寒の戻りというやつか、急激に気温が下がった。
暑さ寒さは肌で感じるだけではない。
気温の変化によっていろんな現象が起こり、
「ああ寒くなったんだなあ」
と、目や耳や鼻で感じることがある。
マスクに湿気が戻ってきた。
人の口に戸は立てられないというが、
花粉症のマスクは口の前のサッシみたいなものだ。
外気温が下がると結露してビジャビジャになる。
口から湿気が出ているのだから仕方ないとあきらめていたが、
そういえば、暖かくなってからはマスクを取り換える回数が減っていた。
アレは結露しなくなっていたんだなあ。
人間は、基本的に濡れるのが嫌いなんだと思う。
風呂やシャワーも、本当は入りたくないんじゃないか。
「体がきれいになる」「さっぱりする」「あたたまる」
などの効果がなければ、誰も風呂に入ったりしないだろう。
当り前か。
それでも、まだ水になら濡れてもいいだろう。
世の中の水分は、『水』と『水じゃなもの』に分かれている。
『水じゃないもの』に濡れるのは勇気がいる。
「春雨じゃ、濡れてまいろう」
なんて小粋な人がいるが、これは春雨が水だからだ。
これが水じゃなかったら濡れてまいろうとは思わないだろう。
たとえば、このとき空から降っている水分が、
ピンクや黄色の色付きだったり、
地面に達した瞬間、しゅうしゅうと音と湯気を立てたりしてたら、
そこに体をさらすのはすごい勇気だ。
この状況で『春雨』でボケないぐらいの勇気だ。
今日はスーパーに買い物に行った。
清算を終えて、買い物かごからエコバッグに商品を移していたら、
何かの水分が手についた。
はて、いったい何で濡れているのだろう。
豆腐などの水っぽいものは買っていない。
露がつくような冷凍ものもない。
ドキッとしたのは、その水分に粘りがあることに気づいた時だ。
人間は粘りのある水分が苦手だ。
できたら触れたくないと思っている。
もちろん、濡れてまいらない。
濡れていたのはタマゴのパックだ。
もしやと思い確認したが、タマゴ自体は割れていない。
匂いを嗅いでみた。
匂いを嗅いだ瞬間に犯人が目に入った。
ネギだ。
白ネギの上の方に残っている緑の部分が裂けて、
中からどろりとした粘液がたれている。
白ネギは長い。
エコバッグから大幅にはみ出している。
緑の部分は半分ちぎれかけ、ぷらんぷらんしている。
うわ~、こんなものに濡れてまいりたくはない。
かといって持ってまいらないわけにはいかない。
いやー、まいったまいった。

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