畑でカブやダイコンの間引きやサトイモの収穫の後、昼食を食べに出かけた。
いつも中華だからたまにはラーメン、と思って向かった店が臨時休業。
しかし抜け目ないワシたち、ちゃんと第二候補の店を考えていた。
伊勢市駅近くの喫茶店で鉄板ナポリタンをいただこう。
で、そちらに向かう道中で、おかしな二人乗りのバイクに遭遇した。
あ、そういえば、明日は熱田神宮から伊勢神宮への大学駅伝だ。
これは撮影のリハーサルに違いない。
その後、走っている若者を数人見かけたが、あれは選手なのだろう。
それが影響しているのかと思った大渋滞だが、そうではない。
よく考えたら三連休ではないか。
伊勢市駅前と言えば伊勢神宮の外宮の真正面、混んで当然だ。
渋滞を避けて行くと目当ての喫茶店に行くのは無理だ。
郊外の書店横の喫茶店まで避難しよう。
店は変わったけれど、目当てのナポリタンのあと、本屋で物色。
本屋さんには二種類ある。
文庫本が出版社別になっている本屋と、作家別になっている本屋だ。
私は出版社別が好みなのだが、最近はどちらでも認められるようになってきた。
ここは作家別なのだが、苦にならず『あ』から順番に見てゆく。
見ながら不満がくすぶってきた。
スーパーなら、売れセンが見やすい高さに並べられているはずだ。
なのにこの本屋では、作家のあいうえお順だから売れっ子も新人もごっちゃだ。
なんで益田ミリや三浦しおんや宮部みゆきが最下層に並べられているのだ。
私は視力がいいから、ちょっと離れても最下層の背表紙の文字は読める。
だがそれは通路の反対側の本棚にくっつかなくてはできない。
さらに、興味が沸いた本を手に取るには、痛い膝を屈伸させてしゃがまねばならないのだ。
それとは別に、私個人の問題もある。
私は一通り本棚をチェックしてから、欲しい本を取りに戻るタイプだ。
だが、最近の脳の調子では、その本を思い出せないでいる。
今日も「あの背表紙が黒い短編集」と思ったのだが、黒い背表紙を観直したがそれはなかった。
なんという作家だったか、なんというタイトルだったか、なんてことは問うだけ無駄だ。
結局、後半の本棚で見つけた一冊と、新刊のおすすめ棚の一冊を購入した。
買うかもしれないとチェックしていた本は、チェックしてないことになっていた。
でもいい、それは今度本屋に行ったときに探す楽しみができたということだ。
ただ、次に行く本屋がどういう順で並べているかはわからない。
黒い背表紙の短編集が置いてあるかどうかは不明だ。
それを私が覚えているかどうかも不明だ。

↑『恐怖の正体』もまだ読み終わってないんだけどクリックしてね。
スポンサーサイト