で餅を焼いて食べる。
こうすると一年間風邪をひかないと言われているのだ。
結構餅グループはたくさんいる。
餅


みそか寄席の終わったすし久では、年越し朝粥がいただける。
980円にしては豪勢だ。
おかゆ


そのあとバスで外宮に移動し、そこでほかのお宮も参拝する友人とは別れ、
タクシーで帰宅する。
時間は2時半、慌てて風呂に入って寝る。

と言う去年と同じ年越しでした。
今年もよろしくお願いいたします。






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うさぎ
[ 2023/01/01 08:20 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(16)
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