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派手なのに無視される

実家で母によく作るおかずと言えば、
『ダイコンとはんぺんの煮物』『サトイモと手羽の煮物』『ハクサイと牛肉の煮物』
がトップスリーだ。
野菜とたんぱく質の組み合わせが変わったり、ちくわやあげがはいったりするが、
不動のメニューと言っていいだろう。

もちろん私も実家に行ったときはこれらを食べる。
だから、健康ノートには本日の食事として記入する。
しかし、そこには省略されていることがあるのだ。

ニンジンだ。
たいていどれにでも色合いとしてニンジンが入っているのに書かない。
例えば『ハクサイと牛肉の煮物』にシメジが入ったとしたら、
『ハクサイと牛肉とシメジの煮物』と書くのに、そこにニンジンが存在してても書かない。
なぜニンジンはこんなにないがしろにされているのだろう。

さきほど「色合いとして」と書いたが、ニンジンは色合い以上にはなれないのだろうか。
栄養があるということは聞き及んでいるが、栄養よりもあのオレンジ色が重要視される。
よく考えたら、あれだけバリエーションの豊富なみそ汁でさえ、
『ニンジンのみそ汁』というのは聞いたことがない。


ここで私は、同じ赤いものとしてエビ問題を思い出した。
もちろんエビは堂々とメインを張れる食材だ。
しかし、天ぷら界でトップを誇るエビが、なぜ寿司界ではあんなにしょぼい扱いなのか。
ひょっとしたらニンジンにも料理次第で目立つことが可能なのだろうか。

とはいえ、思い出すニンジン料理と言えば、きんぴらとシリシリしかない。
シリシリが本当にシリシリだったかも自信がないほどだ。
で、これらがニンジンがメインかというと、どうもゴボウやレンコンの方が先輩感がある。
そもそもこのニンジン料理自体が、弁当の中の色合いになっている気もする。

では、野菜スティックはどうか。
アレはそもそも、他のメンバーもひっくるめて、食卓の色合いの役目がある。
その中でもニンジンはひときわ目立つ。
ただ、ここでも一番はキュウリだろう。
残念なことに、食事が終わって残されている中でも、あのオレンジ色は目立っている。
なのにあのオレンジ色は『ニンジン色』と呼ばれることはないのだ。


こうなると、逆にネガティブな考え方をしてしまうではないか。
つまり、もしニンジンがあの派手なオレンジ色でなかったら。
ああ、いかん、つい『絶滅』という最悪の言葉を連想してしまう。
だからこそニンジンはあれほど虐げられた立場でも耐え忍んでいるのではないか。

ひょっとして『ニンジン』って『忍の字』からの変化なのだろうか。






↑2月22日ってニンジンっぽいけど『猫の日』に負けるなクリックしてね。




オレンジ

一昨日赤福でしとるがな。


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[ 2023/02/22 06:54 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)

ブラックな利用法

やっぱり2月はちょいとヒマだ。
ヒマといってもやろうと思ったらいくらでもやることはある。
むしろヒマなときにやっとかねばならない仕事は多い。

残り紙が溜っていたのでメモを作ることにした。
髪の側面に糊付けをして、厚さ4~5センチに切り分ける。
百円ワゴンで売ったり、サービス品としてお客さんにさし上げたり、
時には私がもらって行って知り合いにあげたりしている。

メインは色物、厚さによって分けてある色上質紙は虹のようにカラフルで一番人気だ。
他に和風な雲竜入りの紙と、壁っぽい柄のある紙、そして黒があった。
黒メモを作るのは久しぶりだ。
役には立たないはずなのだが、ワゴンに置いておくと売れていく。

ワゴンに置くときは一言宣伝文句を添えておく。
『悪の組織用』『ブラック企業専用』『秘密を書いてもバレません』
『書いたメモは記憶しておいてください』『お相撲さん厳禁』


メモが欲しいという知り合いにあげるとき、一冊入れておくと目立つから話題になる。
以前、女の子にあげたとき、こう言われた。

「えーこんなのいつ使うの~」

「電話しながらペンを持って『誰かメモ~』と焦っている人にサッと渡すのだよ」

と教えてあげた。
これは結構ウケる。

「こんなもん、どうするんじゃー」

と言っていたおっさんにも「女の子にあげてこういうとウケる」と教えてあげた。
後日、

「こんなもんいらんって言われたやないかー」

と怒られるところまでが1セット。


しかしちゃんと使っている人もいるらしい。
ある人はわざわざ白マジックを買って普段使いにしたと言っていた。
白マジックは薄い紙には向かないと思うのだが。

一番のツワモノは若い女の子なのだが、まったく普通に使っているらしい。
仕事のメモをこの黒メモに黒いボールペンで書いて人に渡すのだそうだ。
光の加減によっては読めるから、もらった側に苦労してもらうということだ。
その方が丁寧に読むかもしれない。

できるかどうかもわからないカレンダーだが、真っ黒な月があってもええかいな。





↑黒ック、じゃなくてクリックしてね。





悪事
[ 2023/02/09 06:52 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)

真っ直ぐ出勤

最近、母がデイサービスに行く日は、朝から実家に行くようにしている。
お迎えに来てくれるスタッフさんにいろいろ負担をかけていることが分かったからだ。
食事をさせたり薬を飲ませたり着替えをさせたりを甘えていてはいけない。
なによりまず、玄関の鍵を開けておかねばならない。

そんなわけで7時過ぎに家を出て、およそ20分で実家に到着。
そこから30分ほどドタバタして、8時には実家を出なくては遅刻になる。
なかなかにあわただしい段取りだ。


さて、私の家と会社があるのは、神宮で有名な伊勢市だ。
実家があるのは水族館で有名な鳥羽市。
その道中は大きく二つの道になっている。
ひとつはちょっと遠回りだが、信号のない自動車専用道路。
もう一つは道のりが直線に近い国道だ。

伊勢市と鳥羽市の間には、夫婦岩で有名な二見町がある。
今は伊勢市に編入されているが、もともとは独立した〝町”だった。
自動車専用道路には『二見』という乗り口があり、ここから入るのが一番近い。
私は会社前の国道、通称バイパスを降りて下道を通り、
二見から自動車専用道路に乗って鳥羽市に向かうのが通常だ。


帰りも二見で自動車専用道路を降りて最短距離で帰りたい。
が、行きとはちょっと事情が違ってくる。
通勤時間のピークを迎えるタイミングでは、下道からバイパスに乗るのが大変だ。
混雑を我慢して合流したとして、私の会社はすぐそこ。
バイパスに乗ったらすぐに右車線に入り、じきに右折しなければならない。

これでは遅刻してしまう可能性がある。
なので私は裏道を使う。
二見からバイパスへ向かう途中、ちょっと田んぼの真ん中に入っていく。
この道を通ると、バイパスに乗らずに、ひょひょひょと裏街道を通り、
なぜだか会社の裏に出てくることができるのだ。

その道がこれ。

田んぼ道

朝の仕事前に通るにはとてものんびりして気持ちのいい道だ。

そしてこの道、覚えておいて損はない。
なにしろ鳥羽、二見、伊勢は観光地。
国道からバイパスに乗るところは、シーズン次第で大渋滞する道だ。
その時この道を使えば、びっくりするほど早く松阪、名古屋方面に向かえる。

ただし、見てわかる通り、対向車が来たら途方に暮れることは間違いない。
というか、このローカル道、よそから来た誰が発見できるというのだ。
しかも、ウチの会社裏に出る手前がまたべらぼうにややこしい。
シロートが手を出していい道ではないのだ。

だったら言うなや。
つーか、人に教えるなや。
教えたようで他所の人にはわからんがな。

地元の人にも他所から来たひとにも、この道を知ってる人にも知らない人にも、
みんなに嫌われるネタだったなあ。





↑地図でもとってもわかりにくいのよクリックしてね。





道
[ 2022/12/22 06:54 ] 世間話 | TB(0) | CM(3)

エンゲルダメージ

深山の木々が紅葉する季節、家計簿の数字も赤くなっていく。
なにしろ「タケダタケダタケダ」の勢いで「値上げ値上げ値上げ」なのだ。
こいつぁちょいと我々も節約なんてことを考えなければならない。

いや、すでに私は節約に貢献しているはずだ。
なにしろ今年は50回…にあと一回の休肝日をもっている。
トータルで飲んでいるお酒の量も減っているはず。
なんと奥ゆかしい生活だろう。

そしてこの夏から10時と3時のタンパク質も控えている。
時々ゆで卵やバナナや魚肉ソーセージを食べることはあるが、
ささみはめっきり食べなくなった。
先日もここに書いた通り、もう私が筋肉量をどうこうという年齢ではなくなったからだ。
というか、健康診断が近くなり、トータルのカロリーを減らさなければならないのだ。

変わらない食品といえば、毎日のヤクルトと血圧ヤクルト、ゴマ麦茶。
隔週金曜に売りに来るパン。
月に一度届けられる、元フレンチレストランのパン。
これらはとても無駄っぽいのだが節約には関係がない。
なぜなら普通のヤクルト以外は私の自腹、普通のヤクルトは母にもらっている。

他にも母にお世話になっているものといえば、干物がある。
一時期来なくなっていた魚屋さんが復活して、週一ぐらいで干物を買っているようだ。
母はこれを食べないので、私がチョイチョイもらってくる。
他にも買い物に行った時には「お前も買え、これも買え」と勧めてくれるので、
肉気や魚気やハムッ気を買ってもらったりしている。

そうそう、ダメージが大きいのは米と水だ。
以前は母が通販で定期的に買っていたので、お余りをおすそ分けしてもらっていた。
それをお断りしてしまったので主食は買わねばならないことになった。
さらに、実家の米が尽きないように気を遣っているのだ。

となるとおかずで節約しなければならない。
幸い今はサトイモが収穫できる。
あと少ししたらダイコンも採れるようになるだろう。
そして冷凍庫に大量に保存されているゴーヤだ。
この三種で春まで持たせよう。

これ以外でも、健康のために野菜ズープは続けたい。
野菜と魚は値上げよりも季節や天候の影響の方が多いはずだ。
売っているものを見て、旬の安いものを買っていれば低予算に抑えられるはずだ。


昨日の夕ごはんは、買ってきた刺身とハムカツ、野菜ズープ、ごはんを少し。
ビールと焼酎を飲んで、締めにカップ麺を食べてしまった。
カップ麺が安売りしていたからだ。






↑ウチの店も値上げで事務所は大わらわクリックしてね。




ショック
[ 2022/11/02 06:53 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)

戦場での役割

土曜日はちづると二人で実家に行く。
この日は予定が盛りだくさんだ。
13時30分からワクチン接種だし、できれば午前中にパーマ屋さんにも行かせたい。
となると母を連れてスーパーに行っている時間はない。
天気も悪いし、実家に行く前に買い物を済ませておこう。

母を連れていくときは実家のある市のスーパーに行くが、
こちらで買い物をしていくときは家の近くのスーパーに行く。
どちらも同じスーパーで、買い物はそのスーパー専用のカードでする。
お金をチャージし、買い物をするとポイントがたまるシステムだ。

ひとつ困ったことがある。
土曜日はこのスーパーのポイント5倍デーなのだ。
そのせいでとても混雑する。
母のカードで買い物している私としては、ポイントより空いている方がありがたい。
しかし、この日は台風前ということもあってか、いつもの土曜より混雑していた。

なにしろ駐車場はいっぱい、買い物用カートもほとんど置場に残ってなかった。
この日はカードの残高が心配だったのでチャージしたい。
そこで作戦を考えた。
ちづるがATMでお金を下ろしてチャージし、その間に私が買い物を進めておく。
そしてちづると合流したらレジの列に並んでもらい、私が要るものを取りに行く。


どうやらその作戦を採っている夫婦は多いようだ。
私がポカリスウェットを取りに別のレジの列近くに行ったら、

「このレジは二人いるからこの列でいい」

と奥さんに耳打ちしているおっさんがいた。
少しでも早く終わりそうなレジをスパイしに行っていたのだ。


もう買う者がないので、あとはちづるに託してレジの外に出た。
レジの向こうの荷物詰め込み台の更に向こうに手持無沙汰のおっさんたちが立っている。
彼らはスパイや物流作戦を終えたか、あるいは運転ぐらいしか役に立たないやつらだ。
私もそちらのグループに入ってちづるのレジを待つ。

私のスパイ活動が功を奏してレジは案外早く終わった。
私が選んだレジは、末端で二股に分かれていたので早く進んだのだ。
しかも我々はマイかご持参なので詰め込み作業が要らない。
隣のレジではニンジンを持ってきたおっさんが「それと違う!」と奥さんに怒られていた。
それをずらりと並んだおっさんたちが見ているのだ。

ポイント5倍デーは平日にしたらいいのに、とみんな思っていると思う。





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レジの後
[ 2022/09/18 07:31 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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