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 Mえは昔、台風が好きだった。

Mえ「なあ、台風来るの? ここへ来るの?」

こみ「天気予報見てみよう。ああ、かなり近づくなあ」

Mえ「ホントに? 三重県に来る?」

こみ「だからあの天気図見てみろよ。あの円と線が台風の進路やから」

Mえ「三重県はどこなんさ!」



 Mえは大水で避難させられてから台風が嫌いになった。

Mえ「次の日曜、東京でライブなんやけど、台風大丈夫かなあ」

こみ「スマホの台風情報見てみろよ」

Mえ「こんな風になっとるけど……」

こみ「ああ、九州の方に行くやんか」

Mえ「ライブあるかなあ。バス出るかなあ」

こみ「だから九州の方に行くから」

Mえ「東京はだいじょうぶかなあ」

こみ「ほら、向こうへ行くって天気図に書いてあるやないか!」

Mえ「もう、東京はどこなんさ!」


 Aりは地理が得意らしい。

Mえ「Aりは三重県知っとったもんなあ」

Aり「北海道と青森も知っとるよ」


 Mえにも知識欲があるらしい。

Mえ「天気予報が不親切や。あの緑のとこに線引いてくれたらいいのに」

こみ「緑のとこ?」

Mえ「あの緑のとこに何県かわかるように書いてくれたらわかるのに」

こみ「緑のとこって……日本のこと?」

Mえ「そうそう」





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台風はなすり合い
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酔っ払いには三つの習性がある。
うわさ好きで、調子のりで、ええ恰好しいだ。
するとすぐこういう争いが起きる。

「おまえは口が軽いな」

「なにを言うとる。俺は人に言うたらいかんことは絶対に言わん!」

口が堅い自慢だ。
だが、この言い方をするやつは要注意だ。
結局人の秘密をしゃべってしまって、
「アレは言うてもいいこと」
と逃げるのだから。


それは別としても、この「自分は口が堅い」という宣言は、口にしてはいけないと事だ。
こんなことを言う人間を、周りの人が、
「ああ、この人は口が堅い人なんや」と思う事はない。
むしろ逆効果になるはずだ。

まず第一に「自分は秘密は洩らしませんよ」と言うと、
その背景に「だから秘密を教えてね」という気持ちがチラチラ見えるではないか。
となると、もう知りたがりにしか見えない。
知りたがりの人が口が堅いなんてことがあり得るだろうか。

そもそも、この『口が堅い』は他人に評価してもらうことだ。
「あの人は口が堅いな」と世間の人々が噂するまで我慢しなくてはいけない。
もちろん自分では本当に口が堅いと思っているのだろうが、
人がうわさするまで我慢できずに、自分でうわさにテコ入れしようとしている。

つまり、周りに「あの人は口が堅い」と思われたがっているのだ。
こういう人は、自分が口が堅いアピールをする。

「あの○○さんの秘密知ってるんでしょ、教えてよ」

と誰かに訊かれた時、

「俺は人の秘密は絶対に言わん!」

と言う。
これで相手は、

「ああ、やっぱり秘密があるんや」

と確信する。
そこは「秘密があるなんて知らないなあ」ととぼけなくてはいけない。
でも、自分が口が堅いとアピールしたい人は、
どうしても秘密を握っていることを言わなくてはならなくなるのだ。


そういうことをちゃんと理解している私は秘密があることすら漏らさない。
聞いた秘密も忘れてしまっているからだ。
秘密保持の観点で考えると、なんて安全な人間なのだろう。
だから、ね。





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悪い顔をしている
なんだか急に、格段にすずしくなった。
あの寝室が灼熱地獄の支店になっていたような日々はウソだったのか。
暑がりの私がエアコンなしで眠れるような心地いい気温だ。
あまりに心地良さ過ぎて、すぐに寝てしまうのがもったいない。
ずっと寝床にスリスリしていたい。

寝心地の良い寝床で寝ずに何をしていたらいいだろう。
ニュースでも観ようとテレビをつける。
どれもコレも何度も繰り返し見たようなニュースばかりだ。
こんな時はやはり読み物がいい。

だからといってスマホの記事を読むと寝られなくなるという。
寝ないでいたいと思っていても寝られなくなるのは困るのだ。
でもやっぱりちょっと見てしまった。
スマホ画面から寝られない光線を浴びてしまったということだ。
それを打ち消して穏やかに眠るために、活字を読まなくてはならない。


読みかけの推理小説は会社に置いて来てしまった。
確か読むのは三度目のはずなのに、第二章まで読んでまったく記憶が無い。
ということは、ここで他の小説を読んでしまったら、また記憶をなくすに違いない。
ストーリーのあるものは避けよう。

実はこんな時に読むためのものが枕元に常備してある。
一つはこういう推理小説の解説本だ。
ベスト100だとかこの本がすごいだとかいうやつで、
なぜだかこれは何度読んでも飽きることが無い。

もう一つ飽きないのが、筋トレの教本だ。
何度も読んで覚えているはずなのに、またぼんやり眺めることができる。
決して面白くないところが睡眠前にふさわしいのかもしれない。
どこででも終われるのも、寝床で読むには魅力的だ。


もう一つ、寝る前に読むのにふさわしいものがある。
カタログだ。
ちょうど昼間に行った電器店でもらってきたカタログがある。
健康管理をする腕時計みたいななものに興味を持って、もらってきたのだ。

普段は腕時計のように時間を表示している。
これがずっと心拍数や歩数を測定しているのだそうだ。
特別なトレーニングをすると勝手に運動量や消費カロリーを計測する。
それを連続何日間も記録を取っておき、変化を調べられるのだそうだ。
なんと完全防水で水泳のデータもとれるグレードもあるらしい。

寝ている間も付けていて、睡眠の質と時間を計り、セットした時間に起こしてもくれる。
体調が悪い時はそれを教えてくれるというし、他の人とデータの共有も可能だそうだ。
もちろんスマホとつながって、グラフ表示などもできる。
そのほか私には意味の分からない複雑な機能もたくさんあるらしい。

が、カタログには値段が記載されてない。
うがー、気になって寝られん。





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手間のかかるやつ
土曜出勤の後、いつもの居酒屋に飲みに行った。
でも、いつもとはちょっと違う。
いっしょに飲みに行くパートナーがいる。
それも20代前半のスレンダーな女の子。
なんでそんなことになったのかわからないが、Mえの妹とデートなのだ。

土曜日はだいたい店が忙しい。
なので開店時間に電話をかけて、カウンター2席を予約した。
女将さんは「座敷じゃなくていいの?」と言ってくれたが、
満席になった時二人で座敷を占領していては申し訳ない。
その代りカウンターの一番奥をとってもらった。

私は一旦家に帰り、着換えてから行くことにした。
店に入ると、お客は座敷とカウンターに二人ずつ。
幸いカウンターの一人はスキンヘッド1号だ。
彼はMえの妹と仲がいいので、隣に座ってもらえば他の客を封鎖できる。
すぐに彼女もやってきた。

若い女子を1号と私で挟み、3人で盛り上がる。
そのうち座敷の二人とカウンターの一人が帰って行った。
女将さんとバイトの早番Kちゃんも混ざり、5人で団らんだ。
スキンヘッド2号が来て、カウンターが4人になった。
土曜日だというのにおとなしい日だ。


Mえから妹にLINEが入った。
バイトの遅番になっているMえが店の状況を聞いてきたらしい。
みんなが入れ知恵をして、
「すっごく忙しいから早く来て~」
と返事をした。

しばらく経って、遅番の入る時間、店の電話が鳴った。
Mえが体調が悪いので休みたいらしい。
女将さんが「すっごくヒマやからいいよ」と伝える。
さっきのLINEではドキドキしていたかもしれない。

常連の出入りが2~3人あり、オーナーもやってきた。
予約電話が入り、団体が来ることになった。
タイミングの悪いことに、Kちゃんに急な用事が入り帰ることになった。
10人の団体がやってきた。
この団体を女将さんとオーナーで切り盛りしなくてはならない。

時間は10時半。
Mえの妹はお酒を飲まないので、食べるばかりでお腹いっぱいだという。
私たちが注文すると女将さん夫婦が忙しくなるばかりだ。
じゃあそろそろおいとまを、ということになった。

珍しく、すんなり帰ってきた話。





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穴あり
盆休みが終って初出勤だ。
朝食は久しぶりにごはん。
弁当の残りの焼きナスに、海苔、昆布、めかぶ納豆、アオサの味噌汁。
なんと海藻だらけなのか。

実はお盆前からやめていることが二つある。
会社で飲むコーヒーと昼食の魚肉ソーセージだ。
どちらもあまりに摂取し続けると体に良くない気がしてきたのだ。
コーヒーの代わりは水出しの緑茶。
お昼はヨーグルトを掛けた野菜とカレーパンだ。


さて、さすがは連休明け、出勤したら仕事が山のように積まれていた。
ドーンと大仕事、ではなく、細かい仕事がウジャウジャと、って感じだ。
伝票を早めに出してもらってできるものから片づけていく。
おまけにお客さんが取りに来るだの、たなの在庫を降ろせだの、
女子からの言いつけも普段より多い。

仕事がだいたい片付いた夕方、さすがにお腹が減ってきた。
この日はMえに誘われてジムに行く予定だ。
少しエネルギーを摂っておかなくてはトレーニング中にバテてしまう。
食糧庫を探してみたら『プロテイン入りバー・ヘルシーチキン味』というのがあった。
お腹が減った時食べたいものではないが、トレーニング前にはふさわしい。


ジムのオープンが6時だったので、駐車場で着替えて一番乗りした。
どのマシンでも使い放題だ。
よし、あの複雑な動きをするウォーキングマシンを30分やろう。
10分ごとに負荷を上げることにしよう。

へとへとの汗だくになった。
その後、広背筋の運動を終え、ダンベルで胸を鍛え始めたころMえが来た。
Mえがウォーキングを終えるまでに胸筋のメニューを終えなくてはならない。
やつは腕を鍛えたいので、その運動の付き合いをさせられるのだ。

腕の運動が終ると、Mえはマッサージ椅子に座る。
その間、ボーっとしていると汗で体が冷えてくる。
仕方ないので12分間のウォーキングだ。
もうダメ、体のすべてのエネルギーを使い果たした。


ビールにありついたのは8時半。
おつまみは、サラダ、サバ缶、とうふだ。
なんたるヘルシー。
なんたる低摂取高消費の一日だったのだろう。

お風呂に入る前、ワクワクしながら体重計に乗る。
ガーン!
これが盆太りというやつか。






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体が重い