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居酒屋で

ここでは、居酒屋で に関する情報を紹介しています。
月曜日がMえの妹の誕生日だという情報を入手した。
しかし、思い出したのが当日月曜日、その日の帰りにあわててプレゼントを買った。
どうせ月曜に手渡すことはできないのだから構わない。
火曜のいつもの居酒屋か、水曜のジムでMえに渡すしかないのだ。

早い方が良さそうなものだが、私は水曜のジムで渡すことにした。
プレゼントを買ったのがホームセンターなので、そのように包まれていない。
火曜日に会社から包装紙を持ってきて梱包しよう。
居酒屋だとみている人も多いから、妙な推測をされても困る。
ジムの駐車場なら人目もない。

ただし、火曜日はいつもの居酒屋に行く日だ。
いつものように閉店近くまで飲んでいては、梱包する時間が無くなる。
早く帰ってそれだけは済ませなくてはならない。
なのに、畑の草刈りをしてから出かけたので、店に着いたのは7時前だった。


Mえが出勤してきたのが7時。
常連と「スゴイ雷雲を見た」などと話していたら、
なんと、Mえの妹が入ってきたではないか。
鬼のような形相で。

M「ありがとう~、ポーチどこにあった?」

妹「二階じゃ」

Mえの忘れ物を届けに来たらしい。
まあまあまあを十回ぐらい言って、ちょうど空いてた私の隣に座ってもらう。
お酒を飲まないのでコーラをもらい、大好物の手羽先を注文した。
家で晩ごはんを食べてきたというのに。

コーラとビールで乾杯。
もちろん、ハッピーバースデイの乾杯だ。
妹はなんかビックリした顔をしている。
ああ、やっぱりプレゼントを持ってきておけばよかった~


妹はじきに帰っていったが、私は閉店近くまでいてしまった。
遅くやってきた坊主頭Fにクレーンゲームのプレゼントをもらっちゃったから、
お付き合いしなくてはならないではないか。

遅い時間だったが、帰宅してからプレゼントを梱包した。
無地の包装紙で包み、カラフルなひもで十字に縛ってリボンを付ける。
いざという時のためにそういう小物は用意してあるのだ。
ただ、包装紙だけが品切れだった悔しさ。
水曜はそのプレゼントとジムの用意をして出勤した。


Mえから胃が痛いのでジムに行けないとLINEが入った。
実はしばらく前から体調不良でジムは控えていて、
この日から復帰するぞ、と張り切っていたのだ。
とはいえ、具合が悪いのに体を鍛えてはいけない。
どうせもう誕生日から二日も過ぎているのだから今さらあわてる必要はない。

次にMえに会うのは土曜日の居酒屋になる。
タイミングを逃すとはまさにこのことだ。
誕生日のタイミングって、その日以外にはないんだけども。







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丈夫に包め
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いつもの居酒屋に行った。
会社帰りに畑に寄って普段より遅い時間になったのだが、
カウンターにも座敷にもまだお客はいなかった。

とりあえず生ビール。
カウンターの上の大皿は、肉詰めピーマン、きんぴら、シシトウ炒めだ。
魚っ気がない。
私は魚があるならまず魚だ。

大皿は女将さんがどんどん作っていくので、まだ出てくるかもしれない。
日替わりメニューを見てみよう。
ホワイトボードにあるメニューは注文してから作るものもある。

なにっ?
『マツタケごはん』だと?

「本当のマツタケよ。土瓶蒸しもあるよ」

女将さんに言われてメニューを見なおしたら確かに土瓶蒸しも書いてある。
なんとどちらも250円だ。

「食べる?」と訊かれたが、なにしろまだ最初のビールを飲んでいる。
ごはんモノも汁物もまだタイミングではない。
とりあえず肉詰めピーマンをもらった。


スキンヘッド2号が来た。
大きなチューハイを頼んで大皿、次いで日替わりメニューを見る。

「マツタケごはん?」

そりゃそうなるだろう。
女将さんがホンモノを見せてくれた。
国産ではないということだが、ちゃんとしたマツタケだ。
おそらく誰かからのおすそ分けだろう。


ひらりんが来た。
一通り同じ反応をくりかえし、土瓶蒸しを注文した。
えらいぞ、どんなものなのか見てみたかったのだ。

「すごくいい香りがします。それに本当にマツタケも入ってる」

これで250円なら超お得商品だ。
ただし、一つだけ問題がある。

「これは、“キュウス”じゃない?」

注ぎ口があってふたがあるが、ツルがなくて片側に持つところがある。
これは“土瓶”ではなく“急須”だ。

X氏が来て、注文した。

「これは急須ですね」

やはりそうだ。
それが不満だったわけではないが、私はマツタケごはんだけいただいて帰宅した。






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悪魔か
少し前にいつもの居酒屋で酔っ払ったオーナーと口論になった。
Mえと私が仲良くすると、あの人やこの人がすねるというのだ。
そりゃ一緒にジムに行ったりしてるのだからプライベートな話もするわい。
その人やあの人が女子にウケる話をもってないから行けないのだ。

「そやけどお前、いつも一緒に帰ってくやないか!」

「お勘定してくれへんからやないか!」

確かに私はダラダラと遅くまでいるタイプだ。
でも、そろそろ帰ると言うと「もうちょっといいじゃない」と女将さんが清算してくれないのだ。
これは、徒歩で帰る私を、Mえに送ってもらいなさいという優しさだと思っている。
でもそうやってもめてしまったので、次からすぐにお勘定をするということになった。


で、先週、珍しくカウンターには常連がずらりと並んだ。
早い時間の人達が去った後、まずはスキンヘッド1号が、
「そろそろ行くわ」と席を立った。
しばらくして2号が「お勘定してー」
もう少しして坊主頭Fが「オレ帰る」
こうして私はまた一人取り残された。

しかし、ただぼんやり居残っていたのではない。
誰かが帰るたびに「しまった」と思いながらも、観察をしていた。
そして、どうして私は帰るのがヘタなのかを考えた。

まず、私はタイミングを計りすぎる。
女将さんが近くにいて、話題がちょうど切れ間になって、ホッと息が抜けた時に、
「それじゃ私もそろそろ」
といきたいのだ。

2号のように厨房の奥にいる女将さんに大声で呼びかけたり、
Fのように話の流れに関係なく突然「帰る」ということができない。
誰かが帰ると、雰囲気がざわつくのでそれが治まるのを待ってしまう。
「じゃあワシも」言えるといいのだが、そんなときはまだおつまみが残ってたりする。

結局最後の一人になってしまったのだが、約束通り言ったらすぐにお勘定してくれた。
時間は遅いのに徒歩での帰宅だ。
それでも閉店までいることを考えたらずいぶん早い。
次回こそすごく早く帰ってやる。


それが昨日だ。
1号が早めに帰った後、Fと飲んでいた。
そこへ来たのがMえ大好きX氏だ。
隣に座ったこいつが、仕事の話をし始め、自分の摂った写真を見せ始めた。
Fもうんざり顔だ。

時間は10時前、リンゴちゃんもまだ帰っていない時間だ。

「ほなおあいそ」

こいつがうっとうしいからもう帰るわ、というイメージで言った。
私にとっては、カウンター遅い組の中で一番乗りだ。
次回からもこうやって早く帰ろう。

で、家まで歩いている途中、他のメンバーを残してくると、
なにか噂されてるんじゃないかと心配になってくるのだった。






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じゃあまたね
いつもの居酒屋で一部の常連はマイ箸を使っている。
これはむかしむかしMえの誕生日を祝った時のお返しに、
彼女がみんなに買ってくれたものだ。
それぞれ柄が違っていて、私のはうさぎさんだ。
新しいバイトが入ると、まずこの箸を覚えるところから仕事が始まる。

そんな大事な箸を折ってしまったやつがいる。
坊主頭Fだ。
やつは噛んでいないと言い張るが、なんでも骨まで食っちゃうので誰も信用していない。
きっとガシガシ噛んで折ってしまったとみんなが言う。

そんなFが自分で新しい箸を買ってきた。
共通の箸になったら、常連から格落ちするような気がするのだろう。
それで見栄を張ったのか、2800円もする漆塗りの箸を買ってきた。
なんと桐箱入り、筆書き付きだ。


Mえが遅番で出勤してきた。
もちろん彼女には話を通しておかなければならない。
折っちゃったおわびもだし、新しいのを覚えてもらう必要もある。

坊F「実は新しい箸を買ったんさ」

Mえ「え~、見せて見せて~」

2号「桐箱入りの高級品やぞー」

Mえ「キリバコってなに?」

彼女には難しすぎたようだ。

2号「桐の箱さ。聞いたことないかなー」

Mえ「キリってなに?」

彼女はすべてひらがなで考えるのでこういうことがよくあるのだ。

2号「あの~……『桐だんす』とか聞いたことない?」

Mえ「どんな踊り?」


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何も進まない
先日、いつもの居酒屋で、まだこのブログに登場していないスキンヘッドに会った。
彼は十人ぐらいで宴会をしていたグループの幹事で、
聞けば近くで商売をしている顔なじみなのだそうだ。
仲間を見送った後戻って来て、カウンターで飲み直し始めた。

私の隣にいた坊主頭Fは知り合いらしく、会話をしている。
その流れでいっしょに飲み始めた。
なにしろこの三人には共通点がある。
その人は完全なスキンヘッドで、Fは坊主刈り、
そして私は超ショートなヘアスタイルだ。

えーと、そのスキンヘッドの人をここから『6号』と呼ぶことにする。
確かそのぐらいのはずなのだ。

6号は何か思いついたのかカバンの中をガサゴソ漁りながら、私に目を閉じさせた。
しばらくすると何かが頭にかぶせられる。
微調整が終ると「ハイどうぞ」と声をかけられた。
これはもしやと思いつつ、私は顔を覆っていた両手をとる。

「おおー」
どよめきが起こった。
四方八方から「こっち向いて」と言われる。
振り向くたびにさらさらと頬を撫でるものがある。
そうだ、これはサラサラヘアーのカツラなのだ。
知り合いはバカウケしている。
MえやFは写真を撮り始めた。
撮った写真をさっそくいろんな人に送っている。
ただ、周りは盛り上がっているが、私はその姿を見ることはできない。
私にもその写真を送ってもらった。

「おおー」
自分でも言ってしまった。
耳が隠れる程度の黒髪だ。
そのへんのお遊びカツラではなくて、おそらく高価なやつなのだろう。
みんなが言う通り、我ながらすごく若く見える。

首を振ってみる。
首の動きに少し遅れて感じられる遠心力。
はるか遠いかすかな記憶。
むぎわらぼうし、虫取り網、ワカメ、ひじき、マッサージ…
いろんなイメージが頭に浮かぶ。


とはいえ、こういうものは出落ちだ。
付けた瞬間が一番面白い。
その時間が過ぎたらさっさと終わりにするのが正しい。
みんなの興奮が引いて行ったら「はいおしまい」と回収された。

さよなら、またいつか。





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やりおったな