世間話

ここでは、世間話 に関する情報を紹介しています。
世の中にはすごい社長さんたちがいる。
奇抜なアイデアを出し、タイミングをうかがい、ドーンと投資して会社を大きくする。
一代で大企業を築き上げた強者もいる。

が、すごくない社長もいる。
たくさんいる。
いや、すごくない社長ばっかりだ。

困るのは、このすごくない社長たちが「自分はすごい社長だ」と勘違いしていることだ。
とんでもないタイミングでとんでもないアイデアを出し、
「やれ」と部下に命じる。
この「やれ」とは「自分の考えたアイデアを実行しろ」ではなく、
「自分の考えたアイデアを成功させろ」だ。

こういう社長には決まった口癖がある。
「だから私はこう言ったじゃないか」
本当にそういったかどうかは関係ない。
だって口癖なんだから。
ただ、物事が失敗した時にこの口癖が出る。

社員たちは、自分の会社の社長がすごくない社長だと知っている。
だから、社長が何か言いだすと「まあまあ」と納めようとする。
実はここはすごい社長とすごくない社長では変わりない。
凡人の社員は普通でないアイデアには「まあまあ」というものだ。

ただ、結果が違う。
すごい社長が行ったことはすごい結果を生み、
「まあまあ」と言った社員が「いやさすが」と驚くことになる。
すごくない社長が行ったことは、違う種類のすごい結果を生み、
社員は「そらみたことか」と思い、
社長は「だから私は言ったじゃないか」と責任逃れをする。


先ほど、社長にはすごい社長とすごくない社長がいると書いたが、
『すごい』にも二種類ある。
すごい社長もすごくない社長もすごいことを言うのだが、
この『すごい』が別の『すごい』なのだ。

すごい社長が出す、すごいアイデアは、「社長がすごい決断をなされた」と言われる。
すごくない社長が出したすごいアイデアは、社員たちが影で、
「おいおい、また社長がすごいことを言い出したでぇ」と言われる。
すごくない社長は、独断の判断で決断をし、あとでだんだんボロが出てくる。

いや、すごくない社長はもっとすごくない。
いやいや、ある意味すっごいことを言う。
矛盾とか破綻とか「え?理解してないの?」みたいなことを言う。
大抵社員は「勘弁してよ」と嘆いている。

さて、今日のこの社長論、カテゴリは『ワシのこと』ではなく『世間話』だ。
はぁ~あ。






↑無いものをしろと言われてもクリックしてね。





働きが悪そうだ
スポンサーサイト
ちづる家のお彼岸の墓参りの帰りにはいつも温泉に寄ってくる。
枕草子で日本三名泉と言われた榊原の湯と地下でつながっているであろう温泉だ。
私は体を洗わないが、それでもお肌がスベスベになる。
更にサウナで体を絞る。

ここのサウナは小さい。
座れるのは5人ぐらいだ。
この狭い密室に汗まみれのおっさんが無言で集う。
景色も見えずテレビもないのでただ時計を見ている。

サウナの時計は12分計だ。
数字は普通の時計と同じように12まであるが、短針と長針はない。
赤針と黒針というか早針と遅針というか、ともかく同じ長さの針が二本ある。
赤い針が1分で一周すると黒い針が数字一個分進む。
黒い針は12分で一周することになる。


さて、ここからはちょっとわかりにくい説明になるのでよく読むように。
この時計にも『7』という数字がある。
幸いここに表示されているのと同じような字体だ。
つまり、左側に短い縦棒が無く、横棒と斜めの直線だけで構成された『7』だ。

サウナの熱で蒸されてぼんやりこの時計を眺めていてふと考えた。
この『7』の斜め棒、回ってくる針とピッタリ重なるのではないか。
何しろ『7』は最下部にある『6』の次だ。
理屈で行けば『7』を指し示すときの針の傾斜はおよそ60度。
『7』の縦棒もそのぐらいの傾斜ではないのか。

確認できるのは遅くても数十秒後。
1分に一度は赤い針が回ってくる。
3・2・1・ピッタリ!
…だと思う。
でも早すぎて本当にピッタリなのかどうかわからない。

だったらもう一本ゆっくり来る針があるではないか。
黒い針が回ってくるのは遅くても12分以内。
スピードは赤い針の12分の1だ。
さ~~ん・にぃ~い・いぃ~ち・ピーッタリ!

なんだかささやかだが感動があった。
よくぞアラビア数字の七番目をこの形にしたことぞ。
そしてこの数字の形をこのようにデザインしたことぞ。
これこそ奇跡なのではないか。

いや、ただの偶然ではないだろう。
時計職人が何らかの手心を加えたに違いない。
この字体だってもうちょっと丸いのや横長のがあったはずだ。
そこから彼は、ピッタリ合うものをわざわざ選んだのだ。
ひょっとしたら、ピッタリ合うようにわずかながら数字が傾けてあるかもしれない。

そしてもう一つの感動は、
普通の生活の中で、リアルタイムとスローモーションを体験できたことだ。
まるでテレビの科学番組のように、一度見た映像を12分の1のスピードで、
もう一度繰り返して見られたのだ。
そういう体験ができることもあるのだなあ、と感慨を受けた。


ってなことでも考えていないと、
汗まみれのおっさんだらけの密室で黙って座ってはいられないのだ。





↑あったまったらクリックしてね。






針はオプション
ゾウは特別な動物だと思う。
たぶん記憶にも残っていないほど小さい時から、ゾウは特別だと脳に刷り込まれてきた。

ともかくゾウに似ている動物が他にいない。
例えばキリンは長い首という特徴を備えているが、全体的にはウマやシカに似ている。
サイやカバはゾウに近いようだが、やはり別物という感じだ。
何しろゾウにはインパクトの強い特徴がいっぱいある。
それをゾウ自身に訊いてみよう。

「ゾウの特徴を言えるゾウ、鼻を上げて」

「ぱお」

「はい、ゾウ田くん」

「鼻が長いです」

「そうですね、他にあるゾウ」

「ぱお」

「はい、ゾウ川さん」

「耳が大きいです」

「それも正解です、他には?」

「ぱお」

「はい、リーダーのゾウ島くん」

「体が大きいです」

「はいそうですね」

このように彼らは特徴の集合体のように特徴がたくさんある。
あまりに特徴が多すぎて些細な特徴は特徴として捉えられていない。
私は以前からもう一つの特徴に気付いていた。
それは、下クチビルがとんがっている、ということだ。
あんなにとんがった下クチビルを持った動物は他にいない。

あのクチビル、本当は鼻のように伸びたかったのではないか。
伸びよう伸びようとして前に出て行ったのだが、残念ながら伸びる素質が無かった。
鼻の方は穴が通っている。
空洞であることが伸びる理由となっているのだ。

なんであれ、下クチビルが鼻のように伸びなくてよかった。
もしそうなっていたら、動物の中で特別になり過ぎて怖くなってしまっただろう。

「みなさん、よかったですね」

「ぱお」


     ※


書くことが無くて、「よし『ゾウ』で書くぞ」と決めて、
やっぱり書くことが無くて、時間が無くなってきて、
こんなざまになりました。
まあ、休日ですから。





↑鼻でクリックしてね。






連休はゾウに乗りに
暑い夏。
「暑いと言ったら罰金ね」
なんてことを言う人もいた。
気温の辛さでも暑い時はこう言える。

最強の寒波が到来している今、
「寒いと言ったら罰金ね」
なんて言うやつはいない。
寒さの辛さはふざけていられない辛さなのだ。
ふざけるやつは首筋につららをねじこんでやる。


私の仕事場の暖房は電気ストーブ一つだ。
エアコンがあるが天井が高いので暖気が逃げていってしまう。
なので、二番目の暖房が運動で、三番目が厚着になる。
もう動くか着込むしかないのだ。

店長は寒がりだ。
ずっとパソコンを使っているので手が冷えるらしい。
両手に軍手をはめ、その上に回路を貼ってテープで留めている。
ちょっとゾンビのようだ。
少なくともパソコンを使っている人のようには見えない。

若い女子社員はなんだか薄着だ。
首回りが寒々しているので平気なのかと訊いたら、
中にヒートテックを重ね着しているのだそうだ。
ヒートテックも重ね着にして、首回りも何か巻けばもっと暖かいだろうに。
そうまで見てくれが気になるのだろうか。

店長の奥さんは事務所から出てくるとき履き物を履かないときがある。
事務所はカーペットだが、そこから出るとコンクリートの床だ。
寒がりなのに冷たくないのかと思っていたら、
「靴下を重ね過ぎて、とっさにぞうりが履けないの」
だそうだ。


先日、本社の同い年の人と話していた。
やはり、暖かくするには下半身に何かを穿いた方がいいという。
パッチ、ステテコ、ズボン下というやつだ。
太ももが暖かいとものすごく違うようだ。
彼は下に1枚プラスすると、上が2枚脱げるとまで言った。

そうだろうと思うが、私はまだそちらに手を出してはいない。
一旦それを穿くと、二度と手放せなくなるらしい。
なんだかトイレに行くとき手間がかかりそうでいやなのだ。
足の話なのに手ばかり出てくるなあ。

それに、動いて暑くなった時、上なら脱げるが下は脱げない。
となると汗をかき、今度はそれが冷える。
それに、下を脱いだ時の寒さを考えたら、いっそ穿かない方が賢明な気がする。
外に出た時寒いから室内では上着を脱いでおく、みたいな考えだ。

衣類の買い物に行くと、ちづるがニヤニヤしながら「買うか?」と誘う。
ちょっと悩んだ後、「いや、買わない」と拒否する。
はっきり言おう、まだ若いつもりなのだ。
ズボンの下に何かを穿いた時、男はおっさんになる。
そこ以外は早よからおっさんなのだが、なぜかそこを最後の砦にしているのだった





↑ポケットから手を出してクリックしてね。






首元もずいぶん違うぞ
目が覚めて、布団から出て、寝室から出て、窓から外を見る。
カラッカラだ。
雪が積もるなんて噂にウキウキしていたのにガッカリだ。

北の方や山手では大雪で苦労しているという。
雪の少ないわが三重県でも、北部中部には雪が積もっているようだ。
難儀している人には申し訳ないが、やはり雪景色には心が奪われる。
おっさんになっても、雪が積もるとテンションが上がるのだ。


母が二度、私にウソをついたことがある。
そのうちの一つは雪に関するウソだ。
高校生だった私は寝力がMAXで、起力がへなへなだった。
何度起こしても起きない私に、母は
「雪が積もっとるよ」とウソをこいた。

この魔法の呪文で飛び起きた私。
起きることは起きたが、外を見ても景色はいつも通りのカラッカラ。
母への怒りは計り知れない。
ちなみにもう一つのウソは、しゃっくりが止まらない私に、
「後ろに蜘モが!」というものだ。
しゃっくりは止まったが、その怒りは計り知れない。


だいたい私の住む三重県南部はとても雪が少ない。
本州で最も太い部分、紀伊半島の右海岸線だ。
天気予報で日本中を覆う寒波や降雪地域が地図上に示されるが、
大抵そのラインからはみ出している。
『首の皮一枚残して』という言い回しの『皮』みたいな感じだ。

いつもの居酒屋のバイト、Mえは雪が大好きだ。
近くで雪が積もったと知ると、車で出かけようとしてみんなに止められている。
金曜に飲みに行ったときは、

「こみ、土曜は仕事?」

「休みやよ」

「雪合戦しよ」

と誘われてしまった。
しかし、雪が降るかどうかは微妙だ。
Mえは、雪雪雪雪言っている。

みんなで天気予報を見ていると、天気図が出た。
なんとこの辺りが降雪範囲に含まれているではないか。
みんなが慌ててMえを呼ぶ。

「おーいMえ、この辺にも雪が降るぞ」

「うそー」とカウンターから飛び出してきて天気図を見るMえ。

「三重県どこ?」

マイナー県だけど、あんたは住んでいるんだから。





↑受験生はすべらないようにクリックしてね。






なので背景の色が無し