言葉遊び

ここでは、言葉遊び に関する情報を紹介しています。
私が書の道に足を踏み入れてからおよそ半月、
というほど大層なものではないが、何回か原稿用紙に筆ペンで字を書いた。
日本語の文字の造形美に打ちのめされ、
というほどわかったつもりにもなってはいないが、
得意な字、苦手な字というのがはっきりしてきた。

だいたい漢字は楽なものだ。
上手に書けるかどうかは別にして、どうしたらいいのか理解できる。
ヘタだった字でも、縦棒が曲がっただとか、間隔に広い狭いができたとか、
はらいが短かったとか、枠に収まらなかったとか、直す手立てがわかりやすい。

画数が多い字はなんとなく上手に見えるのだそうだ。
だから漢字はそこそこうまく見える。
ややこしいのはひらがなだ。
どうしてうまく書けないのかが理解できない。
どこをどうしたら上手な字となるのか謎なのだ。

私はひらがなを三つに分類した。
①なぜか上手に書けるひらがな。
②決して上手に書けないひらがな。
③筆文字なのにかわいくなっちゃうひらがな。

どうしてだろう、最初に書いた時からほれぼれするほどうまく書ける文字がある。
え・か・す・て・ふ、などだ。
なんというか失敗なしにいつでもうまく書けている。
相性がいいという感じだ。

これに引きかえどうしてもうまくならない字がある。
まずは画数の少ない単純な文字だ。
く・し・つ・と・ひ、などだ。
簡単なだけに形をとるのも、大きさのバランスなんかもむずかしい。
どう書けたら正解なのかもわからない。

あと、ち・ら・ろ、の最後が難しい。
シュッと最後のカーブを書くと、必ずおかしな方向に行っている。
これらの字の『つ』の部分が、巻き過ぎたり開き過ぎたり、
大きかったり小さかったりしてしまうのだ。
なんとかして。

れ、もいやだ。
最後のはらいをちょうどいい角度に持って行こうとすると、
二マス目まで伸びていってしまう。
それを直そうと早くカーブさせると貴族の襟足みたいにクルンと巻いてしまうのだ。


そして問題なのが③のかわいくなっちゃう字だ。
お・ぬ・む・ね・は・ほ・な・よ、など一回転のある字がそうなる。
回転がが大きくなってしまって丸文字みたいになってしまうのだ。
それでは書道ではない。

う・こ・の・も・ゆ・り・ん、もそうだ。
冬場のすずめみたいにふっくらして、かわいいイメージをあたえてしまう。
いっそこんな文字ばかりが並んでいるのならいいのだが、
筆文字として上手に書ける字と並ぶと違和感が半端ではない。
漢字との合わせ技もうまく決まらない。

と、列挙してみてわかったのだが、「ゆうこりん」ってうまく名付けたものだなあ。
自然とかわいく丸文字になる字ばかりで構成されているではないか。
ちなみに今日のは時事ネタではありません。





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枠に納まらないし
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物事が調子よく進んでいるときは注意しなければならない。
人間万事塞翁が馬だと天邪鬼な老人が教えてくれているではないか。
だから、なんでもかんでもトントン拍子、ってな時は自らリズムを変えるべきだ。
そうすることで不測の事態を避けることができるかもしれない。

まずはカンタンなところから裏打ちをしてみよう。
「タン・タン・タン」というリズムを「ンタ・ンタ・ンタ」にするのだ。
この場合『トントン拍子』ではなく『ントント拍子』という。
さあ、今日私がやりたいことがわかってきたね。

優雅に過ごしたければワルツのリズム。
ツンタッタツンタッタ『トントット拍子』だ。
陽気に過ごしたければ『トントトトトトトトントット拍子』に限る。
そう『笑点』のテーマだ。
吉本新喜劇の『トントトトットトントトトットトントトトントトトン拍子』もいい。

純日本風を目指すなら『エンヤトット拍子』というのもある。
辛い仕事に耐えたいなら『エンヤコーラ拍子』がいいだろう。
ジャングル秘伝の呪いをかけるのには『タムタム拍子』なんてのがある。

ツカタカツカタカツカタカツカタカ
これが何かお判りだろうか。
そう『ワニマ拍子』だ。
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
そう『デスメタル拍子』だ。


さて、こういうリズム系でものすごく難しいのがある。
タイトルも聞いたことがあるはずなのだが覚えていない。
確か“なんとかファイブ”だったと思うのだが自信がない。
そのタイトル通り5拍子、だったと思うのだが自信がない。
たぶん聴けば誰でも知っているはずだ。

ントントトトンットット ントントトトンットット
って感じの前奏から入るやつだ。
ひょっとしたら『ン』か『ト』が一つ二つ足りないかもしれない。

んーと、どうしたらわかってもらえるだろうか。
『ン』と『ト』で表現しようとしているときに『んーと』なんて入れてしまったから、
余計ややこしくなってしまった。
この『ントントトトンットット』の前奏の続きをやってみよう。

♪ちゃらりらりらららららららら るららっら~ てぃららっら~

こんな感じだ。
ううむ、通じにくい。
『ちゃらりら』では人が勝手にやり放題ではないか。
じゃあ、私が前奏後の音楽に歌詞をつけてみよう。
そうすればみんなに通じることだろう。

♪ントントトトンットット ントントトトンットット

♪とろ火で煮たイモ類を~5個食った~5個減った~

ええいもう!
こんなものが文字や文章で表せるか!
やめだやめだ!
ここまで書けたら十分だ。





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わかりにくい設定
『徹底的』という言葉がある。
「テッテイテキ」と読む。
この言葉はどうも徹底されていないような気がする。
最後の一文字『き』がバランスを損ねているのだ。

『テッテイテキ』の肝はそのリズム感にある。
なにしろ6文字中の3文字が『テ』だ。
しかも残りの3文字のうち2文字が『ッ』と『-』になる。
『イ』は『テ』の伸ばし音で『エ』と発音するのだ。

ここまでをおさらいしよう。
『テッテーテ』
ほうらこんなにリズミカル。
やっぱり『キ』が邪魔をしている。

ならばどうしたらいいか。
『テッテーテ』ほどのグルーヴ感を生かすなら、やっぱ『ケ』を持ってくるべきだ。
ベンチャーズ世代のお父さんならこの案に乗ってくれるだろう。
これから『徹底的』という言葉は『テッテーテケ』ということにしようではないか。


『雰囲気』という言葉がある。
これは「ふんいき」と読むのだが「ふいんき」だと思っている人が多いらしい。
これはそんなにきつく責められることではないように思う。
というのも『雰囲気』という言葉の持つ、茫漠としたあいまいな状態を、
「ふいんき」の方がよく表しているような気がするのだ。

「ふいん」って日本語にない「ぽいん」とか「ひゅわん」って感じがあるではないか。
どことなく、フランス語の『あんにゅい』に通じるイメージがある。
これをどうにか生かせないだろうか。

問題は最後の『き』だ。
『き』は夏のバカンスのプール横のサマーベッドとフルーツジュースのアンニュイ感を、
黒板を5本の爪で引っ掻いて打ち消すようなとんがった力を持っている。
というのも『き』はその語音だけで殺伐としているのだ。

『き』を伸ばせば「キーッ!」というヒステリックなイメージに、
「キッ」とすればにらみつける険悪なイメージになる。
ここは外国語っぽい、しかもあいまい感を持って、
『ふいんてぃ』と読もうではないか。


『のっぴきならない』という言い方がある。
いったい『のっぴき』ってなんだ。
なったりならなかったりするのもなのか。
似た言葉に『にっちもさっちもいかない』というのがある。
『にっち』や『さっち』はコンビっぽいので、互いに違う方向を指し示しているようだ。

それに引きかえ『のっぴき』は相変わらず正体が不明だ。
何しろ『のっぴきなった』状態で聞いたことがない。
「のっぴきならない状態だったがやっとのっぴきなった」とは言わない。

たぶん『き』が悪い。
省略しよう。
『のっぴかない』と言えばいいのだ。
いや、もっと短くできる。
『のぴかぬ』とすればいいではないか。


今日は土曜だが出勤だ。
だから気が立っているのだ。
しかも、ネタが無くてのぴかぬ状態だったのだ。
昨夜テッテーテケに飲んでダウン絵になりそうなふいんてぃなのをこらえているのだ。





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くらべてみよう
私は落語を聴いたりする。
どちらかというと新作より古典が好きだ。
古典といってもその時代は範囲が広い。
古くは江戸時代から、昭和のものでも古典と言われる噺は多い。
どの時代であれ、電気やエンジンや通信のない時代の風景が楽しい。

当時は今と違って、庶民の楽しみも少ない。
落語に登場するのは、芝居(歌舞伎)・相撲・花見・花火・囲碁・将棋ぐらいだ。
こういったジャンルの言葉が現代にも残っている。
つまり、語源となっているのだ。

『ダメ』という言葉がある。
この語源は囲碁だ。
『駄な目』つまり、よくない一手ということだ。
これは私もよく使う。
世間でもよく聞く、当たり前に使われる単語だ。

子供やペットを「ダメよ」なんて優しく叱っているシーンをよく見る。
「あいつの仕事のやり方はダメだ」などと酷評されている人もいる。
経験はないが、女性のこそばいところに触って「ダメ」なんて、
案外ダメでもなさそうな言い方でたしなめたりされる男性もいるらしい。
「ダメ」という言葉はこのように使い勝手がいい。

この「ダメ」が囲碁以前にはなかったのだ。
もし、誰も囲碁というゲームを発明しなかったら、今「ダメ」は使えない。
「ダメ」がない世界なんか考えられるだろうか。
「今日から『ダメ』という言葉を使っちゃダメ」と言われたらどうしたらいいのか。


ちょっと辞書で「だめ」を調べてみた。
①むだ
②してはいけない
小さい方の辞書にはこれだけしかなかった。
いや、もはや「ダメ」の意味はこれだけでは納まりきらないはずだ。

『ダメオヤジ』も『だめんず』もピンクレディの『SOS』の歌詞も使えなくなる。
歌詞といえば演歌には結構「ダメ」が出てくるのではないか。
ホントはもっと効果的なたとえをしたいのだが、
あまりに普通に使われ過ぎて「ダメ」の例が見つからない。

英語で「ダメ」はなんというのだろう。
先ほどの辞書で調べたら「useless」だそうだ。
この辞書はダメだ。
こんな単語聞いたことない。
英語なら「NO!」とか「BAD!」って意味で使われることもあるのではないか。

普段世間から「ダメ」とよく言われている私だが、
こうまで集中的に「ダメ」を使ったことは無かった。
おかげで「ダメ」の意味が理解できなくなってきた気がする。
これがひょっとして『ゲシュタルト崩壊』というやつか。
つまり、頭の中でその言葉の意味がダメになっちゃうというやつだ。






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言葉が通じるか
誰でも好きな部首の一つや二つはあるだろう。
私の予想する一番人気は『しんにょう』だ。
個人的には、今お腹が減っているので『むぎにょう』の方がそそられる。
『ごんべん』は堅苦しいし『くにがまえ』は味気ないし『のぎへん』は意味が解らない。
『サンズイ』にちょっと加工して『ヨンスイ』があったら支持するのだが。

しかし、何でも嫌いなものの方が目につくようになっている。
例えば、虫なんかは怖がっている人ほど早く見つける。
ピーマン嫌いの子供はチャーハンの中の破片でも目ざとく見つけて撤去する。
同じように膨大な文字の中でも不吉なものほど目に入ってくる。
新聞を読んでいて、ふと気づく部首といえば『やまいだれ』だ。

不思議なものだ。
『やまいだれ』は『まだれ』の斜面に何やら2本生えただけの形だ。
それだけでこんなにインパクトを与えるものだろうか。
不吉なもの、よくないものを察知して避けようとする本能だろうか。

だいたい『たれ』族はちょっと特殊な部首だ。
基本に『まだれ』がある。 
『マイワシ』『マダコ』『マカジキ』など、その種の代表を『ま』が表す。
他にそんな部首があるだろうか。
『まへん』『まがんむり』『まがまえ』『まにょう』なんて聞いたことない。

その特殊な種族の中の『やまいだれ』なのだ。
逆に考えると、なぜ『やまいへん』『やまいがんむり』『やまいがまえ』じゃないのか。
『やまいにょう』なんて、ちょっと病院の小さな窓を思い出してふさわしそうではないか。
いかん、私はちょっと『しんにょう』をひいきしすぎているようだ。


そんなわけで『やまいだれ』の漢字を調べてみたくなった。
寝床に広辞苑をどーんと置き、寝る前の読書と洒落こむ。
広辞苑の後ろの方には、画数順の漢字コーナーがあるのだ。

画数の一番少ない『やまいだれ』の漢字は『疔』だ。
なんだろうこれは。
「ちょう」という読み方しかわからない。
もっと進めてみよう。

続いて発見したのが『疚』で「やましい」と読む。
同じ画数の『疝』は『疝気の虫』で使われる字ではないか。
そこから出てくる出てくる。
『やまいだれ』の漢字で湯呑が作れそうなほどたくさんある。
つまりそれほどまでに、体の具合は人の心配の種だったのだ。

んでまた『やまいだれ』の漢字は、当たり前だが訓読みのえぐいものが多い。
今では使わないような言葉もいっぱいある。
ちょっと紹介もしにくい。
だって病気だもの。

画数が多くなってくるとすごい字がある。
ああ、うわあ、ひぃ。
ワシ、なんでこんなことしているのだろう。





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アレはヒゲだろうね