「○○女子高の近くのさ」
「あそこは共学になって○○学園だよ」
ある場所を説明していたらこんなことだ。
私の知らないうちにどんどん町が変わっていっている。
生活圏からはずれていると、なかなか気づかないのだ。
話し相手と年齢差があるとなおのことだ。
若い子と話していると、さっぱり通じないことがある。
『ホワイトマンション』も『梅花堂』も『世界館』も、
たしかにずっと前に無くなっている。
でも、私たちが一番場所を説明しやすいのが、
『ホワイトマンションの交差点』であり、
『梅花堂の踏切』であり、
『世界館の通り』なのだ。
なにしろ超大物もその名前を変えてしまった。
あの『ジャスコ』が、いまや『イオン』なのだ。
これがとても言いにくい。
ローカルな話題で申し訳ないのだが、
私の住んでいる地域では、ジャスコは『伊勢店』と『明和店』だった。
それぞれ、『伊勢ジャ』『明ジャ』と呼んで親しんでいた。
これが『イオン』では言いにくい。
『いせいお』『めいいお』
誰がそんな呼び方するか。
だから我々おっさんは『伊勢ジャ』『明ジャ』といまだに呼ぶ。
まだ今は若い子にも通じるが、
何年か先、イオンしか知らない世代に出会ったら、もう通じないだろう。
そもそも『ジャスコ』だってビックリだったのだ。
だって私が幼少のころは『オカダヤ』だったのだから。
逆に、若い人の言うことはさっぱりわからない。
彼らが場所を説明するときに使う目印の店を、私は全然知らない。
だって最近のお店は英語ですらないのだ。
アルファベットで横文字でも、イングリッシュとは限らない。
そんなの音で聞いて一致するはずがない。
第一看板を気にしていない。
わからないのは店ばかりではない。
最近聞いた訳の分からない言葉がある。
『キング・クリームソーダとドリームファイブのゲラゲラポーのうた」
なんやそれは。
なんやそれは。
この二度言うほどの気持ちを誰かに伝えたくても、おっさんはこれが覚えられない。
『ジャンボ・コカ・コーラとノンレムイレブンのゲゲゲのポッポ』
なんて風におぼえてしまうのだ。
なんやそれは。
↑妖怪ウォッチとひこにゃんの区別もつかないけどクリックしてね。
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さっそく検索しちゃたわ。
ユニット名と歌の題だったのね。
それも2つのユニットが組んでということなのね。
ワカランかったわ。
大丈夫、若い人は年寄から学ぶから。
と、書いてて、ワタシは今一伊勢の地理に詳しくないんで詳しいとおもわれる飼育係に聞いてみた。
「なぁ、世界館の通りってわかる?」
「しんみちのも一つ北側通り」
「梅花堂の踏切は?」
「伊勢市駅の一つ手前の踏切」
「ホワイトマンションの交差点は?」
「知らん」
「なぁ、伊勢ジャは?」
「伊勢市駅前」
ワタシら世代でも目印説明には今一ならんみたいです。