そりゃあ、あれだけ葉っぱばっかり食べていたら、
「私がおごってもいいから肉食いたい」
と、ちづるが言い出すのもうなずける。
最近では野菜を炒める時も、肉よりアゲやチクワを入れていた。
1パック買った豚肉の細切れがいつまでも冷蔵庫にある。
ちづるの弁当に入るのも、せいぜいウインナーか冷凍食品だ。
なんだろう、この肉度の低さ。
というわけで、昨日、発作的にちづるのおごりで焼肉に行った。
行ったのは、あの「松坂」に本店のある、地元では有名な焼肉屋だ。
とりあえず、一人3000円の『和牛コース』を注文した。
あとは単品で注文すればいい。
私は生ビール、ちづるはごはん。
肉、スタート!
どんな食べ物でもそうだが、一口目はたまらんっ!
そうだ、肉ってこうだった!
脂だとか、タレだとか、炎だとか、煙だとか、
ニオイだとか、生ビールだとか、コゲだとか、
ジュージューだとか、ゴクゴクだとか、あちちだとか。
「今日だけは 増やしてやるぜ 体脂肪」
ところが、
コースの終わりがけ、サガリとハツとホルモンとキモとナムルを追加した頃、
なんだか違和感を感じた。
脂っ気がくどいような気がしてきたのだ。
何というか、その・・・野菜が食いたいっ って。
お店が悪いのではない。
焼肉はとてもおいしい。
つまり、私の肉に対抗する能力が衰えているのだ。
一昔前では考えられないことだ。
火力はフルパワーで、網は完全に肉で埋めつくされ、
右手の箸は、肉を網に乗せるか裏返すか口に運ぶかで常に肉に触れていたし、
左手はジョッキを持つかベルトを緩めるかしていた。
飛び散る脂はお肌のパック、
煙とニオイはオーデコロン、
右手のやけどは勲章だい!
それがどうだろう、この体たらく。
やはり、肉食い力もトレーニングが必要なのだろうか。
葉っぱばっかり食べていると衰えていくのだろうか。
だとすると・・・
ウニ力もマツタケ力もメロン力もフグ力もトホホに衰えているのだろうか。
カレーパン筋とゆで卵筋と豆腐筋とバナナ筋ばっかり発達しているのだろうか。
まあ、なんだかんだで、追加したものも残さなかったし、
二人で11000円は十分食ったと考えられるのではないか。
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でも両方は流石にハラにきます。
くるっていうのは、満腹になるって事ですがね。両方楽しみたいのに、どちらかの量を減らさないと、とことん満足するだけ腹に収まりません。どっちをとるか、それが焼肉の時の悩みです。
あ、今回の焼き肉で、一万円がピュ~っと飛んでいってしまいましたね(笑)。