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衝撃デビュー

水曜日の夕方、そろそろワゴンを片付けようかと外に出てみると、
前の信号で見知ったおっさんが停まっていた。
いつもの居酒屋の常連、スキンヘッド1号だ。
こっそり近づいて行ったら、気配を感じて振り向いた。
自転車のカゴにはなにやら紙袋が入っている。

あっ、スマホやないか。
先日、誰の電話にも出なくなり〝生死不明”と噂された1号。
電話代を支払ってなかったから、ということになっていたのだが、
結局、古いガラケーに寿命が来ていたのだそうだ。
そして、ついにスマホデビュー。


帰宅して、その話をちづるにしていると、私のスマホが鳴った。
いつもの居酒屋のバイトМえからの電話だ。
出勤の日ではないはずだがなんだろう。

「ちょっとこみ、大事件!」

どうやらいつもの居酒屋にいるらしい。

「1号がデビューしたんよ!」

「スマホやろ」

「知っとるの?」

「さっき会社の前で会って聞いた」

スピーカーでしゃべっているらしく、
1号の「あ、そうやった」という声が聞こえた。
「ボケとるのか!」と私が思ったことを、Мえが怒鳴っているのが聞こえた。


そして金曜、Мえが休むのでAりが来ることになり、招集がかけられた。
1号は「アラームを使う」と「電話に出る」ができるようになっていた。
知り合いはLINEに入れたらしいのだが、使い方はわからないそうだ。
おっさん数人であーでもないこーでもないとやっていると電話がかかってきた。

「AりやAりや、出ろ出ろ!」

『電話に出る』はできると言っていたのだが、指がカサカサで反応しなかった。






↑統一見解は「自分の機種以外はわからない」に落ち着いたのでクリックしてね。




電波
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[ 2024/02/10 07:06 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(2)

安否

インフルエンザから復帰し、なんかの資格試験が終わった、
いつもの居酒屋のバイトМえから電話がかかってきた。

「そういうわけで、久しぶりにバイトなので飲みに来なさい」

つまり、正規のМえだろうが、臨時のAりだろうが飲みに行かねばならんのだ。
とはいえひとつ気になることがあるので私も行こうと思っていた。

それは、常連スキンヘッド1号の安否だ。
土曜日、Aりがわらび餅を渡そうと電話をしたのにつながらなかった。
出ない、ではなく「おかけになった番号は…」というやつだ。
彼は70代半ばの一人暮らし、万が一と言っても千が一ぐらいなはずだ。

わらび餅を預かった居酒屋のオーナーも何度か電話してダメだった。
同じ会社に行っている常連から、金曜は仕事に来たという証言があったらしい。
アパートの近くの常連は、土曜日に部屋の明かりが点いているのを見たという。
しかしそれはなんの確認にもならない。
むしろ深夜も昼間も点けっぱなしだったら余計怖い。

とはいえこの男、以前酔っぱらって冷蔵庫にケータイを入れてしまい、
数日連絡がつかなくなったこともあった。
電源が切りっぱなしで気付かなかったこともあった。
ちなみに、スマホではなくいまだにガラケーだ。

そういった理由で電話がつながらなかったとしても、
生きていればこの火曜には自主的に飲みに来るはずだ。
私も確認に行こう。


私が店に着いたとき、カウンターには常連が一人だけだった。
その後、Мえが出勤してきて、他の常連が2人来た。
事情を知らない常連にも説明し、やつが来るのを待つ。
やつが来るのはいつも7時ごろだ。
7時になっても来なかったらМえが電話を掛けることになっている。

みんなが酔っぱらって、そんなことを忘れかけたころ、やつが来た。
「おー」というみんなの歓声を理解できない様子だ。
なにしろ彼にしてみたら、電話がかかってきていないというだけなのだ。

原因は、どうやら料金の滞納だったらしい。
本人は引き落としにしてあるというが、以前も止められたことがあるという。
Мえが自分のスマホでAりに電話を掛け、1号とかわった。

「すいませんすいません、私が悪いです、うめあわせします」

と謝り続ける1号。
どうやら臨時の飲み会がありそうだ。





↑別の常連が転んで目の周りを青くしてたけどクリックしてね。





置手紙
[ 2024/01/31 07:01 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(4)

呼び出しリンリン

日のあるうちは暖かいと思っていたのだが、
夕方になったらゴンゴンと冷えてきてぶるぶる震える羽目になった。
ちづるにLINEでごちそうあるか確認したらないという。
では、スーパーで買い物をして帰ろう

電話が鳴ったので誰かしらと見てみたら、Aりだ。
これは「いつもの居酒屋のバイトМえが資格試験の勉強で休むので、
代りに私が行くのだから飲みに来なさい」という内容にちがいない。
それをスルーして、ちづるに「やっぱり飲みに行く」とLINEを送った。

その後でAりに「交代したな」とLINEすると、すぐに電話がかかってきて、
「なんで電話に電話で返さへんのや!」と怒られた。
Мえの代わりにバイトに入るから飲みに来い、は間違っていなかったのだが、
Мえが試験勉強だから、ではなく、Мえがインフルエンザになったからだそうだ。
試験前なのに。

どうやら今は流行っているらしい。
本社では数人が休んでいると聞いたし、
小柄子ちゃんの子供は学級閉鎖になっているそうだ。
ちなみにAりの家族は正月にみんなインフルエンザに罹り、
おせちと餅とカニはAりが一人で全部食べたそうだ。


スーパーで時間つぶしをした後、いつもの居酒屋に行くと、
カウンターには常連のアベックだけ。
私が座ってしばらくしたら、同じく呼び出されたスキンヘッド1号が来た。
あまりに寒すぎてお客は少なそうだ。

居酒屋というのは糖質制限するには具合がいい。
私が食べたのは、ブリ照りとモヤシ炒めだけだ。
照り、の部分にちょっと糖質があるが、大目に見よう。
家でなら、煮物やジャガイモやサトイモをたっぷり食べてしまうところだ。

9時ごろになって座敷にお客さんが来始めたので帰ることにした。
外はビックリするぐらい寒い。
家に着いたら凍えていた。
なにか食べなくては。

ポテトサラダと鶏のトマト煮があったのでそれでごはんを食べて一杯飲んだ。
居酒屋で日本酒を飲んだのもよくなかったのかもしれない。
今日は25分寝過ごした。






↑昨夜長袖のヒートテックを出したよクリックしてね。




ひそひそ
[ 2024/01/24 06:54 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(3)

見知らぬ宴会部長

もう2週間ほどいつもの居酒屋に行っていない。
最後に行ったのが1月9日で、この日が今年初だったのだから、
年が明けてから一回しか行っていないことになる。
事の始まりは去年の暮れだったらしい。

バイトのМえの職場の先輩二人が飲みに来たらしい。
30代の女子で、とても気さくで陽気な人たちだったようだ。
ちょうど居合わせたのが、常連のK氏とスキンヘッド1号だ。
4人で意気投合し、ずいぶんに盛り上がったという話だ。

このK氏が、二人のことをとても気に入り、
「あの日はここ数年で一番楽しかった~」
と夢見心地でつぶやいているのだそうだ。
そんな彼が「新年会をやろう」と言い出した。

言い出したのが9日だ。
その日のバイトはМえで、カウンターにはK氏と1号と私だけ。
そういった事情で「お前も来い」と言われてしまった。
「絶対におもしろいから」だそうだ。


絶対に行きたくない。
そりゃキミらは楽しく盛り上がれるだろうよ。
でも私にとってその二人は見ず知らずの二人組だ。
私は初対面の人に会うのが嫌いなのだ。

いい人だとか面白い人だとかは関係ない。
そういう判断は私自身がする。
K氏やМえから見たら、私はカウンターで隣り合った人と、
誰とでも仲良く話しているように見えるかもしれない。
しかし、それは私のセンサーで距離感を決めているのだ。

それが、いきなり新年会ということになると、
「面白くて楽しい人なんだからさあみっちり距離を詰めなさい」と命令される。
特にK氏にはそういう無神経なところがあるのだ。

というわけで、それ以来いつもの居酒屋には行かないようにしている。
幸いその人たちは週末が忙しいらしく、話は進んでいないらしい。
このまま『新年会』という概念が壊れる日まで粘るつもりだ。


それに私は今忙しい。
会社から帰宅すると、1時間かけて『3月のライオン』を1冊読む。
ともかく字が多くて読むのに時間がかかるのだ。

その後は食事をしながら録画した『孤独のグルメ』を観ている。
正月に再放送したのを全部録画したのだ。
一番長いのは690分もある。

どちらも一人ぼっちのお話だ。
私も一人にしておいてほしい。






↑スキンヘッド1号はそんなに乗り気でもないようでクリックしてね。




仲間でしょ
[ 2024/01/22 06:59 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(7)

夜は短くなった

あー、暑い、しんどい、仕事多い。
今日の仕事をいくつか明日に回したのに、もう明日の仕事も入っている。
汗だくで帰宅してシャワーを浴びる。

火曜日はいつもの居酒屋のバイトがМえの日だ。
天気予報ではこの日以外は雨マークが付いている。
家には本をくれたKYさんにプレゼントするカネゴンの焼酎がまだある。
よし、KYさんが必ず来るとは限らないが、これを持って行ってみよう。
私は焼酎を入れたリュックサックを背負って居酒屋に向かった。

カウンターはほぼいっぱい。
私の後にもう一人来て席は埋まってしまった。
こっそりのぞいた常連の某社長はあきらめて帰ってしまったようだ。
KYさんはいないが、あの人が来るのは遅い。


ふと気がついたら『なんでも鑑定団』が始まっている時間になっているではないか。
ぽろぽろとみんなが帰り、カウンターも空いてきた。
よし、私も帰ろう。
と思ったところへKYさんがやってきた。
なんとタイミングの悪い男か。

私が焼酎を取り出すと、KYさんだけでなく、もう一人の常連や店の女子も興味を持った。
バルタン星人でなくカネゴンになったいきさつを説明する。
そこから怪獣話で盛り上がる。
で、役目をはたして帰ろうとした時だ。
どこかで時間を潰していた某社長がまたやってきた。

入れ違いで帰るのは申し訳ないので、あいさつ程度の会話を交わす。
この社長、ありがたいのだけど場合によってはよくない習性がある。
食べるものをたくさん注文して分けてくれるのだ。
そうなると帰るわけにはいかない。

気がついたら11時を過ぎていた。
久しぶりの夜更かしだ。
女将さんがしみじみ言う。

「昔はこの後カラオケ行ったり、公民館で長話したりしてたのにねえ」

ああ、今朝ももう暑い。
 




↑体力の衰えを感じるわクリックしてね。





寝不足
[ 2023/09/06 06:50 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(2)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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